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7/10

7/10 コロナの烙印を押された患者 眠れぬ夜を過ごす

 この時期が一番つらかった

 熱は相変わらず38度以上あるし、鎮痛剤が切れていると喉が痛いどころか扁桃腺が腫れて両耳の中まで痛みが走る状態。


 唾なんてとても飲み込めないので、たまるたびに吐き出して捨ててました。

 眠れる時に寝る方針とはいえ、寝付くまでには喉の痛みに耐えないといけません。


 なんとか眠るために、いろいろ試行錯誤をしてました。

 ここにその時の奇行をご紹介しましょう。


 1.壁に背を預けて眠る

 戦闘系のキャラクターが敵を警戒するためによくやる手法ですね。

 横になると唾が口いっぱいに広がりますが、上体を起こしていれば唾は下にたまるので折を見て唾を捨てれば飲み込む必要はないわけです。

 結果として飲み込むときの激痛からは逃れることはできましたが、吐き出すという行為が睡眠の邪魔となりました。

 朝が来るまでの時間稼ぎとしてはまぁまぁ役に立ったんじゃないかと思います。

 気分は朝が来るまで戦い続ける烙印の剣士みたいな感じでしたね。


 2.ハンカチを咥えて眠る

 こっちは鬼になりかけた妹にしていたスタイルですね。

 でてきた唾をハンカチにしみこませて唾を処理していきます。

 ハンカチだったりキッチンペーパーだったりいろいろ


 こっちも一定の効果はあったかな?

 朝起きると口周りが唾でベトベトするのが難点ですけどね。


 3.枕にタオルを敷いてうつ伏せで寝る

 学生の時にやった机に突っ伏して寝る方法の応用ですな。

 寝るときにでる唾は重力に任せて口からタオルに落ちていくので垂れ流しに出来ます。

 ちょっと試したのはいいけど、タオルを貫通して枕がぐっちょぐっちょになりそうだったので断念。


 最も体調が悪く、肺炎におびえながら熱と戦う時期。

 精神的にも来るものがあったのでしょうか? 横になると無性に体を動かしたくなる時期もありました。


 調べてみるとレストレスレッグス症候群なるものが本当にあるようですね。

 結果として一時的なものとしてすぐ収まりましたが、当時はこれが後遺症になったらどうしようと気が気じゃありませんでしたよ。

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