初陣
2016年4月淡路島
”ジリリリリリリリリリリ……”
遠くで目覚まし時計が鳴っている音がする。
だがもう少し、そうあと5分でいいから寝ていたい。
『鉄也、いいい加減起きなさい、遅刻するわよ。』
これは……母さんの声か、どうやらのんびり眠ってるわけにはいないらしい。
「わかったよ母さん、今起きるから。」
寝ぼけ眼で俺はベッドの上で体を起こし、声の主に目を向けると、そこに立っていたのは見慣れた幼なじみの姿だった
「おはよう、鉄也ちゃん。」
少し表情を引きつらせた幼馴染がひらひらと手をふっていた。
「あ、ごめん、姫乃……おはよう。」
そう母さんは死んだんだ、4年前に。
彼女、稲田姫乃は俺の幼なじみでめんどうみの良い姉というか妹というかまあ家族のような存在だ。
童顔で背が低く今年高校一年になったにもかかわらず、たまにまだ中学生に間違われるが、大体の人間は可愛いと思うルックスの持ち主で、成績は理系が得意で文系はいまいち、体育の成績はまあ普通位だと思う。
生まれた時からずっと俺たちは隣の家に住んでいるし幼稚園、小学校、中学校、そして今日から通学する高校も一緒だ、まあクラスはずっと一緒というわけでもなかったけどな。
神戸や大阪のような大都市じゃ珍しいのかもしれないけど、ここ淡路島じゃ高校も数えるほどしかない。
学力が同程度なら同じ高校に行くのも不思議じゃないだろう。
まあ、そんな建前はともかくここは研究所の施設内の家族用住居で研究所の家族はみな同じ学校に通ってるってだけ、だからある意味では幼なじみだらけなわけだ。
とはいっても人の出入りはもちろんある、ここの研究所自体は支部の一つらしいから異動することもあるわけで、幼稚園や小学校の頃によく遊んでた奴とも会えなくなったりはしてるな。
そして俺は須王鉄也。今年高校に進学した1年生で姫之とは逆に文系は得意だけど理系はいまいち、体育の成績はかなりいいほうだ。ガタイもそこそこいいがルックスはまあ……せいぜい中の上ぐらいじゃないか。
そして俺達が今年新しく通うことになったのは御霊原高校まあ取り立てて何かが強いという訳でもない普通の高校だ、名目上は……だけどな。
「じゃあ早く着替えて降りてきて、朝ごはんで来てるから。」
そういって彼女は部屋から出て行った。
おれはあくびを一つするとベットから降りてブレザーに着替え下に降りていった。
俺の家族は父親と俺だけでその父親も務めている研究所からほとんど戻ってこない。
そして母親は4年前に死んでいる。
母親をなくして泣いてばかりいた俺を放置していた父親に変わって面倒を見てくれたのが
姫乃と姫乃のお母さんの伊奈さんだった。
俺と姫野の父親は同じ研究所に所属していて、ニュートリノとか素粒子とか量子力学とか次元構造と宇宙の構造とか空間と時間の干渉についてなんていうよくわからない分野の研究をしてるらしい。
残念ながら俺には難しくてあんまり理解できないんだが。
洗面所で歯を磨き顔を洗ってダイニングに向かうとダイニングテーブルの上には
トーストされた食パンとカリッと焼いたベーコンが乗ったケチャップの掛かったスクランブルエッグ、サニーレタスとプチトマトのイタリアンドレッシングがかかった野菜サラダとヤクルトとオレンジジュースがおいてあった。
俺は椅子を引いてテーブルに座ると彼女と、目を合わせて両手を合わせる。
「頂きます。」
「頂きます。」
スプーンでスクランブルエッグをすくい、それを口に入れると豊かなバターの風味と砂糖のやわらかな甘さが口に広がる。
