表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
日本男子、異世界に立つ  作者: 忠柚木烈
日本男子の上陸
8/154

ミミカカ、日本男子を知る

 アタシはムムカカ村のムムカカの娘、ミミカカ。


 アタシがパクパクとお薬を食べてる間に沸かしたお湯が冷めたらしい。

 せっかく沸かしたのになんで冷ますんだろう?

 同じことを不思議に思ったゼゼが物怖じせずに聞いてた。

 すると荷物から四角い綺麗な白のペラペラを出して、それに絵を描きながらわかりやすくお湯を沸かした理由を教えてくれた。偉い学者さんなのかな?




 説明し終わった後はアタシの時と同じようにテキパキ傷の手当をしてくれた。

「この包帯は血が完全に止まって傷が塞がったら取っても大丈夫だ」

 彼の言葉を聞いてまた驚かされた。

 たしかにさっきまでボロボロだったアタシの手足の傷ももう塞がってる。

「わかりました!」

 でももう大丈夫なんて………と思ったけど、こんなにすごい人の言うことなんだから信じて包帯を外してみる。

 すると包帯の下にあったはずの深い傷はふさがってた。

 痕もなく綺麗さっぱりだ!どの手足もそう!

「こんなに早く綺麗に傷が治るなんて………ありがとうございます!」

「神の思し召しあってこそのことだ」

 自分の体に起こったことなのに信じれないような気分だったから感激してお礼を言ったら、やっぱり当然にように神様のお陰だと言ってた。

 彼は神様に仕える使徒様でアタシ達を助けくれたんだ!




 その日灰色の猟犬(グレイハウンド)撃退と使徒様歓迎のお祭りをした。

 アタシが狩った獲物を美味しそうに食べてくれて嬉しかった。

 鳥を1匹丸々使う普段では食べられないようなアタシ達のごちそうを使徒様も喜んでくれた。

 一緒に料理を食べることを許してもらえ、子供達も大人達も皆一緒にごちそうを食べながら使徒様にいろんな事を教えてもらった。


 ヤマトー・カミュ・ホマレーという名前で遠い国の貴族であること。

 テノーヘカ様という偉大な神様の御使いであること。ちょっと発音が難しかったお名前の神様だったけどいかに素晴らしい神様かヤマトーさんは語ってくれた。

 毎日休まれることなくニホコクミが安らかに末永く繁栄できるように守って下さり、世界中に飛んでいってはニホコクミが平和に暮らせるように様々な思し召しを下さるらしい。

 ニホコクミという言葉がわからなかったから聞いてみたら、ヤマトーさんは少し説明に困った後に弱きを助け強きをくじく人間のことだと言ってた。

 アタシが「ヤマトーさんの事ですか?」と聞くと「あぁ、俺はニホコクミだ」と言ってた。

 ニホコクミというのはヤマトーさんみたいな、すごく頭が良くて、すごく優しくて、すごく強い立派な戦士のことらしい。


「アタシもニホコクミになれますか?」

と聞くと嬉しそうに

「生まれた場所から出て自分1人で生活できる能力を持ち、テノーヘカの元で長く人の為になる事を続ければニホコクミになれるぞ」

と答えてくれた。

 ちなみにテノーヘカ様の元にいても悪い事をするのはテニツバスーオコナでウッベギャクゾでキタナーシィバーコクドらしい。

 あのヤマトーさんが苦々しい顔で怒りながら言ってたので、多分テノーヘカ様の教えに背いて破戒した戦士の風上にも置けないような恥知らずの卑怯者なんだろう。


 村の大人達は話を聞いている内に段々不安そうな顔になっていった。

 それほど凄い神様の使いに助けられたなら、村のお金を寄付しなきゃダメだから。

 村の全てを集めても十分な財産を集めることはできない、とお父さんはお酒を飲んで赤らんでいた顔を青くさせてた。

 もしも街で商品を受け取っておいてお金を払わなかったら袋叩きにされて、領主様のところまで連れて行かれて奴隷にされてもおかしくない。

 アタシ達は息をするのも忘れてヤマトーさんがどうするのか見つめた。


「慎み深いテノーヘカは自らを崇めるのを強要なさる事はない。お金を要求なさる事もない。尊く立派な方なのに決して贅沢される事のない徳の高いお方だ。もちろん俺も法外な要求をする事はない」

 アタシ達は皆驚いてしまった。

 前に宣教師がこの村に来た時は何もしてくれないクセに、自分の信じる神様が偉いとだけさんざん喋っただけでお金を要求してきたのに!

 実際に困ってるアタシ達を助けてくれたのに、お金ももらわないし、テノーヘカ様を信仰しなくてもいいらしい!

 テノーヘカ様とその御使いであるニホコクミのヤマトーさんは、困った人を助ける事だけが目的らしい。

 なんてすごい神様なんだろう!


