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トップシークレット

ゲームオーバーになってない人→生存者

「分かんないよ!マジで誰なの?」


えーと確か今まで習ったのは…アイザック・ニュートンはならったはず!後は…えーと…ダメだニュートンしか思い出せない!


「はぁこういう時本当に自分のバカさを呪いたくなる。ていうか本当にこんなのならった?」


けどこうやって悩んでいても制限時間が迫ってくる。やっぱり誰かと合流して一緒に解いた方がいいかな。えーとまだ行ってない教室は、

家庭科室、被服室、校長室、職員室、パソコン室、各学年の教室、体育館、各部活の部室 の9つだから、この中で人が1番居そうなのはやっぱり教室かな。それに教室なら1冊くらいは無事な教科書があるかもしれないしね。よし!じゃあまずはここから近い1年1組の教室に行こう。


稀梨華は1年1組の教室の前に着いた。稀梨華が1年生の時1組だったのもあって懐かしい気持ちになる。あの時は受験とか気にしてなかったから友達と毎日遊んでたなぁ。


けどその友達どころかまた誰ともここへ来る途中に会わなかった。


「まさか生存者が私だけとかないよね?」


不安しかない。

稀梨華はドアに手を掛けドアを開けた


教室には人はおらず、代わりにものが散乱していた。机や椅子もひっくり返ってたり、教科書もボロボロだった。そのひっくり返った椅子にセーラー服のスカートが引っかかって転んでしまった。


「うわぁぁ!あっぶな!」


何とか顔面から転ぶのはされることが出来たが右腕を強くぶつけてしまった。


「イタタ…なんでこんなにものが散乱してたりものがボロボロなの?もしかしてエクロスが襲撃したきは3年生の教室以外にもあったのかな?」


そうだとしたらここも襲撃されたのかもしれない。


教室を見渡したり、調べていると気になるものを見つけた。それはボロボロになっているものが多い中、比較的綺麗だった。拾ってみる。


「スティッラの日記」


幼い子供が書いたような拙い字でそう書かれてあった。


「日記?なんでこんなものがあるんだろう」


もしかしたら日記の中に問題用紙が入ってるかもしれないが、他人の日記を見るのは失礼な気がする。けど生き残るためなんだ!ごめん!と心の中で謝罪し日記のページをめくる。



4月4日 はれ。

きょうはしせつにあたらしいおともだちがいたの!そのあたらしいおともだちはね、せんせいがいってたんだけど、あたまがすごくよくてなんでもできるみたい!わたしはあたまがあんまりよくないからあたらしいおともだちにべんきょうをおしえてもらいたいな!


5月4日 くもり。


きょうはせんせいのきげんがわるかった。なんでかきいたらためいきをつかれて、わたしがべんきょうもうんどうもできなくてはんのみんなのあしをひっぱってるからだっていわれたの。たしかにわたしはべんきょうもうんどうもできないけどがんばってるつもりだったの。そういったらせんせいにおなかをけられちゃった。だったら、こうどうでしめせっていわれたの。ちょっとくらいおはなしになっちゃった。だけどねあたらしいおともだちはうんどうもできるの!きょうははじめてなのにいっしゅんであのこわいばけものをたおしちゃったの!わたしもあたらしいおともだちみたいになりたいなぁ!



「???え?お腹を蹴られた?化け物を倒す?」


いやいやどういう事だよ。


この文字からしてカタカナと漢字を使ってないから、この日記の持ち主の年齢は5〜6歳くらいなはず。こんな小さい子のお腹を蹴るの?!しかも“あのおそろしいばけもの”ってなんの事?何かの比喩?


「それに“しせつ”って何の施設なんだろう?子供が沢山いるなら孤児院とかだろうけど…孤児院は化け物を倒さないし、子供を蹴ってたら普通にやばいし」


「あと気になるのは“はん”。これは多分“班”の事だろうけど、つまりこの施設は子供達を班に分けて化け物を倒させてるって事?やばくない?」


けど日記はまだ続いてるし、続きを読んでみよう。



6月4日 あめのちはれ。


いたい、いたい、きょうもせんせいにおこられた。おまえはなにもできない、やくたたずだっていわれたの。でもわたしはやくたたずのいみがわからなくてせんせいにきいたら、おまえはこんなこともわからないのか!ってどなられたの。ばけもののえさにでもなってくれたらすこしはやくにたつかもな。ってわらわわれたの。

それでねかなしくてしせつのきたないこやでないてたら、きれいなおねぇちゃんがこやにはいってきて、わたしのことをなぐさめてくれたの!おねぇちゃんはわたしのことをあたまがよくてうんどうもできるてんさいだってほめてくれたの!とってもうれしかった。けどこやでそのままねちゃっておきたらおねぇちゃんはいなかったの。けどぜったいまたあえる。おねぇちゃんがやくそくしてくれたから。


7月4日 はれ。


おねぇちゃんがほめてくれてからべんきょうもうんどうもいまいじょうにがんばったの!そしたらねついに!ばけものをひとりでたおせたの!せんせいもほめてくれたよ!だけどほめられたのにうれしくないの。むしろいやなきぶんになるの。おねぇちゃんにほめられたときとぜんぜんちがう。ちょっとだけくらいはなしになっちゃった!でもねきょうはもうひとついいことがあったの!あたらしいおともだちといっしょにはなせたの!いつもはなすきかいをまってたんだけどね、ついにはなせたの!それになまえもおしえてもらっちゃった!あたらしいおともだちのなまえはね


ここでこのページの日記はおわりみたいだ。

この続きを見るには次のページを見ないとダメらしい。

次ページをめくると全面が黒塗りにされていた


「えっ?なんで!?」


慌てて次のページもその次のページもめくるが全面黒塗りだった。そのまた次のページもめくったが、やっぱり全面黒塗りだった。

次のページをめくろうとしたら今度はページとページが糊で止めてあった。残りのページも全部糊でとめられてあった。

これでは“あたらしいおともだち”の名前がわからない。だけど収穫が無かった訳では無い。日記の持ち主は危険な施設にいるということが分かった。


「けどこの黒塗りって、知ってはいない秘密を知ってしまい、それれを日記に書いてちゃったから黒塗りにされたとかあるのかな?」


「でも、もしそうならなんで日記を捨てなかったんだろう?日記の持ち主は無事なのかな?」


日記の持ち主のことは心配だがこの““知ってはいけない秘密を知ってしまい日記に書いたから黒塗りにされた説””が本当なら……


「その日記を見てる私やばくない!?」


いや、知ってはいけない秘密は知らないしセーフ?いやでも子供に化け物を倒させてる施設がることを知ってしまったんだけど?こんなの絶対トップシークレットでしょ!


「これもしかしてワンチャン消されるとか…」




その時、

ガラガラガラ!

教室のドアが勢いよく空いて誰かが入ってきた




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