「うん、美味しい。相変わらず上手だよな。卵料理って結構むずかしいのに。」
「えへへ、そうかな、そうかな?。
鉄也ちゃんが美味しいって言ってくれるなら明日も頑張っちゃうよ。」
俺のセリフに上機嫌な彼女。
実際に美味しいご飯を毎日作ってくれるのはありがたいことだ。
俺じゃあトーストと牛乳だけで終わっちまうからなぁ……。
育ちざかりの俺としてはタンパク質をおいしく料理できる姫乃は本当にありがたい。
本当にできすぎた幼なじみだ。
朝食を食べ終わると彼女は食器を軽く洗って食器洗浄機に皿などをセットして、洗浄機の蓋を閉めると洗浄機をスタートさせた。
食器も衣服も洗浄機や洗濯乾燥機が有れば自動的に綺麗にしてくれるし、掃除もロボット掃除機に任せれば床はある程度は綺麗にしてくれる。
それでも姫乃が家事を手伝ってくれるのはありがたい。
「ちょっと鉄也ちゃん、のんびりしてたら遅刻するよぉ。」
「おっと、流石に始業式から遅刻はまずいよな。」
俺たちは小走りで家を出ると俺は自転車の後ろに彼女を乗せて
学校まで自転車を走らせた。
同時刻航空自衛隊石川県小松基地
『アップルジャック!東日本方面より敵性体飛行物体が接近中です。
第303飛行隊、第306飛行隊、第501飛行隊は至急防空任務についてください。
その他総員は所定の位置についてください
これは演習ではない、くリ返す、これは演習ではない。』
パイロットスーツに着替えたパイロットたちが格納庫へ走っていた、
「くそっ、状況はどうなってるんだ」
『303飛、第1小隊、滑走路侵入を許可する。』
管制官の誘導に従ってF-15J改スーパーイーグルが3機一小隊滑走路へ出てくる。
『303飛、第1小隊、離陸を許可する。』
パイロットが誘導員に親指を立てて見せ、管制官へ返答した。
「303飛、第1小隊出るぞ!」
そしてF-15J改スーパーイーグルがアフターバーナーをたなびかせて滑走路を離陸した。
『303飛、第1小隊、離陸を確認。303飛、第2小隊、滑走路侵入を許可する。続いて離陸せよ』
管制官の指示に従って次々に戦闘機が空へ舞い上がっていった。
『防空任務へついた各機へ。
目標は京都市街へ進路をとっている。
すみやかに迎撃せよ』
「簡単に言ってくれるぜ、了解!」
・・・
淡路島
学校へ自転車を走らせている途中、街のあちこちに設置されている電光掲示板に”caution”の赤い文字が浮かび上がると共に、非常サイレンが鳴り渡った。
『只今近畿全域において空襲警報及び緊急事態条項宣言が発令されました。住民の皆様は、速やかに近くのシェルターへ避難して下さい、繰り返します。只今近畿全域において空襲警報及び緊急事態条項宣言が発令されました。住民の皆様は、速やかに近くのシェルターへ避難して下さい、繰り返します……』
俺は自転車を止め、姫野を後ろから降ろしてあたりを見渡す。
信号はすべて赤になり走っていた車はすべて乗り捨てられ、避難シェルターに人が整然と移動しているのが見える。
「ちっ、とうとうこっちにもきたのかよ」
「鉄也ちゃん、ここにいたら危ないし、早くシェルターに行こうよ。」
「ああそうだな……。」”ジリリリリリ”
といいかけたところで俺のガラケーがなった。
ちなみにわかりやすいように俺の着信音は黒電話だ。
「こんなときに電話かけてくる馬鹿は誰だよ。」
かけてきた相手を見たら父親だった。
「おいおい、何を考えてるんだ、いったい。」
通話ボタンを押して電話に出る。
「もしもし、父さん、今は非常時だろ。何のようだい?」
