日本男子、戦力を増す
俺は今、自分の環境が急速に変わりつつある事に驚いていた。
気が付いたら俺はタイプの違う3人の女性と共に旅をする事になっていた!
1人目は俺が保護すると決めた可愛い妹のシャーシャちゃん!巨人殺しの勇名を馳せる戦士だ!
2人目は日本国民になる事を目指す可愛いミミカカちゃん!飛ぶ鳥すら撃ち落とす弓の使いだ!
3人目はなんか突然増えたグララ!並々ならぬ魔法の知識を有した魔法使いだ!
グララは元々俺と同じ宿を利用する客だった。
先の尖った帽子、いかにもなマント、化身石を備えた杖。
その姿はどこからどう見ても立派な魔法使いそのものだった!
彼女は1人で静かに昼食を摂っていた。
まぁ1人でいるのに騒がしかったら只のバカタレだが。
つばの広い帽子の奥に隠れた整った顔立ちも相まって、どこか超然としていた。
そんな彼女なら魔法について教えてもらえるに違いない、と思ったが色んな期待が裏切られた。
グララはひたすら残念な奴だった!
外見は一級なのに、中身は只のポンコツだ!
知識は確かだが、魔法の腕は大した事がなかった!
あの魔法ではおそらく何の役にも立つまい!
まぁ魔法について知る事ができたので、お礼に金貨を1枚渡しておいた。
たかが硬貨1枚と渡したのは、グララの心臓に悪かったかもしれない。
硬貨は価値が低いと思ってしまうが、金貨1枚には百万円ぐらいの価値があると思われる。
俺なら見ず知らずの相手と話しただけで百万円渡されたら警戒する。
まぁ悪い事をした訳じゃないから良いだろう。
考えても仕方ない事は考えても仕方ないので考えないのがモットーだ。
という具合で話が終わった後は、もう考えの外に閉め出していた。
だが翌日、食堂での朝食時にグララから声を掛けられた。
「ヤマトー殿は尊い生まれであるらしいの?」
「ん?確かにその通りだが」
日本は世界に現存する国家で最も古い歴史を持ち、万世一系の天皇陛下を国家の象徴として頂く唯一無二の国家である。
つまり世界一尊い日本に生まれた以上、日本国民は尊い生まれである。
「そうであろう、そうであろう!」
「その通りだが………何故いきなりそんな事を言い出した」
碌に面識もないのに、なんだって突然それを俺に言う?
「ヤマトー殿の故郷の旗に関する話を聞いたのだ!」
日の丸は人類史上類を見ない程に優れたデザイン性を誇り、一目見れば2度と忘れる事がない。
「誉れも高き日章旗の話を?………どこで?」
だが異世界の人に日の丸を拝む機会は1度もない筈だ。
「門番からだ!」
「………あの屑共と知り合いなのか?」
恐れ多くも日本の誇りである日章旗を侮辱した連中!
あの屑共の一味だったか!ヘイ構わん殺すぞ!いざぁ!
