4・鬼畜
結構久しぶりなこの作品( ̄∀ ̄)
誰も待ってなかったとかそんな悲しい事は……あ、ありませんよねっ?!((汗
…ちなみに、今回はグロいというよりも正直気持ち悪いと思います(泣)
「ま、勘弁してやっか」という心のお広いお方がいれば真面目嬉しいですっっ≧n≦
…それではどうか読んでいってやって下さいm(_ _)m⇓
…濁った空気の中に優しいぬくもりが混じる。
汚らしい建物に囲まれ、あまり日の光が入らない少女の町に、一筋の光が淡く差し込み、壁に寄りかかる血だらけの少女をそっと照らした。
…少し眩しそうに少女が目を開けると、眼中には無残な男達の死体と、それをたかる蝿がブンブンと忙しそうに飛んでいた。
少女はその光景をぼんやりと眺めてそこに座っている。
しかし瞳はどこか遠くをみているようでもあった。
…暫くそこでじっとしていたが、少女は腹が減っている事に気が付いた。
昨夜の出来事であまり意識していなかったが、もうここの所何日も何も食べていない。
少女の小さな体を支えるのに必要な栄養は体のどこにも残っていなかった。
…そしてそのせいか、頭がグラグラと揺れる。
フラフラと体は傾き、少女はその場に倒れこんだ。
硬いコンクリートは容赦なく少女の後頭部を打ちつけ、小さなうめきが漏れる。
少女はそこに倒れこみながら、どうしようもない苛立ちとみじめな気持ちでいっぱいになった。
空はちらほらと雲がばらつき、太陽が少しずつ隠れていく。
少女は隣にいた少年の存在の大きさを改めて痛感した。
…少女の頭は空腹によりぼんやりとした意識しか無かった。
考えるという事が分からない。
もしかして自分は死ぬのかもしれないと本能的に少女は感じた。
恐怖は無い。
しかし、みじめだった。
仇をうったのに。大切な人を連れ去った奴等はこの手で殺したのに。
後悔というよりは、殺したからなんになったのか。という何ともいえない疑問や嫌悪感が心に募っていた。
自分は何のためにここにいるのか。
どうしてここにいるのか。
もう死ぬんだろうか。
あぁ、きっと死ぬのだろう。
死ぬのは怖くない。
だけど腹がすいた。
何かを食べたい。
食べたい。
食べたい。
食べたい。
…生きたい…
少女は男達にたかっている蝿を見ながらぼんやりと考えた。
生きたかった。
死ぬのが嫌だから生きたいというより、死ぬよりも生きたかった。
生きたい。
生きたい。
生きたい。
生きたい。
ただそれだけを少女は心の中で繰り返した。
そして、耳の横で小うるさい羽音をだす蝿を細い腕で素早く掴み取ると、それを口にした。
口の中で暴れる蝿を歯ですりつぶし、ごくりと飲みこむ。
味は分からなかった。
味わっている気力も何も残っていなかった。
ただ生きたかった。
無様にでもいいから生にしがみ付きたい。
生きたい。
…それから少女は残りの数匹の蝿も捕まえ、食した。
さっきよりはいくらかましな状態だったが、やはり腹はまだまだ満たされない。
少女の焦点は暫く狭い視界をうろつかせていたが、やがてそこに横たわる男達の死体に合った。
喉がごくりとなる。
少女は知らない内に手を伸ばしていた。
そして太った男の腹から飛び出した内臓らしきものをずるずると引きずり出すと、そのほかの臓器も摑みとり、コンクリートの上に置いた。
少女は男の体の中の器官をおおまかに取り除くと、内側にこびりついている男の脂肪をドロドロの手で毟り取る。
血で指がすべり、なかなか上手く摑みきれない。
それでも、少女は爪を深く食い込ませ、何度も男の脂肪を毟り取っては食べ、毟り取っては食べ、を繰り返した。
……ようやく、少女の意識がはっきりしている頃には、少女の姿はまさに、人を食らう悪魔の姿へと変わり果てていた。
周りには臓器と血が無造作にちらばり、汚らしい姿の手には男の肉片がこびりついている。
しかし、少女の中では、気持ち悪い、という感情よりも、生きている、という実感の方が勝っていた。
初めて人を食らう自己嫌悪に襲われはしたが、この男達は人間の形をした悪魔だと思うことで気持ちが軽くなった。
私は悪ぐない。
気持ち悪ぐなんがない。
私は悪くない。
悪ぐない…
少女は何度もそう自分に言い聞かせた。
そしてこびりついた肉片をコンクリートに擦りつけ、臓器と血の匂いが蔓延するその場を後にした。
――…わずか11歳であった。
……う~~~ん、何かダメだ~~~(TДT)
もっとイメージが文章になればいいのに……‼≧_≦;
何だか凄い悔しいです( ̄皿 ̄;)
こんな駄文を読んで下さり本当にありがとうございましたっっ‼‼m(_ _)m