リーヴル
光の天使 リーヴル
始まりの十人で、マルクトという、セフィロートの中で領土も広く、多くの人々が住まう都市を築いた人物です。
ひねくれ者というか、悪戯っぽい言動、茶化すような物言いがあって、それがロワのみならず、時には神までをも翻弄するようなところがある天使らしくない天使です。
「氷の剣士」では物語の最後を引っ掻き回してくれました。
闇の女神は嫌っているというよりおちょくっているので、どちらかというと、女神から嫌われている模様。
ただ、彼が築いたマルクトは王国都市というだけあって、秩序に満ちていて、整然としています。セフィロートの都市の中で唯一、はっきりと王政が敷かれている都市で、もちろん、民の意見も取り入れた政治というものが行われていました。
リーヴルは書物、本という意味を表します。魔王の襲来を受けるまでは平和で秩序に満ちていたマルクトは書物に描かれるような都市であったのでしょう。
リーヴルの能力は魔力の無効化。魔力というか、攻撃の意志を持つ攻撃を無力化します。回復魔法など、攻撃の意志を持たない魔法やダートは使えます。
何故、リーヴルがこのような強力無比な能力を得たか、詳細は不明ですが、おそらく、セフィロート十都市の中で一番まともな人間の住まう都市を作り上げたからでしょう。