~第三章~ 告げられた真実と決意
ー神東町とある病院ー
(舞)「ふぁ~~~よく寝た」
(義彦)「おっ! ようやく起きたみたいだね」
舞が起きたタイミングで、義彦が部屋に入ってきた。
(舞)「あ~貴様か」
(義彦)「手術は無事成功したよ。これなら奴等も君だとは気づかないと思う」
義彦は、舞の顔を巻いていた包帯をゆっくりと取りだした。
そして全ての包帯を取りきった後で、義彦は手鏡を舞に渡した。
(舞)
「ふむふむ」
「確かに前の顔とは全然違うな」
「どんな魔法を使ったかは知らないが大したものだ」
(義彦)
「魔法?」
「ただの整形手術だよ」
「まーそう言われたら悪い気はしないけどね」
義彦は自慢気な顔をして答えた。
(義彦)「さ~これが君の新しい顔だよ」
舞の顔は誰が見ても全然違う顔に整形されていた。
その顔には、元々の整った美形の面影は全く無くなっていたのだった。
ぱっちりとした二重の眼は細い一重の眼に変わり、高かった鼻は低くなり、そしてセクシーだったぷっくりとした唇は薄い唇に変わっていた。
(義彦)「あっ! 後これね」
義彦は、舞に伊達眼鏡をかけた。
眼鏡を掛けた舞の姿は、気弱でネクラそうなオタク少女の顔そのものに見えた。
(義彦)「どうかな?」
(舞)
「ん? ああ」
「確かに別の人間に化けれてるな」
「なかなかやるな貴様」
(義彦)「化けれてる? ただ整形手術しただけなんだけどな~……」
義彦はイマイチ自分の技術が舞に伝わっていないことに少し頭を抱え、そして頭をポリポリと掻いた。
2人がそんなやり取りをしていたら遠くから昨日と同じ足音が聞こえてきた。
そしてその足音の主は舞の病室のドアを勢いよく開けた。
(良子)「舞! 手術成功した?」
良子は、舞の顔をじ~っと眺めた。
(良子)
「凄い! 本当に別人みたいだね」
「義彦おじさんさすがだね」
(義彦)「ま~ね~。これでも元天才ドクターなんでね」
(舞)
「そんなことはどうでもいい!」
「早速出発するぞ!」
「良子とやら案内しろ!」
舞は病室から飛び出して、良子に飛びかかった。
(良子)
「わかったわよ~」
「じゃーとりあえず私の家まで行きましょ」
良子は舞のその勢いに気圧され、仕方無く舞の要求に応じた。
(義彦)
「頭の方と記憶の方だけは僕の専門外だからどうしようもない」
「僕に出来るのはここまでだ!」
「舞ちゃん! 後は自分がやりたいようにやりなさい」
(舞)
「義彦とやらよくやった!」
「復讐が上手くいってこの世界が我が物になった暁には我が軍の幹部にしてやろう」
舞は相変わらず訳のわからないことを話していた。
そして2人は病院を後にし、良子が乗ってきたクルーズ船に乗り込むのであった……
ー羅生市 良子の家ー
良子の家はとてつもない豪邸であった。
それもそのはずだった。
良子の親は、業界最大手の会社である葛城コーポレーション社長葛城信長だったのだ。
(良子)「さー着いたわよ」
(舞)
「お~なかなか立派な根城ではないか」
「貴様もなかなかやる奴なのだな」
(良子)「……私の家何回も来てるはずなのにその記憶も失くしちゃったんだね」
良子は少し悲しそうに呟いた。
(舞)「さて行くか」
舞は良子の家の門を開けようとした。
その瞬間、良子が舞の動きを遮って、小声で耳打ちしてきた。
(良子)
「家に入る前にまず携帯の電源を切って!」
「そして話すことは全てこれに書いて!」
良子はタブレットを舞に渡した。
(舞)「なぜだ? 何のためにそんな面倒なことをしなければいけないのだ?」
(良子)
「奴等にバレる危険性があるからよ!」
「ネット環境もカメラも全て盗聴盗撮されていると思ってた方がいいわ」
良子は小声ながらも語気を強めて、舞にそう伝えた。