「し、知り合いではないのだ!あんな間抜け達なんて我は知らぬのだ!」
腰からマチェットを抜こうとしたところ、慌てて弁明が始まる。
「知り合いではないのか?」
切迫した状況でもないし、話だけは聞いてみてもいいか。
「そうだ!あの間抜け達と違って、我はヤマトー殿の持っておる旗は誠に立派だとお」
俺は皆まで言わせまいと、グララのほっそりした手をギュッと握り込んだ。
「グララ!君は素晴らしい女性だ!きっとさぞや研鑽を積んできたのだろう!君の知識は全て身となり君に根付き息づいている!美しく思慮深いばかりでなく才気に満ち溢れている!きっと近い将来に大成するに違いない!その溢れる程の叡智と美貌はこの世界の財産そのものだ!君の可憐さには例えどんな花も敵わない!」
ちなみに俺は女性と触れ合った経験はなく、本来ならこういう真似は尻込みする。
だがここは異世界。旅の恥はかき捨てというやつだ。
ちょっと恥ずかしい言動でも、割り切ってしまえば平気で言える。
仕事の時、友達と合う時、可愛いミミカカちゃんの前、シャーシャちゃんの前、今この時。
同じヤマトーでも、場面ごとに俺の反応は違う。
場面に応じて表層の人格を切り替える、心理学で言うところの仮面というやつだ。
こういう役なんだ、演技なんだと思えばスイッチが入る。
別に美しい日の丸を褒められた事で、気を良くして褒め殺ししている訳ではない。
開口一番に人を持ち上げる奴になんて、主導権を握らせたくないからだ。
あしらい方は色々あると思うが、日の丸を褒めてくれたので今回は穏便な方法をとった。
そのままとにかく話し続けると、付け入る隙を見失ったのかグララは黙りこくった。
ささやかな勝利を得た俺達は食事も終えていたので部屋に戻った。
シャーシャちゃんと可愛いミミカカちゃんが不機嫌だった。食事の席で騒いでごめんよ。
こうして3人の美少女と共に冒険者としてパーティを結成する事になった。
ん?経緯がさっぱりわからない?
グララはそれ以来何故か、俺達に積極的に関わってくる様になったのだ。
意図がわからなかったが、話をする内に俺の旅に同行する気があるのはわかった。
「我は絶対に役に立ってみせるのだ!だから我を連れて行ってくれ!」
とまで言い、いかに自分が役立つかアピールしていた。
ありがたい話ではある。
なにせ、異世界人の俺、開拓村から碌に出た事のなかったミミカカちゃん、子供のシャーシャちゃん。
旅に必要な知識を持った人間がいないのだ。
魔法の才能はからっきしでも、魔法の知識は役立ったグララが加入する事で弱点を補える!
こうして俺達は冒険者としてパーティを組む事にした。
冒険者となる必要はないのではないかと思ったが、これについては考えを改めた。
日本への生還を目指すのと、冒険者としての活動するのは見事に合致するからだ。
不思議の塊であるダンジョンには、日本への生還の手掛かりがあるかもしれない。
まぁこれはほぼ期待してないが。
それ以上に冒険者として活躍すれば貴族………有力な人間と縁ができるかもしれない。
人脈は強い力だ。
また俺の背嚢が有れば殆どの物と金を無限に複製できる。
だがそれだけでは、保護したシャーシャちゃんと可愛いミミカカちゃんを堕落させるだけだ。
自主独立の精神で自活能力を磨かなければ、立派な日本国民とはいえない。
なので今後は、冒険者としての活動も行っていきたい。
シャーシャちゃんの活躍が印象的だったのか、よく巨人殺しと呼ばれる。
なのでそのままパーティ名兼二つ名にした。箔が付いてよろしい。
巨人殺しのリーダー、ヤマトー・カミュ・ホマレー!
巨人殺しその人、シャーシャ・ホマレー!
巨人殺しの射手、ミミカカ!
巨人殺しのポンコツ、グララ!
こうして仲間との冒険の日々が幕を開ける!
ん、仲間にポンコツが混じってるって?
だって期待してた常識とかも全然なかったし。
頑張れポンコツさん!俺は君を見捨てないぞ!
誠実な日本人である俺は、役に立たないからと前言を覆し見捨てたりしない!
例え話でも絶対に御免被るが、もしも俺が軽薄極まりない自由の国の民であったなら!
今頃グララは全ての尊厳を失い、見るも無残な姿となって路地裏に捨てられていたに違いない!
俺が世界一偉大で誠実な国の民であった事を神に感謝するがいいポンコツ!
さて、パーティを結成して最初にやった事はなにか?
もちろん訓練だ!新たにやりたい訓練ができたのだ!
朝から町を出てムムカカ村方面の道を進む!
目的地はムムカカ村自体ではなく、人目に付かない広い場所だ!
