17/26
思考
人は一日10万回、思考するという説がある。
なるほど、ごく些細なものまで含めれば、実際にそのくらいの数になるのかもしれない。しかしどうだろう、次の日の朝、目が覚めて見ると、ただ僅かな痕跡が残されているばかりで、その思考とやらの明確な形は、頭の中に何一つ残されてはいない。また漠然と、昨日と同じようなことを、それとは意識せずに、再び考えはじめるばかりではないのか?
生きているとは檻の中のハムスターよろしく、同じ円周上をただひたすらに、息も絶え絶え無意味に駆けずり回っているだけのことのように思われてならない。ー
私には書くことによってしか、前へと進んで行くことが出来ないように思われる。例えば、日記でもよい。ブログでもよい。詩でもよい。小説でもよい…。
或いはそれが、ただの迷信でしかなかったとしても、それにすがるより他、私には何一つ希望を見出すことが出来ない。