(舞)
「ちっ!」
「おいフローラ!」
「聞いているんだろ?」
「お前に言われた通り来てやったぞ!」
「ただなんか色々面倒みたいだからお前からこっちに来い!」
舞は空を見上げながら叫んだ。
(良子)「舞? 何を言ってるの?」
そんな舞の頭の中に、声が聞こえてきた。
「やれやれ……この世界は色々厄介ですね」
「理由あって私はここから動けません」
「仕方ありませんね」
「結界でも張りますか」
その後、屋敷全体が緑色のオーラで覆われた。
ただ、このオーラはフローラと舞にしか見えていなかった。
「さー入って来て下さい」
(舞)「よしっ! おい! もうこのまま入ってもいいみたいだぞ」
(良子)「な、何を言ってるの? だって……」
良子は異変を感じて、自分の持っていた携帯電話を見た。
しかしなぜか携帯電話の電波は入っていなかったのだった。
(良子)
「???ど、どういうこと???」
良子はこの訳がわからない状況に酷く困惑していた。
(舞)
「あ~! 俺もよくわからんがフローラがこの屋敷に結界を張ったんだよ!」
「おそらくこの中は今別の空間になっている」
「だから大丈夫ってことだ!」
「そうだろ! フローラ!」
(良子)「だからフローラって誰のことなの!?」
良子はこの何が起こったかわからない状況に、パニックになっていた。
「……まー間違いではないですね」
「ただ別の空間とは違います」
「もっと簡単です」
「この結界の中は時が止まった世界となってます」
「つまりこの結界内にいる間は外の世界は時間が止まっていることになります」
「よって如何なる外からの干渉も受け付けないということになります」
(舞)「なるほど……なかなかやるではないか」
「さてそれでは私の元まで来て下さい」
「私はそちらにいる人間の女性の方の部屋でお待ちしてます」
(舞)
「だとよ」
「じゃー俺様をお前の部屋に連れて行け」
(良子)「……訳わかんないよ~~~……」
良子は現在の状況を理解できないまま、強引な舞に後押しされる形で、舞を自分の部屋に連れて行った。
ー良子の部屋ー
(舞)「おい! 来たぞフローラ! さっさと姿を見せろい!」
「はいはい言われなくても行きますよ」
そして舞の前に一匹の白い猫が現れた。
(良子)「あ~~ミルク~ただいま~」
良子は白い猫を見つけると、その猫を捕まえて抱き締めた。
(舞)「???フ……フローラ???なのか???」
(良子)「これはフローラじゃなくてミ~ル~ク~!」
良子はそう言いながらその猫を舞に見せて来た。
(白い猫)
「……」
「……はい……この白い猫が私です」
「気付いたらこんな姿になっていました……」
(舞)
「ギャ~ハッハッハ~!」
「こ、この獣があのフ、フローラだと!」
「こ、これは可笑しすぎて腹がよじれるわ~!」
舞はそう言いながら笑い転げた。
(良子)
「ど……どうしたの舞???」
「そんなに可笑しいことは言ってないよ~~~」
良子は舞のその姿を見て、酷く困惑していた。
(白い猫)
「は~~~……」
「私も好きでこの身体に転生したわけではないのですが……」
「ただこれが何かの偶然とは私には思えません」
「なんらかの意思があってこの転生は行われたのだと思います」
「さて……私のことはどうでもいいのです」
「貴方のことを話しましょう」
「ただここからの話しをこの人間の女性の方に聞かれるわけにはいかないので……」
フローラはそう言うと、眼を閉じた。
すると急に良子が横になって眠りだした。
(白い猫)
「……やれやれ……この姿もなかなか厄介ですね」
「さて……それでは何から話しましょうかね」
(舞)「まずは俺様の魔法のことを教えろ!」
(白い猫)
「はいはい……貴方の使える魔法はこの世界の規模に抑えられてることは話しましたね」
