リー
慈愛に満ちた者 リー
始まりの十人の一人で控えめな性格をしており、争い事を好まないため、セフィロートの中でも一番領地が少ないケセドを司る使徒です。
彼は地道に自給自足をすることをよしとし、人は少ないながらも、その民を養える最低限の農耕地を得て、民同士に助け合いの精神を持たせるという[慈愛]の都市であるケセドに相応しい性格をしています。
争い事を嫌うため、生命の神が時折もたらすダートの力を宿す者をあまりケセドの地にはもたらしてほしくないと嘆願していました。
ただ、魔王侵攻にあたり、本当に必要なのは慈愛であるという生命の神の説得から、リアンをダートの使い手とすることを渋々ながらに了承した、というのが裏話にあります。
リーはフランス語で米という意味です。人間は穀物があればある程度生きていけます。争いを好まないリーは必要最小限の食糧を確保できればいい、という考えを持っていたため、この名に相応しい人物と言えるでしょう。
ティファレトのスリジエとはその辺の話が合い仲睦まじい様子。
顕現することはほとんどありませんが、彼の能力は人間の悪意を善意に変えるというものです。けれど、リーは争い事はそれを引き起こした本人たちが解決するべき、と考えているので、顕現して力を発揮することはありません。
容姿は白髪に憂いを帯びた藍色の瞳。シャツに茶色のカーディガンを合わせています。翼は一対です。