 お父さんは「自分達を助けてくれない神様なんかにお布施を払ったのに、テノーヘカ様とヤマトー様にお布施を払わないなんてことがあるか!」と言って結局自分からお金を渡してた。

 ヤマトーさんは「感謝はありがたく」と言ってお金は返してたけど。

 お父さんは「俺の気持ちが収まりません!それならミミカカを貰って下さい!」と言い出した。

 アタシはヤマトーさんと夫婦になるんだろうか。

 突然そう言われても全然嫌に思ってない自分に気付いた。

 ドキドキしながらヤマトーさんを見たけど「未だ若輩の身なので嫁を貰うわけにはいかない」って断られた。


 お父さんは引き下がって受け取って欲しい、受け取って欲しい、と繰り返したのでヤマトーさんはついに折れた。

 お金を受け取ったのである。

 選ばれなかったアタシは、やっぱりヤマトーさんは私になんか興味がないのかなぁ、と思ったけど

「俺がこの心尽くしをいただく事になったのは、ミミカカが立派な娘だからだ。もしミミカカがこれほど美しくなく、料理もできず、勇敢な戦士でもなければ、これほどの大金を手にする事はなくただ断っていたことだろう。よって俺がこの大金を手にするきっかけを作ったミミカカと分かち合いたい」

と言って受け取ったお金を半分アタシにくれた。

 よくわからないけどヤマトーさんがアタシを立派な娘と褒めてくれて、今まで手にした事のないさくさんのお金をもらって喜ぶ現金なアタシ。

 今思えばお金を村に返す言い訳だったんだなぁとわかる。バカなアタシ。




 ヤマトーさんはお祭りの後もアタシ達にいろんな事を教えてくれた。


 例えば子供達には小さな石ころを集めてくるように言い、集めた石ころを使って計算のしかたを教えてた。

 村では大人でも計算なんてできないのに!

 アタシも急いで石ころを集めて子供達と一緒に教えてもらった。

 石を目の前で実際に動かしてわかりやすく説明してくれる。計算を間違うと優しく教えてくれるし、難しい計算を最初にできれば皆の前でヤマトーさんに褒めてもらえる。

 計算を教えてもらったアタシ達は皆の前で褒めてもらうのが自慢になるので頑張って勉強した。


 文字も教えてくれた。

 大人でも自分の名前を書けないのが普通だ。もちろんアタシも一緒に教えてもらった。

 数字、村の人達の名前、よく使う言葉が見やすく綺麗に書かれてる見本を何枚かの白いペラペラに分けて作ってくれた。

 10秒の間見本を見て覚えたら、見本を見ずに覚えてる言葉を地面に書く。

 一番多くの言葉を覚えてた人は皆の前で褒めてもられる。

 計算と同じで褒められたくてこっちも皆頑張って文字を覚えた。


 大人達にもヤマトーさんはいろんな事を教えてくれた。

 怪我や病気をしたときの直し方を教えてくれたし、清潔さが大事なこととか、食品の保存の方法も教えてくれた。




 嬉しかったのはある日私に「お祭りの日に作ってくれた料理をまた食べたい」と言ってくれた事だ。

 鳥を香りのいい木の葉で包み込んで焼いた料理。

 私の一番の得意料理!

 ヤマトーさんも気に入ってくれたんだ!


 私はすぐ森まで走って行って、最高の集中力で狙いをつけた鳥を撃ち落として、その場で脚を縛って逆さに吊るして、お父さんから借りたナイフで首を切り付けてバタバタ暴れる鳥を片手に村まで走る。

 血の匂いで動物が集まって来たらどうするんだって後でお父さんに怒られた。

 冷静になってから確かにその通りだって反省したけど、ヤマトーさんが食べたがってたからと言ったらお父さんも納得してた。

 だって血抜きする時間ももったいなかったんだもん。


 出来上がった料理を急いでヤマトーさんのところへ持って行くと、料理になんだかよくわからないことをしてたけど、綺麗な器に盛って一緒に食べようと言ってくれた。

 私がナイフとフォークをうまく使えなくて困ってると食べやすく切り分けてくれた。

 フォークを使って食べてるだけでも自分がまるで貴族になったような気がしてすごく嬉しかった。




 ヤマトーさんはわずか7日の間にいろんなものをくれた。

 そう、わずか7日で………。

 7日経つとヤマトーさんは旅立ってしまった。

 多分ニホコクミの務めとして他の困っている人を助けに行ったんだと思う。


 ヤマトーさんは皆が見送りに立った時にヤマシーを呼び出した。なんで呼ばれたのかがわからないヤマシーが不安そうにアタシとゼゼを振り返りながらヤマトーさんのところに行った。

