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読書について
「私はバカだから、読んだ内容を全部は覚えていられないの」
「僕もアホだから全部は理解しきれないんだ」
「本を読むことの意義って一体なんなんでしょうね」
「本を読むことの意義って一体なんなんだろうか」
「果たして、どうしたらいいのでしょう?」
「果たして、どうするべきなんだろうか?」
「…でも、読んでる間は幸せだわね」
「…でも、読んでる間は感動しているんだよ」
「私はバカだけど、私は私の頭で考えるしかないのよ」
「僕も阿保だけど、何かを見たり感じたりしたいんだよ」
「本を読む意味は確かにある気がするわ」
「本を読む意味は確かにあると思うんだよ」
「それなら、それで十分じゃないかしら」
「そうだね、誰にだって今以外、自分以外、ありはしないんだから」