8.道具屋と肉串
さて、道具屋まで来たわけだが。
ここもギルドと同じく店内に入った段階でアイコンから商品を購入することができるようだ。
やはりカウンターにいる美人店員に人が群がっている。このゲームをギャルゲーかなんかと勘違いしてるんじゃなかろうか。いや何やろうが自由だからこれも正しい遊び方なのかね。
んで肝心の商品なわけだが
▶道具屋
・初心者用HPポーション 100G
▶初心者用のHP回復ポーション。HP100回復。
・初心者用MPポーション 100G
▶初心者用のMPポーション。MP60回復。
・初心者用力の秘薬 300G
▶初心者用の秘薬。30分間STR+5。重複不可。
・初心者用知能の秘薬 300G
▶初心者用知能の秘薬。30分間INT+5。重複不可。
・初心者用速度の秘薬 300G
▶初心者用速度の秘薬。30分間AGI+5。重複不可。
・ピッケル 500G
▶一般的なピッケル。鉱物を採取できるようになる。使用可能 5/5
・虫網 500G
▶一般的な虫網。虫を採取できるようになる。使用可能 5/5
やっぱ虫網あったな。てか秘薬なんてのもあんのか。これから森に行くつもりだしその辺も充実させておきたいな。
えっとHP・MPポーションは結局まだ使ってないから買わなくていいとして、力の秘薬を2個、速度の秘薬を2個、ピッケルと虫網も2個づつ持ってりゃ行けるかな。
しめて3200G。残りは5504G。まだ余裕はあるな。この先何に使うことになるかわからんしとりあえず残しておこう。
さて、鍛冶屋からのメッセージはまだ届かないしやりたかったこと終わらせるかな。
だがその前に俺はあの屋台で食べた肉の味が忘れられねぇ・・・
前と同じ店で肉串を買って頬張りつつ屋台のおばちゃんに気になってたことを聞いてみる。
「なーおばちゃん。ここってこの兎の肉持ち込んだら安くなったりすんの?」
「馬鹿言っちゃいけないよ、何人冒険者がいると思ってるんだい。そんなことしてたらあっという間にこの町の飲食店はつぶれちまうよ。」
「ああ、そりゃそうだよな・・・変なこと言って悪かった。」
「まぁいいんだけどさ。最近多いんだよねぇそういうこと言ってくる冒険者。」
同じこと考える奴はやっぱいるもんだな・・・。
「ん。うまかったよおばちゃん。また寄るだろうからそん時はまた食わせてくれ。」
「いつでもいらっしゃいな。腕によりをかけて作るからね。」
露店のおばちゃんと別れ、この町を出るときはなんとかあの肉串をインベントリに保管して持っていけないだろうかなどと益体もないことを考えつつ、俺は本来の目的である情報収集をFFOのネット掲示板で行うためログアウトの手続きをとるのだった。
トゥルトゥルトゥトゥトゥデュ~
ネ「やめて!無理やりな予定の掲示板回のせいで執筆担当の思考回路が焼き払われたら執筆をしているビャッコの精神まで燃え尽きてしまう!」
ネ「お願い!死なないでビャッコ!お前がここで倒れたら俺との小説はどうなっちゃうの!」
ネ「体力はまだ残っている!この掲示板回さえ終わればあなたは考えなくてすむんだから!」
ネ「次回、執筆担当死す!デュエルスタンバイ!」