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面接の話

 グーグルで「面接 心理」と検索してくると面接で使える心理学!というものが多数出てくる。しかし、学術的な意味での(検索して出てくるような○○心理などではなく、科学的根拠を用いて実証された研究結果による)心理学では面接は何の意味もないということは全くと言っていいほど知られていない。


 面接官は面接のプロであり、たった20分話しただけでその人の全てがわかる!などど言っているが本当にそうだろうか。答えは否。そんなことができるのであれば心理学などという学問は存在しなくていいだろう。


 もし仮にそんなことができるとすれば、心理学ではなく面接学という学問が発達しているだろう。全てがわかるのだから心の変化など面接官に任せてしまえばいい。

 カウンセリングがなぜ時間をかけて何度も行うかを考えれば答えは明白である。短い時間では何もわからないからである。


 ではなぜ、面接官は面接の意味が無いということを認めないのだろうか。その理由の一つに確証バイアスというものがある。


 確証バイアスとは個人の先入観に基づいて他者を観察し、自分に都合のいい情報だけを集めて、それにより自己の先入観を補強するという現象である。


 つまり面接官は何もわかっていないのに自分の都合のいいように解釈し、自分は間違っていない、正しいのだというバイアスを強固していくのである。そしてそれが凝り固まり引き継がれていった結果が今の世の中である。


 面接で落ち続けている就活生が社会心理学に関わるものに面接に関して相談すれば100人いれば100人こう答えるだろう「面接なんてあてにならない、ただその面接官があなたをたまたま気に入らなかっただけだ」と。


 いやいや、これでは何も解決していないではないかと思うかもしれないが社会心理学に関わるものとしてはそう答えるしかない。強いて言えるとすれば面接において重要なのはコミュニケーション能力に尽きるということだ。


 面接では自己PRが大事だ!とうたっているかもしれないが、主張する力と同じくらい大事なものが存在する。それは聴く力である。何よりも主張を押すばかりで人の話を聞けない学生が多い。面接のことで嘆くのであればまずは他者の主張に耳を傾けてみることから始めてはどうだろうか。


 採用試験に落ちて相談にのってほしいという人はアドバイスをしたとしても聞く耳を持たないことが多い。(これも一種の確証バイアスである)まずは他者の主張を聞き、そのうえで主張をすることを強くおすすめする。

血液型診断というもの確証バイアスであるということを書こうとしましたが力つきましたので明日以降に。。。

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