「ヤマシー。お前はこの村で一番計算がうまくなった。それを認めお前にこれを渡す」

 ヤマトーさんはヤマシーの手にとても綺麗な色をした青い布を載せた。

「よく頑張ったな」

 ヤマシーは呆然としてたけど、自分が褒められてるとわかってから泣きながら笑ってた。

 ヤマトーさんは優しい顔で笑ってヤマシーの頭を撫でてた。

 今度はゼゼが呼び出されて、文字を一番早く覚えたことを褒められた。

 ヤマシーのと色違いの黄色い布を渡されてた。


 アタシは2人が褒められてるのを見て素直に喜べなかった。

 もちろん妹みたいな2人がヤマトーさんから褒められてるのを見て誇らしいと思う気持ちもある。

 だけどお姉ちゃんのつもりだったアタシが、いつの間にか追い抜かれてしまったみたいで寂しかった。

 何より、ヤマトーさんがアタシを褒めてくれないのが悲しかった。


 貰った布をよく見えるように広げて自慢する2人を見守ってたヤマトーさんがアタシを見た。

「ミミカカ、おいで」

 アタシは自分が呼ばれた事に驚いて固まった後急いで駆けつけた。

 見上げるとヤマトーさんは背筋を伸ばして、真剣な顔で真っ直ぐアタシの目を見つめた。

 優しいヤマトーさんがこんな顔をするなんて………。アタシは一体何を言われるんだろう。怒られるんじゃないかと不安になる。


「ムムカカ村の戦士ミミカカ、灰色の猟犬(グレイハウンド)3匹を相手によく戦った。お前の勇気ある戦いがなければ間違いなく子供達をはじめ多くの人が死んでいた事だろう。よく厳しい戦いを耐え抜いて仲間を守り切った。村を救った功績を讃えこのナイフを授与する。武功抜群の戦士たるお前なら必ずや使いこなしあらゆる困難を打ち破れるだろう」

 ヤマトーさんはそう言って、いつも身に着けてる綺麗な鞘に入った傷一つない立派な銀色のナイフを両手で取り出しアタシに差し出した。

 アタシは信じられない思いでそれを見つめてる。

 褒めてもらえないどころか、戦士と認められてヤマトーさんが身に着けてたこの綺麗なナイフをアタシがもらえるなんて………。


 もらったナイフは精霊よりとても強い存在の力で守られてて、あらゆる困難を打ち破れるという言葉がウソじゃないのがわかった。

「あ、ありがとうっございます…!」

 アタシがナイフを、絶対に落とさないように、震える両手で、しっかりと、受け取ったのを見てヤマトーさんは頷いた。


「ミミカカは優秀な戦士であるばかりでなく、学習に於いても立派な結果を残した。その努力を認めてこのバンダナを授ける」

 そう言ってさっきの2人が貰ってた無地のと違って不思議な模様の緑色の布を差し出してくれた。

 アタシはもうこらえきれなくなってボロボロと泣いてしまった。

「絶対大事にします!」

 泣いてる顔を見られるのは恥ずかしいけど、自分のことを認めてくれた人から顔を背けるのがもっと嫌で真っ直ぐ見つめた。

 ヤマトーさんは何も言わずにそんなアタシの顔を優しい笑顔で見つめ返してくれた。


 ヤマトーさんは村からいなくなるときにもたくさんのものをくれたのだった。




 村の生活は変わった。

 子供達は皆、ヤマトーさんがいなくなった後も計算と文字の勉強を続けた。

 最近では子供達の親もいっしょに勉強してる。

 皆ヤマトーさんのような立派なニホコクミになれるように協力して狩りの腕と知識を磨いていった。


 エーセという言葉もできた。

 食事の前と調理の前に綺麗な水で手を洗うこと。

 食材はよく洗い火を通し特に肉類は生食しないこと。

 刃物も手と同じように使う前に洗うこと。

 水浴びが嫌いな子供もヤマトーさんが

「体を洗わないと悪いものが体に溜まって自分だけじゃなく全員を病気にする」

と言って、汚くしてる子供の周りにいる人達が泣きながら倒れてる絵を見せられてからは綺麗に体を洗うようになった。

 ヤマトーさんはアタシ達が知らないことを説明するときは、わかりやすい絵を描いてくれるので皆真剣に聞いてた。

 今では村の皆がきれい好きだ。


 そしてアタシはもらったナイフに驚いてた。

 見ただけでもすごいナイフだと思ってたけど実際に使ってみると、もう想像できないようなものだった!

