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冥闇城オニキス

アキラ「すっげぇぇえ、わいらホンマに空飛んどるで!」


ナツ「なんでアキラはなんであんなに、はしゃいでるんだ!!、オレは2回目でも慣れてなくて意識飛びそうなのにー!!!」


マサキ「大丈夫だナツお前は正常だ!、アキラは頭のネジ飛んじまってるから関係ねぇんだろうよ!、オレも意識飛びそうだもん!」


必死な2人を気にせずに暁闇が念話でミツルとサイに話かける。


暁闇 《ミツル、サイ、オレの名前は暁闇って言うんだよろしくな、今オレらが置かれてる状況を説明するわー》


「「!?」」


暁闇は念話で2人にいろいろなことを説明した、異世界のこと、ユウの中に居たこと、今世界がどういう状況に置かれているのか他の4人にしたように説明した。


ミツル「転生アニメみたいなことになってんなー」(笑)


サイ「うん」


そんな話をしながら飛んで雲を抜けると浮遊城が見えた。


ユウ 《『あれがオレらの浮遊城、冥闇城(めいあんじょう)オニキスだ』》


アキラ「すげー!、ホンマに城浮いてるやんけ!!」


ジュン「ホントにすげーよ!、あんな城みたことない!!」


ユウ 《『よーしついたぞー』》


ユウはそう言ってみんなを下ろすとゆっくりと人の姿に戻っていく。


ギィィィィ、ドン


ゆっくりと大きな扉が大きな音を立てて開くと、扉の先にはメイド服を着た美女が5人立っていた。

すると真ん中のメイド美女が口を開いた。


「お帰りなさいませユウ様」


そうメイド美女が一礼しながら挨拶すると、続いて他のメイド美女達も口を開く。


「「「「お帰りなさいませユウ様」」」」


「「「「「「!!?」」」」」」


ユウ以外がその見慣れない光景に驚いていると真ん中のメイド美女が続ける。


「ご友人の皆様もご無事で何よりでございます、私はメイド長のベガと申します、以後お見知り置きお」


ユウ『ベガよぉ、そんな堅苦しくしなくていいって言ってるじゃん』


ベガ「そういう訳にはいきません、私たちを救ってくださったユウ様のメイドとして恥ずかしい行動はできません」


ベガの返答と圧にユウは言葉を発せずにいるとベガが続ける。


ベガ「皆様、お飲み物をご用意いたしますので中へどうぞ、ご案内いたします」


ベガの案内に周りを見渡しながらユウ一行が着いていくとベガが部屋の前で足を止めた。


ベガ「こちらでございます、どうぞお入りください」


礼するベガの横を通って部屋の中に入ると大きい長テーブルと椅子が20脚並んでいた。


ミツル「これは凄すぎるだろ……」


ナツ「はぁ、なんかオレ緊張してきたわ……」


ユウ以外が部屋に驚いて見回しているとメイド美女達が飲み物を用意してくれている。

準備が整ったのかメイド達が1人1人を席に案内し椅子を引いて座らせてくれる。

みんなはそれぞれメイドにお礼を言いながら腰掛けた。


ユウ『それじゃとりあえずみんなお疲れ、みんな無事に合流出来てすごく嬉しいよ』


ユウは笑顔で言った。

みんなも自然と笑顔になる。


ジュン「しつこいかも知れないけどユウが来てくれなければオレたち死んでた本当にありがとう、これからオレ達はどうしたらいい?」


ユウ『まあみんなも気になってるだろうからこれからの流れ説明しようかな』


ユウは飲み物を一口飲んでから話始めた。


ユウ『これからオレ達は竜達に力を貸してもらう為に竜種とオレ達だけが入れる領域に行く訳なんだが、正直オレと暁闇も竜種達がどう出てくるかわからないんだよねぇ』


暁闇 《まあ、大体予想出来るやつもいるんだが、この異常事態はオレら竜種からしてもイレギュラーすぎるんだよなぁ》


マサキ「ちなみに最初から協力してくれそうなのは誰なんだ?」


暁闇 《多分ナツ、マサキ、ジュンはスムーズにいくと思うぞ》


ミツル「えっ?!、残されたオレ達は穏便にはいかないってこと…?」


暁闇 《話してみないと分からないが、ミツルとサイは心構えはしといた方がいいと思う……》


ユウ『まあ、もし戦闘になってもみんなでサポートすればどうにかなるだろぉ』


アキラ「んでわいの相棒はどう出てくるか分からんちゅーわけやな、まあわいは誰とでもすぐ仲ようなれんねん、なんとかなるやろ」


ユウ『確かにアキラなら大丈夫な気がするな』


ナツ「ちなみにその領域ってどこにあるんだ?」


ユウ『あぁ、オレの言い方も悪かったな、さっき言った領域ってのはオレら共通の精神世界みたいなもんなんだ、まあ同時に同じ夢を見る感じかなぁ』


ナツ「おっおぅ、ちなみにどうやったらその夢の中に入れるんだ?」


ユウ『あぁなるほどね、まあこうやって?』


「「「「「「?!!」」」」」」


ベガ「皆様いってらっしゃいませ」


ユウが言い終わるとみんなの視界が暗くなった、暗黒の先から一点の光が近づいてきて今度は光に包まれた。


パッ、


気がつくとそこは遺跡のようなドーム状の広場で、みんなはその中心に立っていた。


ユウ『なっ、普通に来れただろ?』


「「「「「「だ、か、ら」」」」」」


「「「「「「説明!!!」」」」」」


『いやぁ、みんなリラックス出来てたし、説明めんどくさいし、見せた方が早いと思ったし、説明めんどくさいしさぁ』ニヤァ


「「「「「「本音がダダ漏れじゃねぇか!!!」」」」」」


ナツ「しかも説明めんどくさいって2回も!!」


ドォォォオン


ユウがみんなにつっ込まれていると大きな黒竜が着地してきた。


暁闇 《まあまあみんな落ち着けって、ここがさっき言ってたオレ達の領域、ドラゴニックレギオンだ》


「「「「「「そのまんまじゃねぇか!!!」」」」」」


暁闇 《結構気に入ってるのになぁ、それにオレのこの姿見てるんだからちょっとくらい驚いてくれてもいいんじゃね?》


ユウ『まあまあ暁闇、そんなに気を落とすなってあいつらもそれどころじゃ無いんだろう、あんまり気にすんな』


「「「「「「オメェが言うな!!!」」」」」」


悪びれる様子の無いユウにみんながブチギレている。


サイ「ん?、おい周り見てみろ」


「「「「「?」」」」」


サイに言われてみんなが周りを見てみると、6体の竜の石像が周りに並んでいた。


ナツ「これってもしかしてオレ達の相棒の石像か?」


ユウ『ナツ、感がいいじゃん』(笑)


暁闇 《あぁ、それぞれ相棒の石像に触れればつながりが出来て多分向こうから来てくれると思うぜ》(笑)


マサキ「来てくれるのは分かったけど、武器も何も無いのにどうするんだ?」


ユウ『それに関しては大丈夫だ、ここはオレ達の領域、お前らが心で念じるだけで出てくるぞ?』


暁闇 《これに関してはやってみた方が早いぞ、まあやってみろ》


念じるだけで武器が出て来るという信じ難い言葉に、半信半疑だが暁闇の提案もあって試してみることにした一同。

するとそれぞれが念じた武器が出現した。


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