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乙女な女神
思い出しました。僕は死んだんですね。
そうですね。貴方はどうしたいですか?私にできることであればできるだけのことはしますので望みを言ってください。
元の世界で甦らすのは無理です。私は元の世界に干渉はできませんから。
僕はあの世界で彼女の母との約束が守れたので満足です。何で僕の願いを聞いてくれるのですか?
貴方が死んだ時に近くに神父がいましたよね。彼とは昔魔王を倒した仲間なのです。
彼が勇者で私は司祭であと二人仲間がいたのですがそれは良いでしょう。
彼は元の世界の帰還を望み、私は私は女神になることを望み、神がかなえてくれました。その彼の心の底から願ったので叶えたかったのです。彼は昔から人を助けるのが好きだったので、元の世界に戻っても人を救うのを喜びとしている様です。そんな所が好きだと気付いたのは私が女神になり外界に接触できなくなってからでした。それでも彼を好きな気持ちは変わらないので彼の望みを聞いてあげたいのです女神としては失格ですねと嬉しそう声が響く。
乙女な女神だなと思っていると衝撃が走る。