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ラブポイント〜たきなと一護の場合〜  作者: 優樹


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7/11

7 名前呼び

授業後終わりお昼の休憩 

「2人は今日もお弁当なの?私も今日買ってきたから良かったら一緒に食べない?」桃が聞いてくる

「すみません、今日は寝坊してしまったので今から売店で買ってその後バイオリンの練習をしようと思ってるので…」たきなは謝る

「俺も近衛の練習に付き合うから無理だ」一護も立ち上がる

「そっか残念…頑張ってね」桃は2人に手を振る

「近衛行くぞ」一護はたきなを呼ぶ

「はいはい」たきなは一護の後をついていく

桃は2人を見送る

千隼が桃に話しかける「桃は昼メシどうする?俺らも教室で食べるけど…」

「あーうん。食べようか」桃は袋からサンドウィッチを取り出す

「そうだ!昨日一護達とゲーセンに行って取ったお菓子があるぞ!桃これ好きだろ?」千隼はカバンからお菓子を取り出し渡す

「そういえば昨日のゲーセンは誰が勝ったの?」桃が聞く

「いつもどうり一護の圧勝だったよ」光もお弁当を取り出し準備する

「だろうね」桃は聞いたのに結果が分かっていた

「近衛さんも中々運動神経良さそうで桃といい勝負になるんじゃない?」光が桃に話す

「え?昨日近衛さんも来てたの?」桃は驚く

「おぅ…一護が近衛誘ってな」千隼が言う

「そうなんだ…てか私はあんた達に誘われてないんだけど?」

「いや、昨日桃用事があるって先に帰ったんじゃんか」

「あ…そうだった。私も行きたかったな」

「次はちゃんと誘うからな!」千隼は桃に言う

「最初は楽しく遊んでたけど近衛さんが途中で御手洗に行ったあと何かあったみたいでそこから一護激怒で近衛さんを引っ張って帰ってたよ」光が桃に言う

「何それ?何があったのよ」桃が気になる

「さぁな?俺達はゲーセンにいたから何があったか知らねー」

「光は知らないの?」桃は光が知っている前提で聞く

「あはは。さすがに僕も千隼と一緒にいたから知らないよ」

「ふーん。どうせあんたのことだから知ってるけど隠してるんじゃないの?」桃は光をジトーと見る

「ふふふどうかな?」光は笑って飲み物を飲む

「お前そういう所あるよな」千隼もジトーと光を見る

「腹黒なのよね」桃が言う

「そうそうあと計算高いよな!」千隼も同意する

「2人して酷いな~でも本当に今回は何があったか知らないよ。むしろ一護に聞きたかったけど聞けなかったよ」光は残念そうな顔で言う

「あ!それで1限目の後3人いなかったんだな」

「近衛さんはたまたまだったけどね。アクシデントがあって聞くタイミングなくしたよ…それで……ふふ」光は思い出し笑ってしまう

「うわ、光が思い出し笑いしてる」

「アクシデントって何があったのよ?」桃は聞きたくて仕方がない

「いや~近衛さん中々面白い人かも僕も少し興味深いよ」光は笑う

「うわ~光まで興味持つとかヤバイだろ…可哀想に」

「本当ね」千隼と桃はたきなを同情する

「君達、僕に対して酷いと思うけど」

(あの一護が近衛たきなの情報をくれだなんて昨日チャット来て驚いたけど面白そうだ)光は桃と千隼を見る

(それにそろそろこの2人も動き出すかな?)


一護とたきなは売店に来ていた

(軽く食べれるサンドウィッチがいいかな)たきなはたまごサンドとロースカツサンドが入ったサンドウィッチを選ぶ

一護はガッツリした焼肉弁当とお茶を買う

「久我買い終わったわ」たきなはレジ横で一護を待つ

「ならこのまま音楽室行くぞ」

2人は音楽室に行く

色んな生徒達が2人を見る

ヒソヒソと話す者、一護を見て頬を赤らめる者、たきなを見てジェラシーを感じる者

一護は気にせず歩く

たきなはその後に続く

(人気者すぎじゃない?)たきなは少し一護から離れる

音楽室に着くとまず2人は昼食を食べる

「さっさと食べて練習するぞ」

「わかった…」たきなは手を合わせ「頂きます」手を拭いてサンドウィッチを食べていく

「頂きます」一護もお茶を開け焼肉弁当を食べていく

食べてる間2人は会話なく静かで廊下のどこかの生徒達の笑い声や一護を見たどこに行ったかの黄色い声が聞こえる

何気にたきなは一護の顔を見る(確かに顔はイケメンで身長もあるし、こうして意外にも面倒見が良くて人気があるのも頷ける)