『鉄也、今すぐ研究所まで来てくれ』
「はあ? 無茶言うなよ。さっきも行ったろ今は非常時で信号も全部赤、バスもタクシーも何にも走っちゃいない、まさか自転車でこいっていうのか?」
『迎えは出している、シェルターに入らずそこで少し待て』
「おいおい、姫乃はどうするんだよ?」
『いっしょに連れてこい』
「はあ?」
などというやり取りをしていたら真っ赤なフェラーリFFがもすごい速度でまっすぐこちらへ走ってきた。
「おおう?!」
「きゃぁ?!」
車はドリフトしながら急ブレーキをかけて俺たちの前に止まる。
ドアを開けて中から出てきたのは俺の知っている人だった。
天照院美貴確か今は大学2年の女子大生。、
俺のいとこで腰までの長い黒髪のスタイル抜群で美人だがそそっかしくてすぐ拗ねる困った人だ。
「おまたせ、さあ乗って。」
「乗っても何も意味がわからないんだけど?」
「いけばわかるさ、迷わずいけよ」
「何で一休宗純?!」
「時間がないの、つべこべ言わずにさっさと乗って」
「鉄也ちゃん、とりあえず車に乗って中では話を聞いたほうがいいんじゃないかな?」
「それもそうか、ここで話をしてても不毛だもんな」
俺は姫野を先に車の後部座席に乗せると俺も続いて後部座席に乗り込んだ。
「ちょっと急ぐから、二人ともちゃんとシートベルトを締めてね。」
前からかけられた声に俺たち二人はうなずくと、シートベルトを締める。
「じゃあ、出すわ」
「ぐえっ」
「あうっ」
美貴姉さんがアクセルを踏むととんでもないGがかかって俺たちはシートに押し付けられた。
0-100km/h加速を3.7秒でこなし時速335km/hの最高速を誇る化け物にまともに乗ったのははじめてだが、美貴姉さんは何で涼しい顔でいられるんだ?
・・・
京都上空空域
『コチラ501飛、スカイレーダー。
これより戦闘空域に入る。各自交戦を開始せよ』
501飛行隊は早期警戒機と偵察機で構成されており
かつては浜松基地に所属していたAWACSのE-767が1機、E-2D2が2機、偵察機のRF-4E改が4機
303飛と306飛はF-15J改スーパーイーグルが18機ずつである。
「なんだありゃ?」
彼らの目の前に現れたのは空を浮遊する遮光器土偶としか言いようのないものであったが
その大きさが尋常でなかった。おそらく高さが40mから50mはあるだろう。
「303飛アルファ1より各機へ、全機攻撃を開始せよ、ありったけのミサイルをぶち込んでやれ!」
36機のイーグルがAAMを空飛ぶ土偶に一斉に発射、ミサイルは次々に命中して黒煙が上がった。
「やったか? ……うわぁぁ!」
しかし、その黒煙を切り裂くように収束された荷電粒子が土偶より発せられ、E-767を消滅させた。
さらに、土偶のあちこちから開かれたハッチより無数の小型の戦闘機が出現し、
303飛と306飛、501飛は見る間に数を減らしやがて全滅するに至ったのである。
・・・
淡路島
猛スピードで走る美貴姉さんフェラーリのおかげで研究所にはすぐ到着した。
入り口をIDカード認証で通り過ぎると車のまま大型エレベーターに入り込み、地下へ降りていく・
「で、美貴姉さん。俺たちをこんなところに連れて来てなにをさせるつもりなんだい?」
美貴姉さんがルームミラー越しに俺たちに視線を飛ばす。
「あなた達には私と一緒に戦ってもらいます」
「はぁ?戦うって、何と?どうやって?」
正直意味がわからない、俺は戦闘訓練を受けた軍人でもなければ傭兵でもない。
戦闘のプロでもない人間に一体何をさせる気だろう?
