リアン
氷の剣士 リアン
「氷の剣士は炎の勇者に立ち向かう」の主人公です。魔法ではない特別な力、ダートを操り戦います。
リアンのダートは冷気、熱気など温度を操るものです。それゆえに体質的に火傷や凍傷をしません。冷気のダートをよく使うのは、リアンが冷気の方が操りやすいと感じたのと、リアンの持つ柄だけの剣に刀身をつけるという設定に凝っていたからです。
柄だけの剣についての詳細は後々「その剣を手にするは誰か」で明らかになります。
なかなか主人公に名前をつけるのって難しいもので、あまり単純な名前をつけるのに抵抗を感じる質であるため、元々西洋風のセフィロートという世界観を使うことにしたとき、世界の代表的な言語の簡易辞典というのがあり、その中から全体的に響きの柔らかいフランス語を選びました。
けれども、やはり主人公の名前を考えるのは難しく、ぺらぺらと辞典をめくっていたところ、「絆」の項目で「リアン」という言葉に出会いました。
やはり、名前をつけるとキャラにも命が芽吹くもので、リアンは様々な絆に殉じて行動する主人公らしいキャラクターになったと思いました。
後々登場人物を見返して思ったのですが、作者が「ら行」好きすぎるのかもしれません。
とにもかくにも、リアンはいいキャラになってくれました。彼がいたからこそ、私も物書きとして一歩成長できたのだと思っています。