「詳しくはこんな感じです」
白い猫は空に魔法の一覧表を写し出した。
(白い猫)
「指を出して火をイメージすると指先から火が出ます。これがライターと言う魔法です」
「手を出して水をイメージすると手からコップ一杯分の水が出ます。これがウォーターと言う魔法です」
「何かに触り雷をイメージするとそのものに微弱な静電気を起こさせることが出来ます。これがエレクトロと言う魔法です」
「眼を閉じて横になり身体を休めることをイメージしながら眠りにつくと翌朝には痛みが取れています。これがヒールと言う魔法です」
「相手の眼をじっと見つめて眠るように念じると相手に急に睡魔が襲って来ます。これがスリープと言う魔法です」
「相手の心の中を見るように念じると相手の心の声が聞こえるようになります。これがサイコロジーと言う魔法です」
「そして……貴方が得意としてたマインドオペレーションの魔法ですが……」
「なぜかこの魔法だけは以前の仕様と大きく変わりました」
「更に発動に条件が付与されました」
(舞)「ん? どう言うことだ?」
(白い猫)
「……非常に言いにくいのですが」
「私と手を繋ぐことが発動条件となりました」
「そして相手が精神的に弱っていないと効果が発動されないという条件が付与されました」
(舞)
「何だと!? この俺様が貴様の力を借りないとマインドオペレーションを使えないだと!?」
「しかも相手が弱っていないと発動すらされないだと!?」
(白い猫)
「はい……その様です……」
「そしてその効果もその者の精神の中に入り込むというものに変わりました」
(舞)「どう言うことだ? そんなことして何の攻撃になるんだ?」
(白い猫)
「それは私にもわかりません」
「ただ人間には良心というものが必ず存在します」
「なのでその良心に直接声を届けることでその者に今までの行いを悔い改めさせていく」
「この魔法の効果としてはそんなところになるんじゃないでしょうか」
(舞)
「そんなもんクソの役にも立たないだろ!」
「ちっ! 他の魔法も人間一人殺すことすら出来るものもないし」
「これではどうやっても奴等を皆殺しに出来ないではないか」
(白い猫)
「は~……そもそもどんなに人間が酷いとしても……この私がこの世界の人間を殺すことを認めるとでも思っているのですか?」
「いいですか? これだけは先に言っておきます」
「私はこの世界の人間を誰1人として貴方に殺させるつもりはありません」
「もし貴方が誰かこの世界の人間を1人でも殺そうとしたら私は全力を持って貴方を止めます」
「その事だけは肝に命じておいて下さい」
(舞)
「ちっ! わかったよ!」
「んで、俺様はそんな状況でどうやって復讐をしろと貴様は言っているのだ?」
(白い猫)
「……復讐ではなく裁きです……」
「暴虐無人な者達に裁きを下すことにします」
「それも私達にしか出来ない方法でね」
(舞)「???どういう意味だ???」
(白い猫)
「貴方は気づいていないかもしれませんが」
「貴方が今持っている力はこの世界では特殊な人間しか持てない力と言われているものです」
「それらを駆使すれば裁きを下すことも私は出来ると信じています」
(舞)「こんな力でか?」
(白い猫)「はい……こんな力でです」
(舞)
「……まーなんでもいいわ!」
「さーそうと決まったら奴等に我が魔法をぶちかましに行くとするか!」
(白い猫)
「本当に貴方はせっかちですね」
「そもそも貴方はその人間達の情報も知らないのにどうやって探すのですか?」
(舞)「ぐぬぬぬぬ」
(白い猫)
「は~……これでは先が思いやられますね」
「まずは相手を知り作戦を練りましょう」
「全てはそこからです」