ホマレー流護身術の本格的な訓練の再開も目的の一環だが、何よりも魔法の訓練が本命だ!
せっかくだから自分で魔法を使える様にしたいじゃないか!
早速、火を魔法で作り出すのを目指してみよう。
グララが魔法を使った時は眉を寄せて集中していたし、呪文の詠唱等は特にないらしい。
火を起こす魔法を使いたければ火の精霊の力を借りる。
力を借りる存在として、火の神をイメージする!
激しく燃え上がる体を持った、筋肉質な雄々しい美丈夫をイメージ!なんかのゲームでこういう姿だった!
そして指先をバッと天高く指して、指先に火の球を作り出すイメージを練る!
ボッ!
運動会の大玉ぐらいの大きさの火が指先に形成されていた!
「熱ッ!」
思わず火を放り投げる様に腕を振り下ろした!
火は腕を振り下ろした方向に射出されて、10メートル程先で地面と激突した!
特に炸裂音等はせず、火は大きさそのままの範囲を焼き焦がした。
呆気無いぐらい簡単に、魔法を行使できてしまった。
「………ヤマトー殿は、魔法使いだったのか?」
「いや、今初めて挑戦したんだが」
ショックを受けているグララは置いておく。
俺以外も魔法が使えないか試してもらおう。
「シャーシャちゃん。ミミカカ。2人も僕がやった様に魔法を使ってみて下さい」
2人も指先を天高く突き刺して静止する。
………が何も起こらない。
「こういう火を指先に作るのをイメージして下さい」
お手本にソフトボール大の火球を、少し指先から離れた場所に作ってみる。
ここでミミカカちゃんが、俺の手元の火とそっくりな火を発現できた。
「熱いっ!」
やはり熱かったのか遠くに投げ捨ててしまったが。
指先をフーフーしてるミミカカちゃん可愛い。
しかしシャーシャちゃんは火を発現できない。
ポーズが関係あるのかと思い、火を消してポーズを監修してみた。
今やシャーシャちゃんは白い衣服と相まって、どこからどう見ても土曜の夜をフィーバーする人だ。
「ヤマトー殿、ポーズは関係ないと思うぞ」
「それもそうか」
復活したグララに声を掛けられて思い止まる。
そもそも魔法が不得意なグララでも、ポーズに関係なく発現できている。
一体何処に魔法が使える人間と、魔法が使えない人間の差があるのか?
そういえば魔法に関する知識の前提にある、精霊というのは一般的な概念なんだろうか?
俺はゲームとかで知っててなんとなくイメージができるけど、常識として知ってる様なものなのか?
「シャーシャちゃん。ミミカカ。2人は精霊というものを知っていますか?」
首を振るシャーシャちゃん。見た事がある、とミミカカちゃん。
同じ事を尋ねると、概念的かつ抽象的で漠然とした知識を披露し出すグララ。
グララも俺に精霊を見た事があるのか聞いてきたので、「ない」と答えたが落ち込んでしまった。
多分精霊がどんな姿をしているのか知りたかったんだろう。
机の上を小さな人が歩いている光景なら昔何度か見たが。
もしかしてこれが魔法の才能の決め手なんじゃないだろうか?
精霊を知らない、シャーシャちゃんは魔法を発動できない。
精霊を知っているが具体的なイメージができていない、グララは魔法が弱い。
精霊をゲーム等の知識でイメージができる、俺は普通に魔法が使える。
精霊を見た事があると答えた、ミミカカちゃんも魔法が使えた。
精霊のイメージをうまく捉える事が魔法を行使する条件ではないか、という仮説が立った。
シャーシャちゃんに自然のいたる所に、様々な力を司っている存在がいると説明してみる。
だが目に見えない精霊をうまくイメージできない様で、可愛いミミカカちゃんにどんな形をしてるのか聞いていた。
しかしミミカカちゃんもハッキリした姿は見えないらしく、シャーシャちゃんは詳しい姿をイメージできなかった。
だがここで重要なのは、精霊の実際の姿を知らない俺が魔法を行使できた事だ。
おおよそのイメージさえできれば、魔法は使える様になるのではないか?
