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~第二章~ 絶望の淵に落とされた舞という名の少女





ー神東町 とある病院ー


(少女)「あーよく寝た」

 少女は、深い眠りから覚めた。


(少女)

「さーてどうするかなー」

「昨日の奴の話しだとどうやら俺様の魔王軍はこの世界には呼び出せないわけだしなー」

「更に俺様自身の魔法もこの世界の規模に合わせられて弱体化させられてるわけだ」

「おまけにこの身体か……なんでよりもよって若い人間のメスの身体……弱すぎる……」


 少女は、不満顔で独り言を言っていた。


 その少女の方に、遠くの方から激しい音を立てながら足音が近づいてきた。

 そしてその足音の主は、少女の病室の扉を乱暴に開けると、少女に飛び付いた。


(???)

「舞〜!!」

「よ……良かった~」

「もうずっと眼覚まさないかと思ったよ~」


 その足音を出していたのは若い少女だった。

 そしてその少女は、病院で横たわる少女に対して号泣しながら抱きついた。


(少女)

(舞? あーこのメスの名か……ここはとりあえずそれらしく振る舞っておくか……)

「あ、あ~……え~と……うん……何とか元気になったぞ!」


(???)

「ん? 舞、なんか言葉遣い変わった? やっぱり脳に障害は残っちゃったんだね……」

 

 抱きついている少女は何かを知っている素振りを見せていた。

 そして号泣しながら舞に話し出した。


(???)

「ご……ごめんね……舞……あの時はこうするしか舞を助けること出来なかった……」

「こうするしか舞の命を守れなかった……本当にごめんね……」

「別に許してくれなくてもいいから……許してくれなくても舞のことは私が絶対奴等から守るからね……」

「今は仲間になった振りしてるだけだから……」


 病院で横たわっていた少女は、急に抱きついてきて訳のわからないことを急に語りだした少女に、戸惑いが隠せなかった。

 ただ自分が何者に転生したのかだけはわかった。


(舞)

「ちょ……ちょっと落ち着いてくれよ(うっといしいなーこのメスは)」

「まださー起きたばっかりで何がなんだかわからないんだよ(そもそもこっちもこんな身体に転生させられて困惑しているのにこれ以上困惑させんなよこのメスが)」


(号泣している少女)「ご……ごめんね……本当にごめん……」

 

 その少女はずっと号泣しながら、ただ舞に向かって謝っていた。

 その現場に、医者が後ろから現れた。


(医者)

「急に女の子の泣き叫ぶ声が聞こえたと思ったから来てみたら……やっぱり来てたんだな……良子ちゃん」


(良子)「義彦おじさん・・・ご無沙汰です」


 良子は泣いていた涙を拭うと、立ち上がり医者に挨拶をした。


(医者)

「本当昨日は驚いたよ。急に目を覚ましたんだからさ」

「まさに奇跡だと僕は思ったね」

「ただやっぱり、脳と精神には障害が出たようだ」

「まーそこはね、これからゆっくりと治療していけばいいだけだし」

「とにかくここにいれば安全だから心配はいらないよ」

「誰もここに良子の親友がいることは気づかないし」

「だってここは離島の病院だからね」


(良子)

「本当にありがとう義彦おじさん」

「確かにここしか考えられなかった」

「ここしか奴等から隠せる場所なんかない!」

「舞! 辛いけど後数年はここから一歩も外に出ないでね」


 良子はそう言った後で、舞に抱きついた。


(舞)

「ちょ……ちょっと待て!」

「数年? 何を言ってんだ!? 」

「俺様は今すぐここを出るぞ!」

「こんなとこなんかいても何も出来ないではないか!」


 舞は急に暴れだした。


(義彦)

「そんなこと言ってもね君。そもそも君まだ身体は全然治ってないからね」

「これからゆーっくり治療していかないとさ。」


(舞)

「フン! 身体が治ってないだと?」

「愚かな人間め! では見せてくれよう!」


 舞はそう言い出すと、身体に巻きついていた包帯や器具を自ら取り出した。


(義彦)「な……何をしてるんだ君は!?」

(舞)「自分の目で見るがいい!」


 舞は全ての包帯を取り去って全裸になり、医者の目の前に立った。


(舞)「この身体のどこに傷があるというのだ? よく見てみろ!」


 そこには全身真っ白な美肌で傷一つない綺麗な身体をした、スタイル抜群の長髪の美少女が立っていた。


(義彦)