白い猫は、七鬼衆の情報を天井に映し出した。
(白い猫)
「鬼頭 麗子。英傑学園3年七鬼衆のリーダー。英傑学園理事長鬼頭冷道の娘」
「冷道の目指す世界の手伝いを行っている非常に頭のキレる女性。別名鬼女麗子」
「財前 剛。英傑学園3年七鬼衆の副リーダー。」
「世界第3位の会社、財前グループ総帥の一人息子」
「何でも金で解決しようとするとても狡猾な男性。別名金王剛」
「才加 知恵。英傑学園3年七鬼衆の頭脳。英傑学園で常に学年一位を誇る才女」
「その性格は非道で人間をゴミとしか思っていない」
「ありとあらゆる知識を持っていて、その頭脳で人を意のままに操る。別名悪脳の知恵」
「金剛寺 虎次郎。英傑学園3年七鬼衆のボディーガード的存在」
「あらゆる武道に精通しており、裏の顔は英傑学園の地下で行われている賭けファイトの砦役。別名殺し屋虎次郎」
「高裁 判士。英傑学園2年七鬼衆の法の番人」
「16歳の時に弁護士資格を取得した法のエキスパートで冷道のサポート役も兼ねる男性。別名悪裁の判士」
「曲見 真実。英傑学園2年七鬼衆情報操作役」
「有名ゴシップ誌の社長の娘でスクープの捏造を得意とする女性」
「父親の権力で自分が作りたい記事を載せることが出来る。別名捏造の真実」
「オリバー カイゼル。英傑学園2年七鬼衆のSNS担当」
「高校生にして高度なプログラミング能力を持ちハッキング技術にも長けている」
「そして誰かに成りすますことを得意としている。別名冷血ハッカーカイゼル」
「まーざっくりと話すとこんな感じですね」
(舞)
「……何もわからんぞ!」
「この世界は何か色々とごちゃごちゃしてるな」
(白い猫)
「確かにそうですね」
「でもだからこそ異能の私達になら勝機はあります」
(舞)
「フン! 勝機か……むしろ負ける要素などないわ!」
「話しが終わったなら俺様はもう行くぞ!」
(白い猫)「行くぞってどちらに行こうとしているのですか?」
(舞)「決まってるだろ! 奴等のところへだ! 片っ端から俺様の魔法で吹き飛ばしてやる!」
(白い猫)
「は~~ぁ……貴方の魔法もただ闇雲に使っては何にもなりませんよ」
「むしろ彼等に殺されて終わりです」
(舞)「はぁ? この俺様を愚弄するなよ! 魔法など無くても……」
(白い猫)「魔法無しでどうやって?」
(舞)「ぐぬぬぬぬ……」
(白い猫)
「……だから非常に不本意ですが」
「この私が貴方のサポートをします」
「貴方は私の指示通りに動いて下さい」
(舞)「は~!? ふざけるなよ貴様! この俺様を誰だと思ってんだ!? 最強の魔王デスターニャ様だぞ!」
(白い猫)
「……元……魔王様……ですよね」
「でも今の貴方はただのか弱い人間の女性」
「そのことを忘れないで下さい」
(舞)「ぐぬぬぬぬ……」
(白い猫)
「さて……それではこれからのことを話しましょうか」
「まず貴方には英傑学園に転校生として入ってもらいます」
(舞)「は?」
(白い猫)
「そしてまずはオリバーカイゼル」
「彼に裁きを下すとしましょうか」
「彼をまず仕留めないとこの世界では色々と動きにくいので」
(舞)「ちょ、ちょっと待て! 勝手に話を進めるな!」
(白い猫)「ん? どうしました?」
(舞)「つまり貴様はこの俺様に女子高生のふりをしながら貴様からの指示を待てとそう言いたいのか!?」
(白い猫)「ええ……そのつもりですが……何か問題でも?」
(舞)
「貴様はどこまで俺様を愚弄するつもりだ!」
「この魔王デスターニャ様に人間のメスに成り下がれと言うのか!?」
(白い猫)
「成り下がるも何ももう貴方は魔王ではなく人間の女性ですよ」
「しかしその言葉遣いはこの世界には相応しくありませんね
「……ではこうしますか」
