3.新人の悩み
今私が描いてるメイン小説は、ローからハイファンタジーへとな成って行く予定のグラデーションファンタジーとでも言うべきものだ。
そこで、悩むのだ。
「あれ?これ、どのくらい現実要素を足せば良いんだ?」と。
設定や自分で張った伏線らしき残骸は多分回収されないけれど、それでも、自分が描きたいと思った世界観は完成させたい。
しかし、だ。
リアルを足し過ぎると、マジで筆が進まなくなるのだ。
これ、どうやって出来てるんだろう?
ここにファンタジー要素を入れるか?うーん、じゃあこっちにも、いや、そうしたら不自然か?
というかこれって果たして伝わるのだろうか?
私は調べた事のうち、その殆どを作品へと昇華出来てない。
会話もなんか不自然だ。どこかぎこちない感が拭えない。
筆が進まないから更新回数を減らそうか?どれくらいあったら満足行くのが描けるだろうか?週5から週3まで減らせば何とかなるだろうか?
それとも物語の進行を優先させて、後で辻褄合わせをするか?
それも良いな。そう思えて来た。
だが、ここまで読んで下さってる読者の方に見せるのが中途半端なローで良いのだろうか?
ここのプラットフォームでは、伏線とか小難しい話題は書かない方が良いと書いてるのを何処かで読んだ気がしてる。
しかし、それでもある程度は小難しい設定を盛り込んで描きたい。
せっかくなら自分が好きなものを描きたいからこの方針は変わらないが、許容範囲はどれくらいだろうか?
今、読んで下さってる読者の皆様は、ここで妥協しても楽しめるのだろうか?
既に8話。
いや、でも徐々に平易な文にして行けば、更新は取り敢えず何とかなりそうだ。
更新ペースと内容の充実、悩む。
今回は、一応処女作だし物語を作る事を優先したいかな?
更新ペースを落とせば、読んで貰えなくなる可能性はあるだろう。
そうしたら、小難しい設定を読んで貰いたかった方々に届かなくなるのでは?
いや、言い訳かな?
筆が進まなくて焦ってる気がして…るのかな?
一旦物語を進行させて、区切りが良いところで修正させる事で、一回長期の調整期間に入れば小難しさの質は保てるだろうか?
というか、そもそも今の書き方で小難しさは伝わってるのか?
だいぶ暈して描いてるから、やたら説明口調で伝わりにくい文章になってる気もする。
最近、完結させる用に描いてる10話くらいの小説が、あまり頭を使わずに書いてるから、魔力とかの設定も時代背景も特に考える事が無いため比較的楽で、且つ読み手側には分かり易い作品になっている気がする。
というか思考は脱線するが、完結用に10話で書こうとしてる小説、最初PV低く過ぎてびっくりした(※誤差の範囲です)。
確かに、設定とか要らないから転生・転移要素のないファンタジーではあるのだが。
まぁ、土日ってのもあるのかも。投稿される作品が多くて人目に付かないって可能性も勿論ある。
ただ、この完結させる用の作品を書いてみて、当初の目的以上に、幾つか分かるようになった事があるため、もの凄い勉強になってる感はあるのだ。
想定では、「完結ブーストについて」、「土日のみの投稿の効果」、「転生・転移とかの要素を排除した場合の閲覧数」とかが何となく肌感覚で分かれば良いかなって思って書いてたが、
それ以上に、「筆がスイスイ(比喩)進むが故の創作の楽しさ」、「調べる事が余りなくて文章を只管フリック入力すれば良いだけという心の余裕・気軽さ」、「物語がどんどん進む事による自らの爽快感」などなど色々と得られるものがあった。
勿論、完結ブーストに感しては、まだ完結してないから分からないし、土日のみ投稿については、時間帯もあると思うけど、それに、私はタイトルや粗筋を全然上手く書けてないからもっとやれる事はあるだろうし、それらは今後の予定に組み入れたい。
そして結論、総合的に見ると、メインの傍ら短い話をとにかく書いて行くの、アリだなってなった。
純粋に気付きがいっぱいで、楽しいから。
後、これは関係ないかも知れないけれど、一つの重要な気付きとして、大体の作者が完結させず筆を折る理由も何となく分かってしまった。折角あれこれ考えたのに、誰にも読んで貰えないのは、本当に、本当に!辛い!!!
こんなにも痛い経験なのかと私でもその一端を噛めたのは、初動の良質な経験値だった。
さて、話をメインに戻してもう一度よく考えると、一度ストーリーをガンガン進めてから、後で「実は」みたいな感じで誤魔化しながら描いて行くのもありだなって思うようになった。
今読んで下さってる大切な読者様方には、本当に申し訳なく思っているのだが、しかし、段々こうも思うようになって来た。
「私の(居るかは分からない)固定読者様って、実はめっちゃ精鋭なんじゃね?」
と、
いや、純粋に新人作家の、技術もなにも初めてばかりの人間の作品を、なんと最新話まで読んで下さってるという事を冷静に考えると、これこそ「実は」もの凄い事なんじゃないのかって思うわけです。
忍耐、理解力、優しさ。
これらが揃った多分凄い人達だ。
先程も述べた通り、私は全くと言って良い程タイトルと粗筋に力を入れてない。
にも関わらず、発掘して読みに来てくれてるのだ。
これは多分、文字通り山程の作品を読んでなきゃ出来ない。
1話だけなら、まだ分かる。お試しで数を熟す事は出来るだろう。
しかし、最新話まで読了すると、2〜30分くらいかかると機械では算出している筈だ。
その時間を掛けて、撤退の判断を下さずに最新話まで辿り付いている猛者達に対して、果たして拙さや設定・時代背景への浅慮を理由に自ら筆を折るのは、本当に良いのか?
そう思うと(言い訳という逃避の結果)、
「まずは書く事に専念しよう。」
結局はこれが結論だった。
…………うーん、我が事ながらめちゃくちゃ浅い(苦笑)
でも、描き上げてみてから見える景色もあるんじゃないかと、そう完結用の作品を描いて見て思ったので、私はその方向で舵を切ろうかと、、、
ということで、ストック切れを起こしてるメイン作に向き合おうかな( ^ω^ )
(月〜金曜日更新、無理ゲーじゃね?)
では、書いたらスッキリしたので
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