「な……なんと! 信じられん!」

「こ……こんなことあるのか!?」

「まさに奇跡だ! 奇跡以外の何者でもない!」


 医者は驚愕のあまり腰を抜かして、ただそこに毅然と立っている少女の身体をじっくりと見ていた。


(良子)「え……!? え~~~!?」


 良子は眼をパチクリとさせて固まった。ただ次の瞬間顔を赤らめた。


(良子)

「わかった! わかったからとにかく早く服を着て!!」

「そしておじさんもそんなに見ないの!」


 良子は舞がさっきまで着ていた病衣を、舞に被せた。


(良子)

「し……しかし本当に奇跡だわ……」

「……い……いやいや……確かに身体は奇跡的に治ったかもしれないけど……」

「でも駄目! 戻ったら間違いなく今度こそ奴等に殺される!」

 良子は一瞬喜んだかと思うと、すぐに何かに恐怖している様な顔を見せた。


(舞)「さっきから気になってたんだが、なぜそこまで俺様をここにいさせるのだ?」

 

 舞は当然のように沸いた疑問を良子にぶつけた。

 すると良子が身体を震わせながら語りだした。


(良子)

「……奴等……七鬼衆のこと忘れたの?」

「舞は奴等のせいで全てを奪われて殺されかけたんだよ?」

「そして……その最後……舞を殺したように見せかける為に、七鬼衆の指示で舞の自殺を手伝ったのが……この私なんだよ!」


 良子は舞の方を見ながら泣き叫んだ。

 そして、ここ数ヶ月の間に起こったことを話し出した。


(良子)

「始まりは今から数ヶ月前のこと……」

「それまで舞は学年トップの成績で、正義感に溢れた誰からも好かれる本当に模範の様な生徒だったの」

「ところが英傑学園理事長鬼頭冷道に逆らったことで、七鬼衆により社会的そして人間的に抹殺させられたんだよ」


(舞)

「ん? 社会的に抹殺させられた? それはどういう意味だ?」

「ただ殺しただけではないのか? 拷問したとかか?」

「俺様も拷問なら何度もしたことあるぞ」


(良子)

「拷問ね……そんな生易しいものではなかったかもしれないわ……」

「まず貴方は模試で不正をしたことにさせられたわ」

「もちろんこれはただのでっちあげだったんだけど」

「でもそのでっちあげすら、七鬼衆の手にかかれば真実となる!」

「奴等はそれだけの権力を持った集まりだから」

「そしてそれで貴方は学校を退学させられたの」

「でもそれだけでは終わらなかった」


「奴等は貴方の家族までもをめちゃくちゃにして、貴方を孤独の身にしようとしたの!」

「その為に、まずは貴方のパパの会社に対してデマの記事を流し会社を倒産に追い込んだの」

「貴方のパパの会社は全国でも指折りの企業だったわ」

「でもそれでも奴等の本気には勝てなかった」

「デマと風評被害とでっち上げられた暴力行為により、貴方のパパの会社は倒産まで追い込まれたの」

「そして、こともあろうにその理由があなたのせいだということを、奴等は貴方のパパに言ったのよ!」

「……後は脆かったわ……もう廃人よ……」

「貴方のパパは貴方と貴方のママを置いて、どっかに消えてしまったわ……」

「次に奴等は貴方のママに目をつけたわ」

「貴方のママをどこの福祉も頼れなくさせて、どこの仕事にもつけなくさせた」

「その環境を作った上で今度は悪魔の手紙を送ったの……」

「貴方がこれから指定されたところまで来てくれたら、貴方と貴方の娘の生活は保証します……ってね」

「人間まともな時は絶対にそんなものには引っ掛からないのに、弱った時はまともな判断が出来なくなってるんだね」

「貴方のママは疑うことなくそこに行ったわ」

「そしてそこから今まで行方不明……もしかしたら……もう……」


 良子は、話しながら涙が止まらなくなっていた。


(良子)

「そうした後で、奴等は貴方の家に押し掛けてあたかも強盗に襲われたかのようにして、貴方を殺そうとしたわ……」

「だけどその最中、運良く近所の人が異変に気づいて警察を呼んだの」

「さすがの奴等も自らの立場上現行犯で捕まることにはなりたくなかったみたいですぐに逃げたわ」

「そして警察がそこで見つけたのは、縄で縛られてリンチされて気を失いかけていた貴方」

「その後、すぐに病院に運ばれたわ。私の兄が勤務している病院にね。」

「そして兄から連絡を受けて駆けつけた私は絶句したわ」

「そこには全身包帯に巻かれて呼吸器を付けた貴方がいたから……」

「それでも兄からなんとか一命は取り留めたと聞いた時は嬉しかった」

「どんな姿になっても舞は舞だし絶対意識取り戻すと信じてたから」

「でも奴等はそんなあなたを抹殺する為に私に近づいたの!」


(七鬼衆)