「…なんだよ」一護と目が合う

「あ、いや意外と面倒見良いんだなと思って」たきなは思っていたことをそのまま言ってしまった

「は?そりゃテストでポイントもかかってるからな」

「ポイント。あぁ…そうかそうね」

「お前の演奏は酷いから誰かが聞いてぶっ倒れるかも知れないだろ?そうなったら責任はパートナーの俺にくるからだ」

「私の演奏そこまで酷いの?!人体に影響が出るほど?」たきなは驚く

「酷い、酷すぎるな」笑う一護

「お前こんなになるまで誰も指導してくれなかったのか?」

「……誰も教えてくれなかった。私一人で練習してたし、バイオリンやピアノよりもっと他の事で精一杯でそんな余裕なかった」たきなは少し哀しそうな困った顔する

「だからごめんなさい!迷惑かけるけど指導よろしくお願いします」たきなは頭を下げ食べ終わったサンドウィッチの入れ物を片付ける

「……」一護は何か思って言うのをやめる

たきなはバイオリンを準備していく

○▼▽△❒◀◐◀♪~酷い音が教室に鳴り響く

「ぶはっははははははははは」一護が笑う


「まず基礎の姿勢を直すぞ」一護がたきなの後ろに立ちたきなの肩に手を乗せる

「ボウイング(弓の動かし方)とフィンガリング(指の動かし方)も力が入り過ぎだ。安定したきれいな音を出すには、体で覚えること」

一護が指導していくと少しだけほんの少し音が良くなって行く

「おぉ~!」たきなは感動する

「こんなんで喜ぶな、次」一護はビシバシたきなを指導していく


チャイムがなる

「っつ!ありがとうございました」たきなは涙目になりつつバイオリンをしまい教室に向かう準備をする(スパルタすぎる…指が痛い…)

「今日は買い物あるのか?」一護が聞いてくる

「いや、今日は冷凍してある鮭があるから大丈夫。明日買い物に行く予定だけど」

「なら、授業が終わったら自主練室に来いよ。今出来なかった所やり直しだ」

「……………………………はい」たきなの顔が歪む

 

一護とたきなは教室に戻る

ピロンと一護のスマホがなる

【放課後外階段集合】と光からメッセージが入る

一護は見て返事をせずスマホをしまう


放課後

「近衛先に自主練室行ってやっとけよ。俺は用事を済ませたらそっちに行くから」一護は立ち上がりたきなに言う

「わかった」たきなは頷き教室を出て自主練室に向かう

一護が教室を出ようとすると桃から話しかけられる

「なんか近衛さんに対して熱心だね」

「ポイントがかかってるからな」

「ふーんポイントねぇ」

「何だよ?他に理由があるみたいな聞き方じゃねーか」

「別に?練習頑張ってバイバイ」桃は手をひらひらさせ帰って行く

「ポイントだけなら前の一護は動かなかった癖に」桃は気に入らなかったのかボソッと言う


一護は光と待ち合わせの外階段場所に向かう

ドアを開けると光が待っていた

「遅かったねー」光は階段に座って待っていた

「帰り桃に捕まった」一護は光が座っている下の段に座る

「桃はなんて?」

「近衛に対して熱心だねって言われた」

「ふふ、なるほど。……で?一護は何て答えたの?」

「あ?別にポイントがかかってるからなって」

「ふーん」

「なんだよ?お前も桃も何か言いたげだな」

「まぁね~正直僕も一護が近衛さんに対して何らかの感情があるんじゃないのかな?とは思ってるよ」ニコッと笑って言う光

「あ?お前等が思っているような感情はねーよ」一護は嫌そうな顔で答える

「でもまさに今近衛さんの情報を知りたいって来たわけだけど…」光は一護の顔を見て言いかけの言葉をやめる

「一護が言うならそうだね。それで近衛さんの情報だけど学校で噂になっているのは彼女が近衛家の妾の子と言う噂かな」

「事実なのか?」

「事実だよ。一護が聞いてきた近衛明は近衛たきなさんの腹違いの兄だよ」光は時計を見て立ち上がり指差す

「多分もうすぐ出てくるはず…あ、ほら今玄関から出てきた」

一護は近衛明を見る

「近衛さんが小3の時に近衛家に入ったみたいだよ」

「それまではどうしてたんだよ」

「母親が面倒見てたみたいだけどそれ以上の情報はないね~今どこで何をやってるのかも名前すら分からない」

光は近衛明を見て言う「近衛家は彼女をよく思ってないみたいだね。今の今まで隠し通してきたみたい。特に兄の明とその母親は彼女に対して暴力やら精神的に酷いみたいだよ」

「だろうな」

「近衛家がとことん隠し通してるから彼女の情報はこれ以上ないよ」

「別にアイツ自身の情報はいらねーよ。一緒にいれば嫌でもわかるわ」一護は階段を降り光を見る

「相変わらずお前は色々知ってるな。どこから情報を得るのか不思議だ」

「ふふ、知りたい?」光は笑う

「いや、俺は面倒事に首は突っ込まない主義だ。情報サンキュー、じゃーな」一護は自主練室に向かう

光は一護を見送り言う「面倒事に首突っ込んでると思うけどね」


一護は自主練室に向かう途中ある女子生徒達の声が耳に入る

「一護様のパートナーの近衛たきなの噂聞きまして?なんでも近衛家の妾の子と言う噂でしてよ」「聞きましたわ!」「どうしてそんな子が一護様のパートナーになれるのかしら」「私なら恥ずかしくて学園にのこのこきませんわ!」「ですわよね~!」「どう言う神経してるのかしら」くすくすと笑う

