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日本男子、異世界に立つ  作者: 忠柚木烈
日本男子の探求
107/154

日本男子、求める

 俺は今、新たな領域へと足を踏み出していた。


「やっぱり神刀に宿った軍神だったか」

 3柱の美少女はそれぞれ、雷、神通、長門という。

 俺が普段から携行している神刀に付けた名前と一致している。


 まず背中側、丁度腰の辺り、ベルトに沿う様に、鞘を固定しているサバイバルナイフが雷。

 サバイバルナイフは、グリップ部分が空洞になっており、中にサバイバルキットを始めとした、道具を入れられるのが特徴だ。

 また極限環境で生き残る事を主眼としている為、多機能かつ頑丈でもある。

 このナイフは刃の背面が鋸歯になった、ソーバックという形状をしている他、グリップ部分がベルトカッター兼ハンマーになっている。


 疑似神格の雷は、柔和な笑みを絶やさない、包容力に溢れたロリ巨乳。

 この性格は、名前の由来となった駆逐艦・(いかづち)のエピソードに拠るものだろう。

 雷の艦長である工藤中佐は、大変な大柄であるにも関わらず、非常に温厚な性格で、工藤大仏と渾名される人柄だったという。

 雷と工藤艦長の、最も有名なエピソードと言えば、敵兵救助だろう。


 なんとこの艦長、戦地のど真ん中、いつ攻撃に晒されるかわからない様な哨戒海域で、わざわざ敵兵を救う為に、漂流者の救助活動を行っている。

 おおよそ800人もの人名を救助するという、大偉業を成し遂げている。

 この時に命を助けられた英軍士官は、兼ねてより恩人の消息を調べ続けて、66年後の2008年に、恩人工藤艦長の墓参りを遂げている。

 鬼畜であるクソ紳士(ジョンブル)共に、恩という概念があったのに驚いた。多分この英軍士官は、1000年に1人ぐらいの突然変異だろうな。


 左から下げたククリマチェットが神通。

 ククリというのは主にグルカ族に使用された、独特の形状を持ったナイフだ。

 先が膨らんだその形状は、斬撃に斧の様な強い衝撃力を持たせる効果がある、極めて戦闘的なものだ。

 普段使いにしてる主力武器で、一切の物を切り裂く特性を持っている。


 俺が持っている物は、輝く銀色の刀身も特徴だ。

 通常、マチェットというのは実用本位な物の為、その素材も安価な物だ。

 主に高炭素鋼という素材が使われる事になって、黒い色をしている。

 しかしこのマチェットは銀色、つまりステンレス製の高級品だ。


 疑似神格は、思わず色んな(エロい)事を期待しちゃう感じの気持ちのいい姉御。………気持ちのいいは性格の形容である。

 神通と言えば、泣く子も黙る、華の二水戦の堂々たる旗艦。

 二水戦の役割は真っ先に敵陣に切り込む事であり、最も練度が必要とされるエリート部隊でもある。

 神通はそんなエリート中のエリート達の旗艦(トップ)

 神格の持っている姉御属性は、この旗艦である事に由来したものと思われる。


 姉御と自称サバサバ系との区別は難しい。

 だが少なくとも神通は前向きな事しか言わないし、こうあるべきとか口出しもしない。

 側に寄り添って、明るく励ますエロい美少女。

 只の最高のアゲマンという奴だろう。

 日本の成人男性全てに、この神通が配偶者として派遣されたら、国民総生産(GNP)は多分8倍ぐらいになる。


 最後に、右から下げた超大型マチェットが長門。

 通常のマチェットの全長は、50センチもない事が多い。

 概ね片手で振るうのに具合の良い小振りさだ。


 しかしこのマチェットの全長は80センチに到達している。

 更にグリップ部分もダブルハンド、両手で握れる様に設計されている。

 それでいて通常より遥かに肉厚。

 お陰で全体的に堅牢・無骨な頼もしい風体をしている。


 疑似神格は誇り高い堅物。

 何せ長門と言えば、帝国海軍を象徴する存在であり、かの音に聞こえた大戦艦・大和よりも有名だったのだ。

 当時のいろはカルタにも「長門と陸奥は日本の誇り、アジアの誉れ」とすら歌われた、国民人気ナンバー1軍艦である。


 彼女の誇り高さを示すエピソードと言えば、間違いなく戦後にある。

 戦後、連合艦隊で唯一沈没を免れた戦艦である偉大な長門は、クソ忌々しいアメリカ軍(そびえ立つクソの山)に接収される事が決まった。

 殺す事と汚す事が大好きなアメリカ軍(最低の連中)


