~主人公視点で語る「この時、俺はまだ知らなかった」編~
個人的な読者としての一意見を述べるだけなので、誹謗中傷や文句を言いたいだけの方はブラウザバック!(私は強くありません!)
~主人公視点で語る「この時、俺はまだ知らなかった」編~
時々一人称の文中に現れるこの文章……。
悪くはない……悪くはないんだけども、読者としては「ぽかん( ゜Д゜)」としてしまう……。
――なぜ?
一人称で語られる場合、主人公が心の声を地の文に描いていくスタンスになる。つまり、未来は基本的に分からない。分かった風に言ってしまうと、読者がふっと突き放されてしまう。(個人的な意見です。)
では、またいつものように例文を……(打ち込みながら考えてます、しばしお待ちを――)
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例文)
彼女は俺にそう言った。俺の冷めきった心に火を灯そうと懸命に言葉を繋げる。だが、俺には響かない。
「お願いします! 絶対良い結果になりますから!」
「……」
乗り気じゃない俺は黙ったまま彼女から目を逸らした。この時、俺はまだ自分の心が動かされていることに気が付いていなかったのだ。
何が個人的に違和感を感じるかと言うと……
1、「~逸らした。」という行動を表した一文から繋がって、未来的文章に繋がってしまっています。
読者からすると、
「お、主人公が未来を見据えてしまってるぞ?」
と感じてしまいます。(え、感じないですか? なら大丈夫です……)
では、どうすれば未来的文章を書いてもいいのか。
これは個人によって様々な方法があると思いますので一概には言えませんし、ましてや、ド素人の想いなので参考にもならないかもですが一応いつも通りに……
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例文)
◎パターン1
彼女は俺にそう言った。俺の冷めきった心に火を灯そうと懸命に言葉を繋げる。だが、俺には響かない。
「お願いします! 絶対良い結果になりますから!」
「……」
乗り気じゃない俺は黙ったまま彼女から目を逸らした。
この時、俺はまだ自分の心が動かされていることに気が付いていなかったのだ。
【単純に改行してみる】
◎パターン2
彼女は俺にそう言った。俺の冷めきった心に火を灯そうと懸命に言葉を繋げる。だが、俺には響かない。
「お願いします! 絶対良い結果になりますから!」
「……」
乗り気じゃない俺は黙ったまま彼女から目を逸らした。
――この時、俺は自分の心が少しずつ動かされていることに気が付いていなかった。
【ダッシュの演出で走馬灯のような一瞬を演じてみる】
個人的にはパターン2(が好きなだけ)です。
パターン1だと、一人称視点の違和感が拭いきれていないように思えます。
しかし、パターン2だと、1とは違う雰囲気を演出できるため、多少なりとも未来的文章になってもよくなるかと思います。
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以上で今回は終わろうかと思います。
どれも一緒でしたかね……。ま、まぁ、読者目線と作者目線に加えて私個人の意見が入っているのでなんともですが……。
ダッシュの演出や三点リーダなんて、人の感じ方それぞれですからね……。
これは続くのか……(疑心暗鬼)