シャーシャちゃんがイメージできる様、由緒正しい火の精霊の火蜥蜴を紙に赤いサインペンで描く。
口から火を吐く、ずんぐりとした可愛らしい怪獣みたいな絵が出来上がった。
「シャーシャちゃん。目には見えませんがこういう精霊がずっと傍にいます。この子はシャーシャちゃんの事を友達だと思っているので、お願いしたら絶対に助けてくれます」
「………この子が私の傍にいるの?」
「はい。目には見えませんがずっと傍にいて、話しかけられるのを待っています」
宙を不思議そうに眺めるシャーシャちゃん。
「………なんていう名前なの?」
「サーちゃんと言います。サーちゃんにお願いして、僕が見せたみたいな火を出してもらって下さい」
火蜥蜴だからサーちゃん。ウーちゃんとかシーちゃんとかノーちゃんも増える予定。ローちゃんが増えるかは未定ですって!
「………サーちゃん、火を出して」
ボッ!
シャーシャちゃんの指先にソフトボール大の火球が灯る!
熱くて驚いたのか火球は直ぐに投げ捨てられて地面を焼いた。
シャーシャちゃんが火蜥蜴をイメージした事により魔法の行使に成功した。
魔法は力を借りる精霊を具体的にイメージできれば行使できる。
………ん?そういえば精霊を直接見たミミカカちゃんも最初は魔法の行使に失敗してる?
魔法の行使にはまだ別の条件が必要だな。
最初にやらせてみた時は失敗、見本の火球を見せながらだったら成功。
なら「魔法は”力を借りる精霊”と”発現させる魔法”の両方を具体的にイメージができれば行使できる」か。
ちなみにグララは俺の描いた火蜥蜴とにらめっこをして、
「これが精霊だと?このようなものがおるはずが………じゃが現に妹殿も………うぅ」
とかぶつくさ言ってる。
おそらくグララの魔法が発現しないのは精霊をイメージできてないせいだ。
こればっかりは個人の認識の問題で、教える事ができないので頑張って欲しい。
2人も魔法が使える様になったので、更に魔法の訓練を重ねた。
訓練の末に、魔法使いの才能が希少な理由がわかった。
1番大きな問題は、目に見えない精霊のイメージを捉えられない事だろう。
目に見えないものはなかなか信じられないものだ。人間は星の王子さま程に達観できてない。
2番目の問題は、発現させる魔法そのものをイメージできない事だろう。
具体的に想像するというのは案外難しい。
例えば猫を思い浮かべる事は殆どの人ができるだろう。
だが猫の絵を描くとか粘土で立体にするとか、具体的な形にするのは途端にできなくなる筈だ。
また、いくら詳しく説明されようと、見た事のない物を正しく想像はできないだろう。
魔法は実際に目撃できるものである必要がある。
この世界で戦闘に使える魔法は、火ぐらいしかないとグララが言っていた。
具体的にイメージできて、尚且つ戦闘に使用できる魔法が火ぐらいしかないのだ。
他にも色々ある筈だって?
多分1つ1つ考えていったら消去法で火しか残らないと思う。
まずは水。
水の脅威と言えば溺死だろう。
しかしいきなり水を発生させても重力に従って流れ落ちて、ただ相手を水浸しにするのが関の山だろう。
後は大津波というのも恐ろしい。
だがそれを実際に発現させれば敵味方は疎か、自分ごと巻き込んで全てを飲み込んでしまうだろう。
それ以前に大津波を実際に目撃した人間はほぼ死ぬし、イメージをするのが大変だ。
次は風。
風の脅威といえば台風だろう。
が、大津波と同じ理由で使用は困難。
日常生活で見る範囲の風だと、せいぜい風が強い程度で直接ダメージを与えるという用途に向かない。
相手の行動を妨害するとかの搦手にも使える可能性が高いが、それをするなら火で焼き殺した方が早いと思われる。
かまいたちを体験し、その現象を正しく認識できる人はごく少数だろう。
しかも近年の解説によると、かまいたち現象は肌を切り裂くに留まるらしい。
骨ごとすっぱり断ち切るとかそういう威力はないとか。
小規模な竜巻が真空状態を生んで、という話好きだったんだけどなぁ。
風で空を飛ぶ?