 水爆はそんなアメリカ軍(ゲス野郎)どもにとって、最高の兵器だった。

 アメリカ軍(快楽殺人集団)は軍事行動としてではなく、只の趣味として人を殺す。

 その事は何の軍事的価値もない、無辜の民が住むだけの都市に、2回にも渡って水爆という、戦略兵器を落とした事からも明らかだ。


 世界に暴力と災いを振りまくアメリカ軍(厄災の種)は、大量破壊兵器である水爆の魅力にすっかり取り憑かれていた。

 まだまだ殺し足りない、汚し足りないアメリカ軍(人類の天敵)は、より水爆を高度なものにしようと、接収した軍艦と老朽化した自国の軍艦を、水爆実験の標的としたのだ。

 機雷状にした水爆の水中爆発により、実験に使われた標的は尽く海の藻屑となった。


 ………精鋭戦艦長門とドイツ巡洋艦プリンツオイゲンを除き!

 凄まじい水中防御性能を誇る長門は、苛烈にして卑劣な攻撃にも、決して膝を折る事はなかったのだ!

 まさしく日本の誇りに相応しい堂々たる姿である!

 戦前は抑止力としてアメリカ軍(侵略者)を長期に渡って押さえ込み、戦後も戦場で戦えば只では済まさなかった事を痛感させたのだ!

 帝国海軍筆頭にして偉大なる戦艦!

 それこそが長門だ!


 疑似神格も神国日本と、自身に対して強い誇りを持っている。

 その怜悧な美貌と相まった「お固さ」は一見取っ付き難い。

 だが連合艦隊旗艦にして、栄えある帝国海軍の代表という事もあってか、指導力(リーダーシップ)を発揮し、意外と面倒見が良い。

 その睨め付ける様な鋭い眼光に怯まず、1歩踏み込めれば、真面目ながら人好きのする性格をしているのがわかる。


「大和、何を恐れる」

 そんな長門が、頼りがいのある笑みを浮かべて、俺に発破をかけてくる。


「大丈夫ですよ、大和さん」

 おほーっ!

 腰に正体不明(おっぱい)の感触あり!

 何かなー、これ?

 わからないから確認の為に揉みしだいていい?


 腰に凄まじい柔らかさの、物体(カップサイズ)Xを押し当ててきたのが雷だ。

 色白、ちっちゃい、怒らない、綺麗な長い黒髪、そしてたわわな実り。

 軍神であるという予備知識を持っていなければ、間違いなく豊穣を司る神と認識しただろう。

 まるで(童貞)の理想を煮詰めた様な偉大な神様だ。


「そうだよ大和、アンタならできるって」

 そして耳元に熱い息を吹きかけながら、励ましてくれたのが神通。

 雷も神通も、両方相当な甘やかしぶりだが、両者には違いがあるのがわかった。

 雷は口数が少なく、まったりとした癒やしを与えてくれる。

 神通は人をのせるのが上手く、スキンシップを好む。


 腰回りには背中からがっしりと雷を装備!

 左腕全体を包み込む様にべったりと神通を装備!

 俺の人生でかつてない充実の重装備(モテ)ぶりである!


「………」

 唯一俺の装備となってない、長門がジっと見ていた。

 どうするのかと思って見ていたら、おもむろに歩み寄ってきて、手を掴んできた。

 そのまま俺の手袋を剥がして、いわゆる恋人繋ぎになった。

 おぉ、これが恋人繋ぎか!


 ………すげぇ手汗出てきたんだけど?

 あと長門の手、超すべすべしてる。

 すべすべを感じるのに比例して、とめどなく手汗が出て来る。

 これは手汗量比例の法則だ。

 童貞力学に於いて、最も基本的な法則といえる。


 熱力学は熱に関する法則性を、経験則的にまとめた学問だ。

 童貞力学も同じく、童貞の基本的な反応を、経験則的にまとめた学問だ。

 他に有名な童貞力学の法則には、キョドルーの法則や、ハヤールキの法則等がある。


「我々も付いているのだ、文字通りにな」

「私達が絶対に大和さんをお助けしますから」

「そんなに固くなる事はないんだよ、お前さん?」

 何があっても俺を助けてくれるという、心強い3人。


 あ、神通さん、固くなるって言って、お約束通りにソコ見るのやめて下さい!

 彼は意外とナイーブなんです!