「お前の兄って医者なんだって?」

「そうかーじゃー例えば医療ミスを装おって殺すことも訳ないよな」

「ちょっとお前の友達殺すようにお願いしてくれないか?」

「お前の兄には迷惑はかけないから」

「それにちょっと数年我慢さえしてもらえれば、もっといい病院に今よりももっといい待遇で雇ってやるから」

「そしてお前にはこの七鬼衆に加われるという非常に名誉な権利を与えよう」


(良子)

「私には断れなかった……断ったら私だけでなく兄の医師免許まで剥奪される可能性もあったから……」

「だから私はありのままを兄に話したわ……そしたら兄が今回の計画を思いついたの」

「兄はまずおじさんに連絡して、今回の件について全て話して協力をお願いしたの」

「そしてその後で兄はすぐに死亡届けを偽造したわ」

「疑り深い奴等の為に葬儀屋も呼んだわ」

「そしてそれが全て終わった後、深夜に兄の車で私の父のクルーズ船まで行き、この離島に住むおじさんの病院まで運んだってわけ」

「これでわかったでしょ? あなたは死んだことになってるの。だからあなたはここから出ちゃダメなの!」


 良子は今まで舞の身に起こったことを、涙を流しながら語り切った。


(舞)

「し……信じられん……」

「たった1人のそれもこんな弱々しいメスの人間の女の為にそこまでする人間がこの世界には存在するのか」

「この俺様ですらそんな拷問はしたことも聞いたこともないというのに」


 舞は良子から聞いた話しに絶句した。

 そして、少し考えた後で舞はベッドから降りて立ち上がった。


(舞)

「……気にいらんな……」

「仕方なく入らされた身体とはいえそこまでこの身体に危害を加えた人間どもは」

「八つ裂きにしないと気が済まん!」


 舞は怒っていた。

 良子はそんな舞に抱きついて動きを制止した。


(良子)

「ちょ……ちょっと……話し聞いてた?」

「あなたは死んだ人なの!」

「だからここから動いちゃダメなの!」

「それに今戻ったら確実に今度こそあなたは殺されるよ?」


(舞)

「えーい! 離せ! 離せ!」

「この俺様が人間ごときにまた負けるわけがないだろうが!」

「魔力さえ元に戻ればこの世界毎そのくそ人間どもを皆殺しにしてくれるわ!」


 舞はまた戯言をのたまわった。


(義彦)

「昨日からこの調子なんだよ」

「俺様だの何だの」

「脳の検査では異常は見つからなかったんだけどね」

「おそらくだけど、余りにも酷いことをされたその精神的ショックで、別人格が形成されたのかもしれないね」

「でも、それにしてもこの回復力は人智を越えている」

「まさに奇跡としか言いようがない!」

「出来ればもう少しここに入院してもらってもっとじっくりと調べたいぐらいだ」


(舞)

「どうやら一度貴様らも死にたいみたいだな」

「わかった! では我が魔力見せてくれよう!」


 舞は良子の手を振りほどき、右手を広げた。


(舞)「出でよ! 地獄の業火よ!」


 すると舞が広げた手の人差し指から、小さな炎が現れた。


(舞)「ん? なんだこれは?」


 舞はとても不思議そうな顔をして、自分の右手を見た。


(良子)

「え~~~っ!?」

「ゆ……指から炎が出てる~~!?」

「舞! いつの間にこんな芸出来るようになったの!?」


 良子は眼を丸くしながら、とても驚いた。


(舞)「ちょ……ちょっと待て! 俺様の魔力はここまで弱ってるのか!?」


 舞は自分の人差し指の炎を見ながら、非常に困惑した表情を浮かべていた。

 その時だった。



「だから言ったでしょ」

「貴方の魔力はこの世界の世界観まで抑えられていると」

「この世界では指から火が出るだけで奇跡と呼ばれているのですからそれ以上の火が出るわけないでしょ」


 舞の頭の中に声が聞こえた。


(舞)「その声は……貴様フローラだな!」


 舞が天に向かって叫んだ。


(良子)「???舞??? どうしたの?」

 

 良子は、急に独り言を話し出した舞に酷く困惑している。


(義彦)

