表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
溶けた恋  作者: ピンクムーン
三章
58/75

58話(梓馬とディズニーの約束

「じゃあママ、荷物ここに置いたから、何か足りない物あったら連絡してね。」


「ありがとう冬子。抗がん剤副作用嫌だなぁ…。でもこれを乗り越えれば、次は冬子の地雷系?ファッション挑戦しちゃうから!!」


冬子は、最近少しやつれた母の姿を見て心がざわついてしまう。

考えないようにしないと。


ママの希望のために。悔いなく残りを過ごせるように。

冬子は涙を見せないよう、予定があるからと言い残し、早々と病院を後にした。



帰りのバスで、梓馬にラインを送る。

「梓馬さん、今日からママ、また入院しちゃった。寂しいよ。辛いよ。梓馬さんに会いたい。」



すぐに既読が付き、返信が来た。

「智子さん、今頑張り時やね。俺からも応援してるって伝えといて。

最近少し涼しくなってきとるし、ディズニーでも行ってみる?」


え?梓馬さんとディズニー??

ラインの文面を見ただけで冬子の胸は高鳴った。


「えーー!もちろん行く!行きたい♡」

「やっぱJKのうちに行っとこ!チケット取っとくね」


やっぱりJKブランドには未だに価値があるらしい。。


早速、今週末は梓馬とのディズニーデートの予定が決まった。


ママの容態を見て落ちてたけど、やっぱり梓馬さんのポジティブな力って凄いな。感謝してもしきれない。


冬子は梓馬とのツーショットの画像を眺めながら、梓馬への思いとバスの窓ぎわに、身を委ねた。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