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第四話 -不信感あるわ-

「ご主人?」

ナツはしばらく手足をカニの如くうねうねさせた後、自身の体が落下していないことを確認し、ピンク色の髪の妖精にそう訊ねた。


(はあ、これだから新参者は困るのよねぇ)

という感じの態度で

「主人様は"この世界"に来るのは初めてですか?」

答えた。


「初めてなので優しくしてください」


「… 帰っていいでしょうか?」

どうやら冗談は通じないタイプのようだ


「ごめんなさい」


「一回しか言わないのでよく聞いてくださいませ。この世界は鏡の世界、ご主人様が住んでいる世界の表側の世界です」


「ちょっと待てよ、俺の住んでる世界は裏側だって言うのか?」


「その通りでございます。少々難しい話なのですが、少し例え話をしましょう。

まず手鏡をイメージして下さいませ。鏡に映った自分は決して自身の意志に反する行動は行いません。

ほぼほぼ同時とはいえ、鏡を持った自分が行動した結果が鏡に映ります。因果の関係がそこには存在していると言えます。

語弊を恐れず言いますと、鏡を持っている側が上位の存在で、映っている側が下位の存在なのです。

ご主人様は裏側の、映っている側の世界からやってきた、ということになります。」


「ちょっと待てよ、じゃあ元の世界の俺は今どうなってるんだよ」


「さぁ、どうでしょうか…」


「そもそもお前は一体何者だ?ご主人ご主人言いやがって」


「私はあなた様の上位存在のあなたのご主人様です。これで理解できますでしょうか?」


「なるほど、俺と表裏一体の関係のやつのしもべなのか」


「私のご主人様を"やつ"などと呼ばないでくださいませ。

私のご主人様の名前は -----」


秋耕 悛  アキコウシュン


そうピンク髪の妖精は告げ、悲しそうな顔をしていた。



夏畑駿の上位互換が秋耕悛って…

夏が秋になって畑を耕してるみたいな?シュンも微妙に漢字違うし本当に鏡世界なのかよここ…


せやな感あるわ…

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