表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/7

冒険者ギルド登録

2話目です。主人公の能力が分かります。少しチートが混ざっていますが、他のところでバランスをとって行こうと思っています。

「到着っと〜、やっぱりデカイな、此処は。」

冒険者ギルドに到着した。冒険者ギルドは5階建てで面積もとても大きい。


「すみません、冒険者登録って此処で出来ますか?」

ギルドの1階は吹き抜けになっていてそのカウンターにいる受付けさんに話しかけた。


「はい、こちらでも出来ますよ。」

とても美人なお姉さんが受付けだった。すらっとしていて年齢は20歳位だろう。


「あの〜、冒険者登録をしに来たんですけど」


「畏まりました。では、まずステータスカードの提出と、登録料の銀貨1枚を払って下さい。もし、持っていないのでしたら、ギルドへの借金とさせて頂きます。」

この世界の貨幣は小銅貨、銅貨、小銀貨、銀貨、小金貨、金貨、白金貨で銅貨1枚で黒パン1個といったところだ。小銅貨10枚で銅貨1枚と10枚で1つ上の硬貨と交換出来る。


「あの、登録料は分かるんですけど、ステータスカードって何の為に提出するんですか?」


「ステータスカードには、その人の魔力が込められています。魔力は人それぞれ指紋の様に微妙な違いがあるので、その魔力をギルドにある魔道具に登録する事で、ギルドに登録する事が出来ます。

それとステータスカードの情報もギルドに登録する事が出来るので、ギルドランクを上げる目安とさせて頂きます。ですので月に一度ギルドにステータスカードを提出させて頂きます。」


「了解した。これでいいのか?」

ステータスカードは何で出来ているのか分からないらしく、消えろと念じると体内に吸い込まれ、現われろと念じると現われる。


「ありがとうございます。ユウキ様ですね。」


「そういや名乗って無かったなあ、お姉さんの名前はなんていうんだ?」


「私はユリアと申します。では、ステータスを拝見させて頂きます。」


俺のステータスカードにはこう記されている。


ユウキ

種族:人族

Lv1

生命力:198/200

魔力:20083/24039

筋力:127

知力:253

敏捷:106


スキル:『天眼』Lv1-『鑑定眼』Lv4

『杭術』Lv2

『身体強化』Lv2


「は、魔力2万越えっ⁉︎あなたまだレベル1よね。なんでこんな魔力値してんの?それにこのスキルも何なの『天眼』や『杭術』なんて聞いた事無いわよ。」

受付け嬢、ユリアさんが肩を思いっきり掴みながら問い掛けて来た。


「すいません、あまりバレたく無いんで、もうちょい声落としてもらってもいいですか?説明はしますんで。」


「あっ、ごめんなさい。」


「大丈夫です、気にしてないんで。え〜っと、まず俺のスキルから説明します。見て分かるように『天眼』はユニークです。

これはレベルが上がる事に派生スキルを獲得出来るタイプらしいです。

それで取得したスキルが『鑑定眼』です。

これは魔力を消費する事で見た物を鑑定する事が出来るスキルなんですが、スキルのon・offを小さい頃は制御出来なくて常時魔力を消費している状態だったんです。

そのせいで、魔力切れ状態で気絶していたのを親が寝るのが好きな子って勘違いしてたんですよ。バカな親で助かりました。

『杭術』は家にある杭を振り回してたら取得出来ました。」


「マジですか?」

ユリアさんが変な物を見るような目で見てきた。

普通はスキルはoffの状態で授かるし、常時発動のスキルは大抵魔力を必要としないので驚いたのだろう。

それにユニークスキルも千人に一人ぐらいの割合だからな。

「大マジです。」


「はあ、仕方ありませんね。では次に魔法適正を確かめさせて頂きます。」

マジか。魔法適正調べんのか。


「分かりました。」

ユリアさんが用意したのは、魔法適正を調べる道具だ。これに魔力をこめると、自分の魔法適正が分かるという魔法具だ。

ユリアさんが期待の目で見ている。俺の魔力が膨大なので期待しているのだろう。しかし結果は…


「無色ですか。…」

そうだ。俺には魔法適正が無い。普通人族は1人1属性は適正がある。魔法は火・水・風・土・光・闇の基本属性、火炎・氷・雷・神聖といった特殊魔法だ。

魔法は鍛えれば、スキルとして取得できるが無色、通称無属性魔法はスキルとして発現しない。

無属性魔法も『身体強化』や『索敵』といったスキルを取得する事が出来るがこれは魔法では無く魔力を操作する事で取得出来るので、鍛えれば誰にでも使えるスキルだ。

無色は珍しく1万人に1人といったところらしい。


「え、え〜っとそのすみませんでした。」

ユリアさんが謝ってきた。

周りで聞き耳をたてていた奴らも俺が無属性だと分かると興味を失ったらしい。それ程に無属性は価値が無いと思われている。


「気にしないでくれ、それより他にやる事はあるか?」


「あっ、すみません。ステータスカードにも冒険者登録を出来たのでギルドについて説明します。」

そう言ってステータスカードを返して、説明を始めてくれた。


「ここ冒険者ギルドでは、主に2つの事が出来るようになります。

1つ目はギルドに登録する事で迷宮ダンジョンに入る事が出来ます。迷宮に入るのは冒険者の権利ですので、冒険者なら誰にでも入る事が出来ます。

2つ目はクエストを受ける事です。クエストは自分のギルドランクより1つ上から2つ下まで受けられます。

ギルドランクとはギルドが規定した項目をクリアすれば上がり、ギルドランクは下からF・E・D・C・B・A・Sとなっています。勿論、Fランクからスタートですが上に行く程、特典なども得る事が出来るので頑張って下さい。」


「ギルドランクを上げるには例えばどんな事をすればいいんだ?」


「クエストを受けたり、迷宮の魔物の魔石やドロップアイテムを売却する事でギルドでの評価が上がります。どちらか片方だけでは無くなるべく両方をこなす様にして下さいね。」

そうかどっちか片方だけではランクは上がらないのだろう。


「それとギルドランクCからは昇格試験があるので、頑張って下さい。これでギルドについての説明を終わります。何か質問はありますか。」


「いや、大丈夫だ。ありがとう。」

こうして俺は無事ギルド登録する事が出来たのだ。

さーてようやく迷宮だ。


ステータスの説明をします。

生命力はスタミナ、HPに関係します。生命力が0=瀕死状態です。

魔力はMP、つまり魔法を使える量です。

筋力はそのままの意味で攻撃力に関係します。

知力は賢さや覚えている知識の事で、魔法の威力に関係します。

敏捷は素早さの事です。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