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~私は武器屋を営んでいるしがないおっさんだ。編~

これは一個人の意見で文章の構成と詰まりを感じた所を直すにはどうすればいいかという研究所です。

読んで頂いた後に、「ああ、そんな意見もあるのね。ふーん」程度に思っていただけると幸いです。

 なろうに投稿されている小説を読んでいくと、作者のやる気、想いが伝わってくる。ただ、それが空回りしてしまったり、熱意で燃え滾ってしまって、良さが読者に伝わらないのがとても勿体ない。


 作品自体、キャラも内容も物語の展開も基本的には埋もれている作品だってランキングと変わらないくらい良いものが多い。

 ただ、何が書籍化されたものと違うのかというと、読者を意識した文章になっているか……。物語も大切だけれど、そもそも読まれなければ意味が無いように、文章の誤字脱字、詰まりや読んだ時の違和感は消さないといけない気がする。


―――――――――――――――――――――――――――

例文)

 私はこの国で武器屋を営んでいるしがないおっさんだ。今日もまた、新人の冒険者が一人、また一人と店の扉を開けて入ってくる。

―――――――――――――――――――――――――――

 上記で読者がほのかに感じる違和感を列挙する。

 1、私は~おっさんだ。までの説明口調の文章。

 2、また、~一人と店の扉を開けて入ってくる。


 武器屋の主人が説明すると、読者が感じる「え、おっさん一人で何呟いてるの?」という違和感が拭いきれない。そして、2の文章は句点の多さから間が悪くなってしまい、最後の「入ってくる」の締めがぎこちない。

 「また」を二回使用していることも読者に「詰まり」を与えてしまう要因になっている。

 上記をもし、変えるとするなら、説明口調を消して、臨場感を出さなければならない。


―――――――――――――――――――――――――――

 例文)

 武器屋を営んで十数年。次から次へと新しい冒険者たちが私の店に足を運び入れる。

 何処から来て何処へ向かうかも分からない若者たちが、武器を握り締めては去って行く。


 読みやすくなりましたかね……(個人的な意見なのでなんともです……)

 ま、まあ、それはさておき、何がどう変わったか説明を。


 1、「私は」という言葉を消すことで説明口調を緩和します。

 2、武器屋を営んでいることを端的に説明することで、次の一文へと素早く繋げる。

 3、冒険者の下りも「次から次へと」という言葉で「一人、また一人」というフレーズを変えることで、意味は一緒でも読みやすさが変わります。

 4、「店の扉を開けて入ってくる」というのも悪くはないけれど、やはり説明口調のようになってしまう。なので、「足を運び入れる」という一文で補います。


 1~4の工程を踏むことで説明口調を無くす。そうすることで、店主視点のまま、「冒険者が店に来る」ことを伝えられます。

 次の改行した文章はおまけです。一行目だけで、最初の例文を補えています。



 以上、物語の始まりについてとてつもない個人的な意見でした。

自分が文章を書くとき、修正する時を材料に更新していくと思います。

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