白い猫は舞の方を見ると、眼から光を発した。
舞はその光に包まれた。
(舞)
「ん? 何が起きたの? (な……何だこれは!?)」
「あれ? 私喋りが変になってる! (この俺様の声が変だぞ!?)」
(白い猫)
「フフフ……喋り方そして仕草その他の要素を貴方のから元の身体の人の者にしました」
「これでこの世界の人間の少女として何もおかしくなく振る舞えます」
(舞)
「も~冗談じゃないわよ~!(貴様ふざけるなよ!)」
「元に戻してよ~!(即刻元に戻せ!)」
(白い猫)
「そして貴方が暴走しないようにこれを付けときましょう」
次の瞬間、舞の人差し指に指輪が装着された。
(舞)「な、何これ? (貴様これは何の真似だ!)」
(白い猫)
「これでもし貴方が私の意とはそぐわないことをしても大丈夫です」
「それっ!」
次の瞬間、フローラは舞の精神の中に入った。
(舞)
「な、何? この感じ? (な……何しやがった貴様!)」
「か、身体が動かないわ! (う……動かぬ!)」
(白い猫)「これでもしもの時は私が中に入って貴方を操ります」
(舞)「酷い酷いよ~! (貴様大概にしろよ!)」
(白い猫)
「さ~行くのです」
「これは聖戦です」
「この少女の魂を救う為に闘いましょう」
(舞)「も~っ! (貴様はいつか殺す!)」
(良子)「ん? あれ? 私いつの間に寝ちゃったんだろ?」
良子は、眠りから眼を覚ました。
【ニャ~】
眼を覚ました良子の元に、白い猫が寄って来た。
(良子)「まさかミルクがわたしに何かしたんじゃないよね~」
そう言いながら、良子はその白い猫を抱き抱えた。
(良子)「あっそういえば舞は?」
(舞)「ここにいるわよ」
舞はドアのところにもたれ掛かっていた。
(良子)
「ん? 舞、話し方戻ったんじゃない?」
「もしかして記憶も戻った?」
(舞)「私、貴方と同じ学校に行くことになったから」
(良子)
「え~~~っ! 何言ってんの!?」
「そんなこと出来るわけないでしょ!?」
(舞)
「それが何か出来るみたいよ」
「私もよくわかってないんだけど……」
次の瞬間、白い猫の眼が光った。
(良子)「ん? 何言ってんの? 舞は元々私のクラスにいるじゃん」
(舞)「え? え~と……そ……そうだっけ……?」
(良子)「長いこと休んでたけどまたこれからは一緒だね」
(舞)「う、うん。そだね」
その直後、舞の頭の中に声が聞こえだした。
(フローラ(精神))「フフフ……上手くいきました」
(舞(精神))「貴様何をしたんだ?」
(フローラ(精神))
「この世界全体の記憶を少し書き変えました」
「貴方は貴方の姿のまま誰からも眼をつけられていないこの少女の友達である舞と言う少女としてこの世界に存在することになります」
「ただこれは一時的な措置の為目的が達成されたら元に戻します」
(舞(精神))
「貴様は本当に何でも出来るのだな……」
「まーよいわ……不本意ではあるが少なくとも目的は一緒のようだからしばらくは貴様に従ってやるわ」
(フローラ(精神))「宜しくお願いしますね……元魔王様……フフフ……」
ー天界ー
(???)「……フローラは早くも禁を犯しましたね」
(???)
「まー今回は大目に見るとしましょう」
「あの目的の為には禁を犯してでも頑張ってもらわないといけませんからね……」
(ナレーション)
かくして元魔王と元転生界の守り人というとても凸凹なコンビが誕生した……
果たして2人は見事七鬼衆に裁きを下すことはできるのか?
そして不気味な天界の会話はいったい何を意味するのか?
〜第四章〜 仮想空間と異なる世界の能力
へ続く
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