表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
3/7

第2話  

なんだかんだで、ごたごたしましたが・・・・・

ようやく主人公の話に入ります!


今回は『怪力中華男』には介入させないのでご安心を・・・・と言いたいところなんですが。


一度登場させてしまった上に、衝撃的な?登場の仕方をさせてしまったせいで、難しくなっています。



「ふあぁぁぁ・・・・眠い・・・・・」少年の朝は、毎日この一言で始まる。


巷で噂の都市伝説『怪力少年』の当人である彼の名は烈火信仁。やたらと威勢の良い名前だが、その名前と対比して信仁の容姿は別段、武道派系でもなければイケメンでもない。


要するに別段特徴のない『普通』の顔立ちをしているわけだ。ただ、特徴といえば決定的な特徴が

1つある。彼はいかにも日本的な顔立ちをしていながら、『金髪』なのだ。


そうなると親が外国人というはなしになるのだが、それは信仁自身わからない。なぜなら彼は

『孤児』だからだ。ある日、今暮らしている孤児院『あすか荘』の前にはだかのままポンと置かれていたのだ。


「(子供を裸で放置していくってどうよ?)」と今でも思う信仁だが、10何年もたつと不思議なことに『両親がいない生活』というのを自然に受け入れてしまっていた。


「(いまじゃ、逆に両親がいる環境が『不自然』に思えちゃうほどだもんな・・・・)」それがおかしいとは理解しているものの、いまさら直そうとも思わない。なぜなら、今の自分の周りの環境に信仁は満足しているからだ。


「おはよう!信仁。」2階にある自分の部屋をでる信仁。この孤児院では珍しいことに1人1部屋の個室が割り当てられている。1階の食堂に降りてきた信仁に元気な声が浴びせかける。


「おはよう。相変わらず美紀は早起きだね。」「ていうか、むしろ信仁が遅いのよ。おかげであんた、いつも1人で学校に登校してるじゃん。」信仁に声を浴びせたのは西枝美紀。彼と同じく孤児で、同い年の少女である。


「毎回いってるけどさ、別にそれはどうでもいいんだよ。て言うか朝はあんまり他人とかかわりたくないから遅くいってるだけだし・・・」「そんなんだから信仁、あんまり友達できないんじゃんか・・・・。来年から高校生なのにどうすんのよ?」「いや別に僕は今の状況に満足してるし、美紀がいるじゃん。」信仁の切り返しに美紀は思わずぶばばばばと飲んでいたお茶を吹き出した。


「あんたね!そういう口といていると誤解される発言はやめなさいよ!」顔を真っ赤にして怒る美紀に信仁は冷静に答える。

「ひとつ言わせてもらうけど、今みたいな反応が原因で誤解されてんじゃないの?」信仁に言われて

周りを眺める美紀。いつの間に周りにいた職員や子供たちの視線が二人に集中している。


『やっぱり、美紀さんて信仁に惚れてんじゃねえ?』『あいつ金髪だからな』『美紀さんは美人だからな・・・・くそ~信仁には絶対高嶺の花だろ!』というような声が聞こえるような聞こえないような。

そんな状況を認識した美紀は、顔を真っ赤にしたまま信仁の横を通って部屋に向かう。ただし通りざまにこんな言葉を残した「ササッと着替えて、いつものところで飯食おう?ここじゃ居づらい・・・」


それから10分後、着替えを済ました(中学の制服を着た)信仁と美紀はまだほとんど学生がいない

大通りを2人きりで歩いている。はたから見れば朝からカップルが歩いているように見えるかもしれないが、別段2人の間にそういう関係があるわけではない、あえていうなら片方(美紀)が片思いしているだけだ。


「毎回、こうやって朝抜け出すのは結構なんだけどさ・・・なんで『あの店』で毎回食べるわけ?」

信仁が『あの店』とよぶのは2人が中学に入ってから朝飯と昼飯を食べている食堂変わりにしている店だ。別にそれ自体はとっくの昔に院長が許可を出しているので問題はないのだが・・・・


「別にいいじゃない!あそこが武器屋でもご飯ただでおごってもらえるんだから構わないでしょ!」そう2人が食堂代わりにしている店は、この市内では知る人ぞ知る『武器屋さん』なのだ。


「よう!相変わらず早いな。お前さんたちは。」店に入るとすでに朝飯の用意は整っていたらしく

うまそうなにおいが漂っている。「今日の朝飯は・・・・って朝からステーキ!!」信仁の驚きの声を

軽く無視した店主は美紀にはもう少し小ぶりなステーキを載せた腹を差し出した。

「美紀ちゃんは、食べ過ぎると太るからこの程度にしておくよ。」店長は美紀が女性だからと配慮してくれているつもりらしいが、美紀には店長の『配慮』というのが正しいかは判別しきれない。

美紀から見れば『少し大きい』と感じるものを『小ぶり』と表している時点で信仁に配らたステーキが

どの程度の大きさかわかるだろう。


「ぐえええ!もう食べれない・・・・頼むから残させて・・・」「馬鹿野郎!男なら気合いで食って見せろ!人ん家でご馳走になってるんだから残さず食いやがれ!」「もがもがもが・・・・こうなりゃあ

38計逃げるにしかづってね・・・・逃げるぞ美紀!」「了解!」「なにい!!美紀ちゃんまで逃げるか・・・許さん!」店長が店の奥から出してきたのは黒光りする機関銃エアーガン

「朝飯は残すな!!!!」店長の乱射音とともに2人の1日も始まっていく。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