「もしかして、東日本から西日本を攻めてきてる、正体不明の軍とですか?」
姫乃が美貴姉さんにそんな問いかけをしている。
「そうよ、あれと戦えるのは私達、三貴子の神格適正者だけなの。」
「うん、言ってる意味がさっぱりわからん」
三貴子とか神格適正者とか言われても全く意味不明だ。
そんな話をしているとエレベーーターが停止し扉が開いた。
そこには電磁カタパルトに乗っている赤・白・青の妙な形をした戦闘機らしきものと
よくわからない機械群……まあたぶんメンテナンスに使うものなのだろうがあった。
そしてそこにいたのは俺が見知った顔で、
「父さん、意味がわからないから説明してもらってもいいかい?」
「今は時間がない、鉄也お前は姫乃くんとともにあれに乗れ。」
父さんがそう言って指し示したのは青い戦闘機だった。
「いやいや、俺は飛行機どころか自動車もバイクも運転したことないんだけど?」
「操縦については心配ない、お前たちの中に眠る魂が覚えている……はずだ。」
「なんか不安になる言葉を最後に付け加えないでくれないですかね?」
俺と父さんがそんなやり取りをしていると姫乃が間に入ってきた。
「鉄也ちゃん、今はおじさんの言葉に従ったほうがいいんじゃないかな?
ここで問答してていても何も解決にならないよ」
「あ、ああ、それもそうか。」
おれは父さんに向かって言葉を続けた
「で、俺達はこのままの格好で大丈夫なのか?」
「ああ、問題ない。」
「よし、姫乃行こう」
「うん」
俺達の様子を見ていた美貴姉さんも俺たちが戦闘機に向かうのを見て俺達とは別の赤い戦闘機に向かっていった。
「よし、陽光号、でれるわよ。」
どうやらもう一機の白い戦闘機にはすでにパイロットが搭乗しているらしい。
「月光号、発進準備完了、いつでもOKだ。」
俺達が向かった青い戦闘機は前後に座席が1つずつ計2つある複座式だった。
「俺が前でいいんだよな」
「うん、たぶんそうだと思う。」
俺は前の座席に、姫野は後ろの座席に座るとハーネスをしめる、ハーネスを閉めるとキャノピーが自動的にしまった。そしてコンソールに”海皇号”と表示される。
「海皇号、行けるぜ!」
父さんが腕を振り上げて指示をくだした。
『三貴神発進!』
『了解、三貴神、射出シークエンス開始。重力カタパルトコンデションオールグリーン。
進路確保。三貴神、射出します。』
「来るか?」
おれは射出の際にかかるであろうとてつもないGに備えた……が。
「ん?どういうことだ?なんともない?」
高速で打ち出される戦闘機の中にいながら全くGを感じない。
「慣性制御機構が搭載されてるのか、こいつには。」
やがて、研究所の外の空へ俺たちの乗る戦闘機は射出された。
オートパイロットでしばらく飛ぶと遠くに巨大な空飛ぶ土偶が見えてきた。
その周辺を雲霞のごとく小さな戦闘機が取り巻いている。
「合神するわ。まずは私のアマテラス……」
「いや、多数の通常兵器が相手なら私のツクヨミの方が向いている。」
「そうね、朧今回は貴女に任せるわ。」
「神核!合神!現れいでよツクヨミ!」
その言葉とともに月光号・海皇号・陽光号が不思議な光りに包まれると変形し月光号が上半身・海皇号が胴体・陽光号が脚となって巨大な中性的なフォルムのロボットへ変形した。
「なんだこりゃぁ?」
『それが我々最後の切り札サンキシンだ。』
モニターに割り込んでくる父さんの声、正直ちょっとうっとおしい。
そして現在のメインパイロットパイロットの朧が叫ぶ。
「行きなさい、天津甕星!」
その声とともにツクヨミの腰のスカート状の装甲が翻りそこから無数の輝く誘導兵器が飛びだして、それは敵の戦闘機らしきものに襲いかかっていった。
まあ、スーパーロボットというと技を叫ぶのがお約束だが音声認識型なのだろうか。
