ケテル
神殿都市 ケテル
生命の神を奉る神殿がある都市。セフィロートではマルクトの次に土地面積が広いです。
生命の神の神殿には、多くの修道女や司祭が勤めています。
ケテルはマルクトとは違いますが、一種王政のようなところがあり、ケテルの行政は神殿の頂点に立ち、生命の神のお告げを伝える力を持つ教皇によって進められます。
神殿があることもあり、民は全体的に生命の神への信仰心が強く、また、神よりの使者とされるダートの使い手も崇める傾向にあります。もちろん、各都市に存在する守護天使の存在も信じています。
そんなケテルの輝かしい生活の裏には当然影があります。それが魔女差別というものです。
ケテルはかつて、魔力を大量に持つ女がその魔力をもって悪事をはたらいたために、神殿崩落の危機に陥りました。そのためにダートがもたらされるほど、事態は深刻で、現在の神殿はその騒動の後、何百年もかけて再築されたものです。
その騒動以来、「魔力を大量に持つ女」というものを警戒し、差別するようになりました。人間は元々魔力保有量が少ないため、魔力を大量に持つ人物が生まれるのは稀です。稀故に、警戒しています。
その警戒が差別を生んで、ケテルでは女の魔法使いのことを魔女と呼んで差別します。
故に、ケテル出身の女魔法使いに「魔女」というのは禁句とされています。
ケテルは[王冠]のセフィラーです。