リアルに想像して欲しいんだが、本当にそんな真似をしたいか?
体を持ち上げる様な強風で舞い上げられて、吹き飛ばされ続ける。
そして制御に失敗すれば全身の骨が砕けるか紅葉卸しとなって散るか。
相当な命知らずでなければできない芸当だと思う。
今度は雷。
おそらく雷なら目にする機会ぐらいあるかもしれない。
問題は発現させても制御が難しそうなところだろう。
自然の雷の様に、遥か上空に発生させたら着弾地点は何処になるか到底想像できない。
もし手元に雷を発生させたらそのまま手を伝って、半身不随となるか死亡するかと思われる。
例えば氷。
自然界の氷と言えば雪と、寒冷地帯の氷だろうか?
まず氷を知るのに前提条件が必要な上、炎の様な直接的な効果がない。
吹雪は大津波と台風と同じく、利用できないだろう。
身近な土。
石ころを投擲するのは有効だが魔法である必要がない。
大岩を上空に発現させるのは命中精度に難がある。
結局どれも燃やす方が早い。
地震については大津波、竜巻、吹雪より影響規模が大きいので利用すべきではない。
地割れや地盤沈下の光景はレアケースだろうし、正しいメカニズムのイメージも難しいだろう。
とどめは光。
この世界に光の性質を理解している人間がいるとは思えない。
光を集約してレーザーにするなんて発想をいきなり思い付く筈もない。
当然だが光に傷を回復させる効果等もない。
後は重力も自然的な力だが、万有引力を発見する天才が生まれるまで、その存在を意識する人は現れまい。
他は磁力はともかく弱い力、強い力を知ってる人間は当然いないだろう。
そんな訳でおそらく魔法使いの優秀さとは、どれほど大きな火を作れるかに集約されているんだと思われる。
魔法に理解が及んだ今日この頃、特訓は大成功だった!
シャーシャちゃんは火蜥蜴と友達になった!
ミミカカちゃんも問題なく魔法を使える様になった!
グララは相変わらずだった!
さぁ、本職の魔法使いは誰だったかな?
魔法を使える様になった2人の火の魔法は、有効な攻撃手段となった!
シャーシャちゃんの進歩は特に目覚ましく、家1軒ぐらいは余裕で燃やせる火を自由に起こせる様になった!
だが火以外の魔法についてはあまり上達しなかった。
他の魔法も発現できるが、ただ水がドバドバ溢れるだけだったり、風がびひゅおうおうおうおうひゅうおうおうおうおうおう~と吹くだけだったり。そそそそそそそそそそそ。
戦闘での使用に耐えられないであろうものだった。
「ミミカカ、放った矢を風で左右を迂回させて目標に当てるというのはどうだろう?」
身振り手振りを混じえて、グーンと曲がる矢ができないか提案してみる。
「えーっと………矢の威力が落ちるから、最初から真っ直ぐ狙って当てた方がいいと思います」
たしかにそうだ。
矢の体積で影響を受ける程の風に煽られれば威力が落ちるのは道理だ。
つまり憧れのセミアクティブホーミングアローも却下か。残念。
2人には自然科学の知識を教えて、行く行くは様々な魔法を使える様になってもらおう。
グララも火蜥蜴と友達になれたら魔法を使えるんだけどなぁ。
グララは帰るまでずっと火蜥蜴とにらめっこをしていた。
16/08/20 投稿