 翻弄され続けて、彼は立てないぐらいヘトヘトなんです!

 ニヤニヤと笑いながら、耳元に息を吹きかけてくる神通の視線から、俺の宝物を隠したい!


 ………ところで。

 なんで彼女達は俺の事を励ましてくれるんだろう?

「混乱しているのかもしれんが、大和なら町1つを救うぐらい、全く造作はないのだぞ?」

 労しげに俺を見る長門の言葉に思い至る。


 あ、そういえば俺、町を復興させる手段が、思い浮かばなくて困ってたんだ。

 タイプの違う美少女との接触にそれどころじゃなくなってた。

 俺は日頃、色仕掛け(ハニートラップ)にかかるなんて、全く情けないと思っていた。

 しかし思考があっという間に流されて、判断基準が鈍ったのを痛感した!

 三大欲求だけある!跳ね除けるのは難しい!




 まぁそれは於いておいて。

「俺なら造作もない?」

 さっきの長門の言葉はどういう事だろう?

 自慢じゃないが、俺は只の馬鹿だ。


 例えば………そうだな、ゲームの話をしよう。

 相手を倒すだけの格闘ゲーム、シューティングゲームとか。

 ダンジョンやボスを攻略すれば話の進むRPGとか。

 ステージクリア型の戦略シミュレーションゲームとか。

 そういう短期目標を連続達成するゲームが好きだ。

 

 しかし、素材を地道に集めて、アイテムを作る所謂、狩猟系アクションゲームとか。

 自由がウリのいわゆるオープンワールド形式のゲームとか。

 目下の目標が存在しないゲームだと直ぐに飽きてしまう。


 ゲームですらそんな有様だ。

 俺は現実の生き方すら、計画性というものを持っていない。

 中学卒業後の進路から、既にその傾向が見て取れる。

 別に目標等なかった為、その時点の学力で入れる公立高校に進学した。


 就職活動というのも、同じ有様だった。

 特にやりたい事なんてない。

 募集要項が合致している企業の中で、条件がよいと思ったものを順番に応募していった。

 何回か書類審査で落ち、何回か筆記試験で落ち、何回か面接で落ち。

 面倒と思いながらも、応募を繰り返していった結果、IT系の中小企業に合格した。


 週休2日。祝日、夏季休暇有り、年末年始有り。

 昇給年1回。ボーナス無。残業手当有り。

 初任給は手取り18万。

 適当に生きたにしては、まぁ上出来な結果だったのではないかと思っている。


 万が一就職活動に躓いている人がいるとして、俺から言える助言(アドバイス)は単純だ。

 気にするな。この一言に尽きる。

 正直、就職活動の成否なんて運だと思う。

 たまたま運良く、合格をくれる企業を早く引いたか。

 たまたま運悪く、合格をくれる企業とまだ巡り合ってないか。

 それだけの違いだろう。俺の友達を見ても、尚更そう思う。


 俺は自分で言うのも何だが、一事が万事この調子。

 全くクソみたいな人間だ。みたいというか、まぁクソ人間だ。

 非常に適当で、場当たり的で、向こう見ずで、大凡に於いて計画性というものがない。

 ちょっと話が逸れたが、そんなこんなで俺に、町を発展させるなんて事は土台無理だ。

 それができるだけの知識も、根性も、計画性もないのだから。


「大和さんならできます」

 おほーっ!

 腰に未知の圧力!

 はい!俺できます!

 今なら重量挙げで200キロぐらい上げれそう!


「そうだよ、お前さんは難しく考えすぎだよ」

 耳元にふーっと息を吹き掛けられる!

 はい!難しく考えすぎてました!

 今は逆に何も考えられましぇーん!


「大和は力の自覚がないのだな」

 恋人繋ぎにした手をニギニギしながら俺に言う長門。

 俺の手はそのすべすべした両手に挟み込まれて、大事そうにさすさすされてた。

 手をさすさすされてるんだから、この手に実は俺も知らない力があるとかか?


 手に魔王が封印されてるとか?

 手に破壊の目を握ってドカーンってやれるとか?

 手で触れたもの全てを治せるとか?

 いや………さっきからすべすべが気持ちよくて、手汗が溢れ出てくるだけだ。

 まさか手汗で町を救うのか!?そんなタイトルのラノベが出たら、思わず手を取ってしまうかもしれない!


「大和の力は、この世界からは超越したものだ」

「超越?」

「そうです、大和さん」

 おほーっ!