 アタシの顔が映るほど綺麗で、握りやすいハンドルはまるで手に吸い付いてると思えるぐらい使いやすい。

 切れ味は抜群で硬い木でも楽に削り出せるし、とても頑丈で何にぶつけても傷つかない。

 どんな大きな街にも売ってないと思う最高のナイフだった。

 こんな立派なナイフをくれるなんて………。

 またヤマトーさんはすごい人なんだと思った。


 何より驚いたのはハンドルの中が空洞になってて、中からヤマトーさんが絵を描くのに使ってたペラペラと不思議な石が出てきたことだろう。

 こんなすごいナイフを貰ったのが嬉しくて色々確かめてるときに、グリップが動くことに気付いたのだ。


 石は小さいけど硬貨を分厚くしたような形をしていて表面が透明だった。

 中には赤と銀色の細長い1本棒が入ってた。最初はその棒を取り出そうとしてみたけど石を壊さないと棒は取れないみたい。

 この石は真っ直ぐに持つと中身の棒がしばらくふらふらした後、赤い方が必ずある方向でピタっと止まる。

 石を持ち上げて向きをクルクル変えてみても、アタシが石を持ったままグルグル回っても1つの向きを指す。

 ()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()()

 私が立派なニホコクミになる決心ができたら、ヤマトーさんと一緒に旅をしてもいいと許してくれたんだ!


 この魔法の石ももちろん嬉しかったけど、一緒に入ってたペラペラは何よりも嬉しかった。

 クルクルと丸められて折りたたまれたペラペラを開くとそこには、すごく可愛い笑顔で笑う女の子の絵が描いてあった。

 描かれてるのがアタシの顔だとわかると幸せな気持ちになれた。

 ヤマトーさんって絵も上手なんだなぁ………。

 しかもよく考えたらアタシはヤマトーさんがこの絵を描いてるのを見たことがない。

 見なくても描けるぐらいにアタシの顔を覚えてくれて、こんなに魅力的に描いてくれたんだ。

 そう思うとすごく顔がにやける。今のアタシのだらしない笑顔と違って、絵の中のアタシは見てるだけで幸せになるような満面の笑顔で笑ってる。

 ヤマトーさんにはアタシがこんな風に見えてたのかな?


 絵も嬉しかったけど一緒に書かれていた言葉も同じくらい嬉しかった。

「幸せの花、ミミカカ」

 ヤマトーさんはアタシが自分の服の胸に入れてた刺繍を見てくれてたんだ。

 お母さんが好きだったヒエージャの花の刺繍。

 ヤマトーさんがアタシの大事にしてる刺繍の花を気にしてくれてるのがわかって嬉しい。

 そして………残った「幸せ」という言葉。

 なんで幸せなんだろう。

 ヤマトーさんはアタシが笑ってると幸せを感じてくれるのかな………?


 この紙に気付いた日のアタシはとても浮かれてたみたいで、お父さんにも、マヤシーにも、ゼゼにも、村の誰からも「なんかいいことあった?」と聞かれた。

 絵のことはアタシだけの秘密にしたいので誰にも何があったのかは教えてない。

 その日の夜は嬉しくて寝付けなくて、足をバタバタさせては何度も寝返りを打った。




 ヤマトーさんが村からいなくなって数日。

 アタシも村を出ることになった。

 旅の準備をしてお父さん達に見送られて村を出る。


「立派なニホコクミになるために旅に出たい」

 ある日我慢できなくなってお父さんにそう言った。

 急に村を出るなんて言ったから驚くかと思ったけど、

「ヤマトー様と会えたら村までお連れしてお前を妻に貰っていただこう」

と言われて赤面してしまった。

 ニホコクミにもなりたいけど、ヤマトーさんと家庭を築くが一番の夢だ。お父さんにもバレバレだったらしい。


 お父さんはアタシが村を出ると聞くとすぐに、お金の入った袋と食料の入った袋と丈夫なマントを用意してくれた。

 お金の入った袋を見て驚いた。お父さんがお祭りの日にヤマトーさんに渡したのと同じぐらいのお金が入ってた。ちなみにヤマトーさんがアタシに分けてくれた分はもうお父さんに取られた。

 こんなにアタシに渡して村は大丈夫なんだろうかと思った。

「ヤマトー様はあの後、受け取った分のお金も俺達に返して下さったんだ」

 アタシが知らない内にヤマトーさんはそんなことしてたんだ!じゃあ………。

「あぁ、この村を救って様々な知識を授けて下さった後、料理以外は何も受け取らずに旅立たれたんだ。そのお金はその時お返しいただいた分のお金だ。ヤマトー様をお連れするというならお前が持っていけ」

 ニホコクミは誇り高い戦士だと思ってたけど、まさかお礼も受け取らずに村を立ってたなんて………。

 さらに聞いてみたら「戦いで失われた手斧を買い足すのにも入用だろう」と言って、むしろお父さんにお金を渡してくれたらしい。

 その話を聞いてアタシは自分も立派なニホコクミになるという決意を新たにした。中途半端な気持ちじゃ絶対にニホコクミにはなれないと思った。


 こうしてアタシは魔法の石を片手にヤマトーさんを追って旅に出た。

16/06/25 投稿

16/07/13 背景色をイメージカラーに変更

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