空を光線が切り裂くとともに火球が無数に発生し戦闘機はあっという間に全滅していた。
しかし、そのすきを突いて母艦らしき巨大な土偶の眼の部分から荷電粒子がこちらへ向けて放たれていた。
「やべえ、回避がまにあわなっ!」
「このツクヨミにエネルギー攻撃は効かない……月光鏡」
機体に前面に半透明な円をえがく鏡のようなものが薄っすらと現れたと思ったら、荷電粒子を的に跳ね返していた。
「なんつう反則……。」
しかし敵も馬鹿では無いようで土偶の胸の部分が隆起するとズドーンという轟音とともにミサイルとして飛来してきた。
「これも跳ね返せるのか?」
「いや無理だ、一度分離して回避するぞ。分神!」
その掛け声とともに合体していた三機の戦闘機が分離した
「っと、この後どうするんだ?」
モニター越しに他の機体に登場しているパイロットに問いかける。
「私に任せて。アマテラスでとどめを刺すわ。」
美貴姉さんが自信ありげにそういってきた。
ここは任せるのが正解かもしれない。
「了解」
「了解」
「いくわよ!神核!合神!現れいでよアマテラス!」
その言葉とともにふたたび陽光号・月光号・海皇号が不思議な光りに包まれると変形し陽光号が上半身・月光号が胴体・海皇号が脚となって巨大な女性的なフォルムのロボットへ変形した。
「さすがにもう驚かねぇぞ、どう変形すればさっきとは全然形が変わるのか理解できないが……」
『やっと現れたかアマテラス、貴様らに地上を追われたこの1万2千年の恨み、忘れたことは……』
「喰らいなさい、陽光弓!」
ぎりりと極限まで引き絞られた夕日色に光り輝く弓から矢が巨大な土偶ぬ向けて放たれそれは狙い違わず左胸に突き刺さる。
『ぐあああ!」』
とミサイルが誘爆したのか巨大な土偶は胸部から大爆発を起こしてやがて消滅した。
「……あのさ、美貴姉さん、なんか敵が言ってる間は待ってあげてもいいんじゃないのかな?」
「ばかね、戦場で長々と自分語りしてるほうが悪いのよ。」
そういえば日本の神様って結構卑怯な手で土着の神や民族を征服していったんだっけ、スサノオもヤマタノオロチに酒のませてるしな。
「それと俺の活躍の場所は?」
「無いわよ」
「無いぞ」
まじか……。
なんか納得行かないがまあ……勝ったんだし良しとしよう。
「じゃあ、分神して帰るわよ。」
「了解」
「りょーかい」
分離して戦闘機になった帰りもオートパイロットだった、結局オレはなんでこれにのる必要があったんだ?
そしたら俺の表情を見ていた美貴姉さんがモニター越しに説明してきたんだが
「なんで俺はここにいるんだろうって顔ね。
でも鉄也くん以外の人間が乗ってもそれは動かないの。
陽光号は私の、月光号は朧の、海皇号は鉄也くんの神気を
動力源としているからなのよ。」
なにげにそんな設定だったのか、え、アマテラスとツクヨミと一緒の神様って言うと俺が建速須佐之男命で、姫之が奇稲田姫ってことかよ……。
「あれ、じゃあなんで姫之が乗る必要が?」
「いやぁ、スサノオって攻撃はともかく防御はダメダメなんだからね。
ヤマタノオロチと対峙した時もクシナダを櫛にして髪にさすことによって、
魔法的な防護を得ていたでしょ。あなた達は二人で1人前なの。」
なんてこった……。
無理やり載せられた上にいきなり半人前扱いか……。
・・・
北海道某所
?「アラハバキがやられたようだな…」
?「フフフ…奴は四天王の中でも最弱…」
?「目覚めたばかりのアマテラス如きにやられるとは我ら古代神のツラ汚しよ…」
?「だが笑ってばかりも居られまい、次は誰がいく?」
オロチ「俺がいこう、俺ならばスサノヲごときに遅れはとらん」
?「あー、スサノオね…あいつ今回何もしてないけど」
オロチ「…………。」