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ドラゴニックレギオン1

ナツは片手剣、マサキは大剣、アキラは弓矢、ミツルは大盾、サイはガンブレード、ジュンは双剣がそれぞれの武器みたいだ。


ユウ『なっ?、出せたろ?、にしても近接多いなぁ脳筋かよぉ』


アキラ「それはお前もやんけ、まあわいは元弓道部やしな、でもガンブレードはおもいよらんかったな、厨二病全開って感じやな、わいは好きやけど」


サイ「だってかっこいいだろ」


ユウ『うん!!かっこいい!!!』


ユウの熱量の違いにみんなの緊張が解けた。


暁闇 《ユウのおかげで緊張が解けたみたいだな》


ユウ『そんじゃ1人づつ行ってみるか、最初ナツ行くぞ』


ナツ「あーもーわかったよ、もう腹は括った、やってやるよぉ!!」


ユウ、ナツ、暁闇は石像に向かった。


マサキ「ナツのやつあのモード入ったか」


ジュン「あいつがあぁなるの久しぶりだなぁ」


ミツル「ナツはナツで結構燃えてたんだろうな」


アキラ「せやな、あぁなったナツやったら何の問題もあらへん、よっしゃわいらも気合い入れよか!!」


「「「「おう!!」」」」


ナツが気合いを入れると周りにもそれが伝染した。

ユウ、ナツ、暁闇は石像の前に立った。


ユウ『よしっ、ナツ石像に触れてくれ』


ユウの指示でナツが石像に触れた。

石像が光り始めた。


ゴゴゴゴゴゴ、ピシッピシッ


音を立てながら石像にヒビが入る。

すると石像の表面が崩れ始めた。


ガラガラガラ、ドドドドォォォオン


〈……僕を、……呼んだのは…誰?〉


暁闇 《よう久しぶりだな春嵐しゅんらん、元気にしてたか?》


暁闇は緑の竜に話しかけた。

緑の竜の彼は春嵐、礼儀正しく、心優しい風竜だが仲間の身に危機が訪れた時感情が爆発し、仲間を傷つけた相手には容赦が無く相手が最も苦しむ殺し方を選ぶ。


春嵐 〈えっ??、暁闇さん?、無事だったんですね!!、突然いなくなったから心配してたんですよ?〉


暁闇 《いやオレもちょっと遊びに行くくらいの気持ちだったんだが戻れなくなっちまってな、まあこっちの世界の方が楽しいぜ》(笑)


春嵐 〈でも本当によかったですよ、ん?、こっちの世界?〉


暁闇 《そう、まあ異世界みたいなもんだ、こっちにはドラゴンも魔物もいないからな》


春嵐は冷静になって今自分の置かれた状況を把握し始めた。

少しの沈黙のあと。


春嵐 〈暁闇さんが口下手なのは重々承知してますが、片道切符の場所に普通は仲間呼びませんよね……〉


暁闇 《まあオレが呼んだ訳じゃないしなぁ、お前を呼んだのはそこにいる人間だぜ?》


暁闇はナツを指刺した。


春嵐 〈この人が僕を?〉


暁闇 《異世界のお前だ、力を貸してやってくんねーか?》


ナツ「ナツって言います、春嵐さんオレに力貸してくれませんか?」


春嵐 〈あっどうも、ナツさんに力をお貸しするのは全然良いんですけど、いろいろ説明お願いしてもいいですか…?〉(苦笑)


春嵐にいろいろ説明中………。


春嵐 〈大体状況は把握しました、しかし暁闇さん、なんであなたはいつもちゃんと説明してくれないんですか!!〉


暁闇 《だってめんどくさ……、春嵐なら分かってくれると思って》


春嵐 〈本音ダダ漏れじゃないっすか!!!〉


ナツ「まんまいつものオレらのやり取り……」


ユウ『似てると言うか、自分自身だから当たり前か……』


このあと見慣れた光景が続いた。


春嵐 〈はぁ、とりあえずわかりました、ナツさんこれからよろしくお願いしますね〉


ナツ「う、うん」


ユウ『ん?、ナツどうした?、嬉しくねぇのかよ』


ナツ「そりゃ嬉しいさ、でも戦闘になるかと思って気合い入れたのにちょっと拍子抜けしたと言うか……」


暁闇 《でもオレ言ったぜ?、春嵐なら力貸してくれると思うって?》


ナツ「……あっ!」


ユウ『忘れてたのかよ!』


春嵐 〈じゃあちょっと力の使い方練習しません?〉


ナツ「マジ?!、やってみたい使ってみたい!!」


何か思うところがあるのかナツが続ける。


ナツ「でもその前に敬語やめにしない?、これから俺たち相棒同士なんだしさ」(笑)


春嵐 〈そうっすね、相棒って呼ばれるとちょっと照れるっすけど、嬉しいっす〉(笑)


ナツ「じゃあ改めてよろしく、相棒!」(笑)


春嵐 〈こっちこそよろしく!〉(笑)


ナツと春嵐はグータッチした。


暁闇 《あの2人もいいコンビになりそうだな》


ユウ『あぁ、あとは任して良いだろう、早く次行こうぜ、あいつらも待ってるし……って?!』


中心にいるみんなの方を見てユウが絶句した。

何故かと言うと青い竜と白い竜が何やらみんなと話をしてるようだったからだ。


暁闇 《なんでアイツらもう出て来てるの?!》


ユウ『なんでってあいつらが勝手に呼んだんだろ?多分……』


2人で状況を把握しようと話してると白い竜と目が合った。

すると凄い勢いでこちらに突っ込んで来る。


ユウ『えっ!?、えっ?!、ちょちょちょちょ』


 〈ぎょーーあーーーーーん〉


ドォォォン


白い竜は暁闇の名前を叫びながら暁闇に抱き付き?、タックル?してきた。


暁闇 《ちょ、ちょちょっと落ち着け瑞光ずいこう!》


突然の事に焦った暁闇は白い竜の名前を呼んで話をしようとする。

白い竜の彼女は瑞光、治癒魔法に特化した光竜だが、発動までの時間は掛かるが一撃で星一つを吹き飛ばす程の魔法も使える、ちなみに暁闇を愛してる。


瑞光 〈ぎょうぅあぁぁん、いぎぃでぇだぁ〉(大泣)


ユウとナツと春嵐は耳を手で塞ぐ。


暁闇 《うわぁぁぁあ、鼓膜破れるぅぅ》


瑞光 〈ぎょゔぅぅあぁぁぁん〉(超泣)


暁闇 《ぎぃやぁぁぁああ》


カオスな状況を見て青い竜が飛んできた。

青い竜が瑞光に話掛ける。


 〈瑞光、嬉しいのは分かったから落ち着いて?、みんながあなたの声で死んじゃうわよ?〉


瑞光 〈うっ、うっ、水禍すいかーー〉(泣)


青い竜の彼女の名前は水禍、竜種の中ではお姉さん的な存在の水竜、普段は優しいが怒ると凄く怖くて、技は水災を起こすことが出来る。


瑞光は水禍の胸に顔を埋めて泣いている。


水禍 〈はぁ、よしよし〉


水禍は瑞光の頭を撫でて落ち着かせている。


暁闇 《た、助かったぁ》


水禍 〈あんたも悪いのよ、突然居なくなるから、でも無事で良かったわ〉


暁闇 《水禍ぁ、久しぶりだなぁ、マジ助かったわぁぁ》


瑞光が落ち着くまで数十分掛かった。

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