バンッ!と一護は壁を蹴り上げる

ビクッと女子生徒達は驚く

「一護様…」

「黙れ、失せろ」一護は女子生徒達を睨みつけ脅す

女子生徒達は逃げて行く

「はぁー」一護はイライラを抑える

(くだらない妾だからってお前等には関係ないだろ)

一護は自主練室に目をやるとたきなはバイオリンを弾いていた

「酷い音だな」一護は自主練室に入って行く

「さっきより酷くなってるぞ」一護はたきなに言う

「えぇ?嘘ぉなんかもう分からなくなってきたわ。ちょっと休憩」たきなはバイオリンを机に置き紅茶を飲む

「あ、そうだ」たきなはカバンから朝買ったブラック珈琲を出す

「朝渡し忘れたやつで申し訳ないけどこれ…どうぞ」

一護はブラック珈琲を受け取る「なんだこれ賄賂?」

「それもあるし、昨日と朝のお詫びも兼ねてる」

「あぁ…忘れてた。お前思ってたがそろそろ本格的にポイント稼ぐ為に慣れろ」

「………え?何を?」たきなは何のことか分からない

「俺とのボディタッチまたはスキンシップ」

「ゲホゲホ」と咳き込むたきな

「最初はお前からやる気だったくせにいざなると暴力に逃げ出すよな」

「っ!し、仕方ないじゃない…男の人とそう言うことしたこと無いからどうすればいいか分からないし、そもそも誰かと暮らすのも久々すぎて接し方もよく分からないのに」たきなは照れて顔が赤くなる

「ならスキンシップも特訓していくぞ」

「な?!ななな」

「ポイント稼がないとまじでヤバイぞ」

「うぐ!……わかった。とりあえずどうすればいいか教えて欲しい」

「そうだな、とりあえず名前呼びから始めるか」一護は提案する

「は?無理!」たきなは即断る

「あ"?何でだよ!名前ぐらい呼べるだろ」

「呼べるけど、久我のファンクラブから今以上に追いかけらるわ。無理無理」たきなは首を振る

「知るか!そんなの無視しとけ」

「余計に反感買うわ!!」

「ならずっと俺の側にいろ!いっときも離れずにいればいい」

「もっと無理!下手したら後ろから刺されるわ!」

「名前ぐらい呼べよたきな」一護は真剣な顔でたきなの顔を見て言う

「っつ!わかったから……いきなり呼ばないでぃ、ちご」たきなは顔を赤くし小さな声で一護を呼ぶ

ニヤニヤする一護「たきな単純だな」

「ぐっ…」たきなは謎の敗北を覚える

「ほら練習するぞ」一護はバイオリンをたきなに渡しみっちり練習していく

「たきな姿勢が悪い」「たきな指が硬いぞ」「たきな音をちゃんと聞け」「たきな!」

「あんた必要以上にわざと名前呼びしてるでしょ!!」練習が終わりたきなと一護は寮に帰る

「あんたじゃない一護だ!まさかたきなは高校生になっても名前ぐらい呼べないのかしら?」

「あぁもう!それ私が一護と初めて会った時のセリフでしょ?なんか腹立つわ!」

一護はゲラゲラ笑う


2人は寮に着き玄関を開けリビングに入った一護にたきなは後ろから抱きつく

「お、おかえり今日の晩御飯は鮭とキャベツの旨だし蒸しだから」

たきなはそこから全力で脱衣所に走る

「ぶはっ!今の一瞬でポイントは付かねーよ」一護はソファに座りたきなが出てくるのを待つ

ドッドッドッと鳴るたきなは脱衣所で心を落ち着かせていた

「恥ずかしぃ」ズルズルと崩れ落ちるたきな

「でも皆もやってるんだよね」

その後着替えをしてそっとキッチンに向かう

一護はTVを見ていたがたきなに気付き脱衣所に向かう

たきなはご飯の準備していく

味噌汁と鮭とキャベツの旨だし蒸しと玉子焼きを焼いていく

一護が着替え終わりキッチンに来る

「何か手伝うことあるか?」

「えっと…テーブル拭いて欲しい」

「わかった」一護はテーブルを拭いていく

たきなは出来た料理をお皿に盛り一護に渡し完成していく

2人はソファに座り「「頂きます」」晩御飯を食べていく

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