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日本男子、異世界に立つ  作者: 忠柚木烈
日本男子の終焉
148/154

試作戦闘素体紹介

イラスト有り

挿絵(By みてみん)


人智を超えた存在に対抗する為に、ヤマトーが開発した戦闘用魔法。

球体を人型に並べて連結し、数カ所を釘で貫いた様な姿をしている。

モチーフは『呪いの藁人形』で、曰く『全身全て呪殺兵器』。


魔法が完成すれば術者の体は、決して傷つかない架空の鉱石、『ヤマタイト』の集合体へと置き換わる。

体の各部は独立しており、いくら切り離されてもダメージにならない。

また『人体』は消滅している為、超高速での戦闘に突入しても、失神等の恐れがない。


その特性上、各部を切り離して、任意に動かすという運用も可能である。

しかし実際は『自分の手足をバラバラに切り離して、それぞれ動かす』という想像が困難な為、『各部を直線的に射出して攻撃する』程度に留まる。


また『自然界第5の力、呪力』を使用できる。

これは物理攻撃無効や未来予測等の、防御能力への対策である。

曰く『無茶苦茶』で『説明がつかない』。


その全てが徹底して、人智を超えた存在への、対抗手段となっている。


ただし車の運転に例えるならば、

『ハンドルをほんの僅かにでも動かせば急ハンドル

アクセルをほんの少しでも踏み込めばフルアクセル

ブレーキをほんの少しでも踏み込めばフルブレーキ』

であると術者も言及する程に扱い辛い。


ヤマトーは結局どうやっても、素体の持つピーキーさを克服できなかった経緯を持つ。

他に手段がなくなり、本当に追い詰められるまで、この魔法を使わなかったのはこの為。

圧倒的に強力でありながらも、『試作』の名を冠したままである所以がそこにある。


更には強力な魔法である代わりに、その発現と行使に代償を必要とする。

魔法を発動するのに『死を追体験』しなければならないのもその1つ。

鍵は『コギト・エルゴ・スム(我思う故に我あり)』。


ちなみに銘である『凶』であるが、本来の日本語に『マガキ』という読みはない。

これはヤマトーがゲームをしていて、固有名詞と知らずに『そういう読み方もある』と覚えた為である。

ナーナも言葉からは漢字が連想できなかった為か、その事を指摘する者は誰もいない。


18/4/21 投稿

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