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人外と少女の日常。  作者: はるひ
1/5

人外と少女の朝。



おにーさんとであってから、わたしのまいにちがかわった。


あさ、めがさめるとき。

あたたかいひかりと、とりのこえ。

それと、となりのおにーさん。



じー…。


……


じーーー。


………もぞ


………!



となりにおにーさんがいるあったかさでいつもあさがくる。わたしの、あさ。

おにーさんは、すこしうごいて、それから、


「………おはよう。」



「…おはよう、ございます…!」



「…今日も楽しそうだな、朝なのに。」


「……あさは、いつもこわかったから。」


おにーさんのところにくるまではあさはこわかった。



まえのひのよるに、いつもほしにおねがいして、あしたはままとぱぱが、けんかしませんように。

おにいちゃんが、ものをなげませんように。

わたしがきえて、みんなが、わらってくれますように。


でも、いつもおねがいはかなわなくて。


あさは、いつも、まっくらで、つめたくて、さみしくて、かなしくなるの。


ぱぱとままのけんかしてるこわいこえでおきるの。


おにいちゃんがけるいたいのでおきるの。


ぱぱと、ままと、おにいちゃんのおまえなんていらない。きえろってこえで、あさがはじまるの。




おにーさんのいばしょは、はじめて、あったかくて、おにーさんのてみたいだった。


おにーさんは、「りゅうとひとのあいのこ」なんだって。


よくわからなかったけど、おにーさんがなきそうだったのは、わたしでもわかった。


だから、あさ、あったかいことにあんしんするの。

おにーさんの、あったかいのがつたわって、うれしくなるから。




「…ぼーっとしてないで、朝ごはん、食べるよ。」


「……うん…!」






おにーさんと、あったかいあさ。





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