3 収監中は地獄
よろしくお願いいたします
監獄の最深部の一番奥に私は収監されました。
曰く不死者には戦闘能力の高い者が多いので、暴れられると大変だからだそうです。
牢屋は狭くほとんど動けるスペースはありません。
硬いベットと簡易式のトイレ 実際に歩けるスペースはほとんどありません。
ご飯は日に二度朝と夕にきます。
しかしそのご飯には毒が入っていました。
私は初めて食べた時あまりの痛みで悶えて、気絶しました。
それからご飯を食べるのをやめようと思いました。
しかし、どうしても腹は減るようで飲まず食わずでいて2日経つ頃にはその空腹の苦しさからまた食べてしまいました。
そしてまた悶え苦しみ、気絶しました。
不死者は寿命以外で死なないだけであって、毒などは普通に効いてしまうようです。
食べても苦痛 食べなくても苦痛です。
この生活を三ヶ月程度続けていると私の体は壊れ始めました。
ほとんど光の無い環境とそういう毒を食べたせいなのか 私の目は視力を失っていったのです。
1メートル離れたものですら見え無くなってしまいました。
幸いというかなんというか牢屋は狭いので01メートル先が見えればなんとかなりますが牢屋の外に見えた松明の光は見え無くなりました。
そして声が出せなくなりました。
悶える時に声を潰してしまったのかはたまた毒の効果なのか声が出せなくなりました。
それから五ヶ月後冬が訪れました。
地下はとても寒くとてもじゃないけど動けません。
体を震わせて必死に耐えます。
普通なら凍死するはずの体も不死者の私では死ねません。
誰か、助けてよ…
その願いが届くことはありません
主人公は救われます
後この世界は地球と一緒で十二ヶ月三十日です。 4月に収監されたので12月くらいですかね