6.検証
再び町の外の草原にやってきていた俺はまたしても兎やら蛇やらと戦っていた。
「かわり映えしねぇなぁ」
そんなことをつぶやきつつ現在のターゲットである兎3羽の集まりを黙々と屠っていた。
3羽いた兎の1羽を狩り終えさぁ次の一匹と斬りかかった時。
頭のあたりを初心者のダガーがとらえたところ、兎のHPがMAXからいきなり全損した。
ん・・・一発で仕留められた?
Lvでも上がったのかね?
とりあえずもう一羽終わらせてしまおう。
最後の一羽は一撃で倒れることもなく普通に2発で終わった。
んー。2羽目のあれはなんだったんだろうか。
ステータス見てもLv上がってなかったし、即死系のスキルなんかも新しく増えてたわけじゃないしな。
ひょっとしてこのゲーム・・・敵に弱点部位とか存在すんのか?
そうじゃなかったらさっきのあれわけわからんしな。
・・・検証してみるとするか。
お、ちょうどいいところに一羽発見。さっそくやってみるか。
まずは普通に考えて頭からだろうな。角に当たらないように注意しながら。
「はっ!」
角の右側あたりに命中。HPバーは普通に2/3だけ削れた。
ここじゃないな。
とりあえずもう用はないからサクッと処理してっと。
また一羽見つけた。さっきは頭だったから今度は・・・首か?
結構集中力使う検証だな・・・。
んじゃいつもどうり突進をよけてから。
今回はダガーを逆手にもって兎の左側に身をかわし、下から上に振りぬくように。
「せいっ!」
ダガーの刃は兎の喉元から入り首の後ろから抜けるような軌跡を残した。
そして兎のHPバーは見事全損していた。
おっしゃ!ここで正解みたいだな!
それから何度か調整しながら検証していったところ、兎は首周りに弱点部位が存在することが確かとなった。
それにしてもこまけーなこのゲーム・・・なんで頭はダメで首ならいいんだよそこになんのこだわりがあるんだよこえーよ。
なんにしても兎は首を狙えば一撃で狩れることが分かったから積極的に狙っていくとしよう。
んでもって、兎に存在するならほかのモンスターにも当然あるよな?
結構細かいところまで調整いるから疲れるけど、あるんだったら知りたいよなー弱点部位。
がんばって探してみるとしますか。
蛇は普通に頭でした。しょーもな。
そんなこんなでLvが5まで上がっていた。するとスキルに面白そうなものが追加されていた。
残りステータスポイント:3
NAME:ラメント Lv.5
種族:<人族>
JOB:<>
HP:1400(+2)
MP:700(+0)
STR:180(+4)+20
VIT:155(+1)+25
INT:120(+0)
MND:155(+1)+25
AGI:185(+5)+15
LUK:11(+1)
物理攻撃力 228
魔法攻撃力 32
物理防御力 230
魔法防御力 88
<スキル>
短剣術 Lv.2 必殺 Lv.1 回避 Lv.1
必殺・・・か。必殺技って必ず殺す技なのに死なないこと多いよな。
効果はどんなもんだろ
必殺Lv.1:エネミーの弱点部位を攻撃した時、ダメージ倍率5%増加。
おーいいじゃないの。Lv.1で5%だったらこれ育てていけば主力として使っていけそうだな。
・・・狙える敵ばかりだといいんだけど。
残りステータスポイント:0
NAME:ラメント Lv.5
種族:<人族>
JOB:<>
HP:1600(+4)
MP:700(+0)
STR:190(+5)+20
VIT:155(+1)+25
INT:120(+0)
MND:155(+1)+25
AGI:185(+5)+15
LUK:11(+1)
物理攻撃力 234
魔法攻撃力 32
物理防御力 230
魔法防御力 88
<スキル>
短剣術 Lv.2 必殺 Lv.1 回避 Lv.1
敵の攻撃はまだ食らってないんだけど、なんか不安だしHPに2、あとはせっかく必殺のスキルもらったし狩りの効率上げるためにSTRに1。
まぁこんなもんでいいだろ。
クエストもあらかた終わったし、そろそろ武器も新調したいし、いったん町に戻って休憩かな。
なんだかんだ検証でも疲れたしな。
執「小説書かないと(午前0時付近)」
ネ「は?俺もう寝たいんだけど」
執「書いといたほうがいいんじゃないの?とは言っておく」
ネ「わりーけど俺は眠いからねるわー。明日書こう。」
執「まぁお前がそれでいいんならそれで」
~3時間後~
ネ「これ次の話書けたな・・・」
執「ほんとだよ」
以上、昨日の投稿がなかった理由でした。
二人してアプリゲーやってた模様。