「あ~また始まったか~昨日もこんな感じで急に独り言話し出したんだよ」

「おそらく事件の後遺症なのかもな」

「早く精神鑑定行わないと」

 

 義彦は最早慣れた感じで、良子にそう伝えた。



「私は実は貴方の近くにいます」

「ただ私の力もこの世界では制限がかかるようで」

「ずーっとこのまま語りかけることはできません」


(舞)

「そんなことはどうでもいい!」

「俺様はとにかくこの身体をこんな目に合わせた奴を八つ裂きにしないと気が済まない!」

「貴様なら何か魔力を戻す方法知ってるのではないか? その方法を教えろ!」



「やれやれ……貴方には新たな気持ちでこの人生を楽しもうという気持ちはないのですね……」

「しかし……少し気持ちはわかります……」

「確かに許しがたい行為……これが神のお導きによるものであるとするならば見過ごすのも何か違う気がします」

「……わかりました……今貴方の隣にいる人間の少女の家に来て下さい……そこでお話しします」


(舞)

「わかった! この人間の家にいけばいいのだな!」

「おい貴様! 貴様の家まで俺様を連れて行け!」


 舞は1人納得した様子で良子にそう話した。


(良子)

「だ~か~ら~聞いてた?」

「貴方はここから出たらダメなの!」

「貴方と一緒にいるとこなんか見られたら私まで奴等に殺されちゃう!」


(舞)

「うるさいうるさい黙れ人間!」

「俺様の邪魔をするな!」


 良子は今にも外に出そうな勢いの舞を、全力で止めた。

 そんな二人の様子を見て、義彦がボソリと呟いた。


(義彦)「……事情はよくわからんが……顔だけならなんとかしてやれんでもないぞ」


(良子)「あっ……確かに顔を整形すれば……で……でも……」

 良子は奥歯にモノが挟まったような言い方をした。


(舞)「さっきから何をごちゃごちゃと言っとるんだ!」

 舞は2人の煮え切らないやり取りにイライラしていた。


(義彦)

「いいかい? 君の顔は七鬼衆の連中に知られてる」

「だけど奴等が知らない顔になれば、奴等が君に気付くことはないってわけだ」

「そして、この僕の技術ならそれが出来るんだ」


(良子)

「義彦おじさんは元々優秀な医者なのよ」

「こんなところにいるけどね」

「で、本職は外科なのよ」

「加えて美容整形の知識もあるから、整形はお手のものなの」


(義彦)

「まーそういうわけだ」

「さてどうするね?」


(舞)

「あ~!もう何でもいいや!」

「とにかくここから出れるならそれで任せた!」

 

 舞は何が何だかわからない状況にイライラしながら応えた。


(義彦)

「わかった……じゃーもうしばらく眠っててもらおうかなっと……」


 義彦は注射器をおもむろに取り出すと、舞の右腕に注射針を刺した。


(舞)

「うっ!」

「……ま……また……この展開……か……身体が……動けなく……な……」


 舞は、ベッドに横になり眠ってしまった。


(良子)

「義彦おじさん本気なの?」

「本気で整形してでも舞の希望叶えるつもりなの?」


(義彦)

「うん……だってこの子が起こした奇跡の数々を見たらね」

「本人は魔王とか言ってるけど僕からみたら神様に思える」

「神様ならもしかしたら奴等に一泡くらい吹かせれるかもしれない……」


(良子)「……そんなこと本当に出来ると思っているの?」


(義彦)

「それはわからない」

「でも賭けてみる価値はあるかもしれない」

「何よりこのままでは舞ちゃんが不憫だよ」

「せめて少しでもやり返させてあげないと」


(良子)「それはそうかもしれないけど……」


⦅それに……僕も鬼頭冷道には借りがあるし…… ⦆

 義彦は心の中でそう呟いた。



(ナレーション)

 なんと魔王が転生させられた先は、酷い人間達により絶望の淵に追いやられた少女の身体だった。

 魔王はそのことに怒りを覚え復讐を誓う。

 そしてフローラもまた、その魔王に力を貸すことを決めるのだった。

 果たして魔王は、人間達に復讐することが出来るのだろうか?


 様々な人の思惑の中、魔王は深い眠りにつくのであった……


 ~第三章~ 告げられた真実と決意

 へ続く

最後まで読んで頂きありがとうございます。


今後の励みに繋がるので、いいねやブックマークの追加、または評価を頂けると嬉しいです。


また、自分のお話を読んで思うことがあれば感想を下さい。


批判的コメントでも構いません。


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