 長門に聞き返したら、雷がまた力を込めて抱き付いてきた!


「お前さんなら、やろうと思ったらあんな町、なんとでもできるんだよ?」

 鼻に息のかかる距離から、俺を見上げた神通が、色っぽく囁く。

 ………なんか息の匂いが甘いんだけど?

 思わず見た先にあった、赤い唇がこう動いた。


「治すんでも、壊すんでもさ」

 俺次第で自由自在?

 神にも悪魔にもなれるって訳だ。

 ビルの町に吠えたくなる衝動を覚える。


「そんな力を持った覚えがないんだが」

 所詮、多少魔法が強いだけで、政治的な領域には及ばない筈だ。

「大和の魔法なら、それが可能だ。自覚がないだけだな」

 しかし長門に返される。

 自覚?


「よいか、大和?普通、魔法というものは、術者の制御が必要となる。発現した魔法を維持するには、制御を継続し、集中する必要もある」

 長門が小さな火を灯した。

 次いで別の火を灯したが、前の火は消えてしまった。

「しかし大和の魔法は違う。発現した魔法は自立し、制御を必要としていない」

 再び長門が火を順番に灯したが、今度は消えなかった。


 別々の事を同時にこなすのは、訓練によって培えない訳ではない。

 しかしその訓練で身につくのは、簡単な動作だけだ。

 反復的に体に馴染ませる事で、予め決まった動作を身に着けさせる。

 魔法の発現の様な、極端な集中が必要な事は、普通同時にできない。


 しかし俺は魔法を複数同時に行使できる。

 何故なら能動的(アクティブ)なものではなく、常駐的(パッシブ)な性質を持つからだ。

 普通の魔法が、糸で吊り下げた、操り人形だとするならば。

 俺の魔法は、予め動作をプログラムされた、ロボット人形だ。


 操り人形は操者の手によって、自在に動く。

 突発事態(アドリブ)に強く、臨機応変。

 しかし常に人の手が必要で、手を離せば途端に力なく倒れる。


 プログラムされたロボットは違う。

 もしも○○なら△△する、という条件に従って、自律的に行動する。

 もしも音がしたらそちらを向く、と言った具合に。

 さらに条件を組み合わせる事もできる。

 もしも音がしたらそちらを向いて、さらに音の発生源が遠ければ、歩いていく、と言った具合に。


 その代わり、想定されていない事態には対応できない。

 匂いがしたらどうする、という条件を設定していないなら、どんな匂いがしても反応しない。

 融通が効かないのだ。


 ロボット人形の例えなら、他にも動力、燃料が必要となるがそれも問題ない。

 魔法に必要な燃料である精霊を、俺は沢山携えているらしい。

 俺はロボット人形を、同時に沢山動かす事ができる訳だ。

 動きを予め設定してさえおけば、操り人形と同じ精巧な動きの出来るロボット人形を。


 ファンタジー世界で、何の役にも立たないと思われていた、俺のプログラミング知識は、意外な形で役立っていた。

 魔法に対する根本的なアプローチが違っていたのだ。

 ここまで画一的に単純化された思考は、文化的・教養的な面から、異世界の住人に根付く事があり得ない。

 俺の決定的な優位性。

 それが今確立された。


「ん?」

「どうした、大和?」

 ある事に気付いた俺に、長門が声を掛ける。


 雷。

 神通。

 長門。

 神刀に宿った疑似神格。

 俺の「誰かに助けて欲しい」という弱く、切実な心が生み出した魔法だ。


 そしてさっき自分で、思考をまとめる為の、例えに使ったロボット人形。

 彼女達は「もしも俺が困っていれば、助けて欲しい」というルールに従うロボット人形なのだ。

 ………おほーっ!

 あ、失礼。背中に当たる、低反発素材(おっぱい)の圧力が高まったんだ。

 俺の言葉が途中で止まった事に、雷が心配しての行動だろう。


 さっきから実感している通り。

 彼女達は素晴らしく肉感的だ。

 ………つまり、実体を持っている。

 俺は魔法で生み出せる物体を、当初は土塊ぐらいだと思っていた。


 それは間違いだ。

 ナーナちゃんが背負う背嚢で、実験した結果からも明らかだ。

 望んだ物品を背嚢内で精製し、取り出す事ができた。

 常識的に試す事はしなかったが、想像さえできれば、生き物すら生成できた筈だ。

 現に俺は理想的過ぎるという点を除き、生きてる様にしか見えない疑似神格を発現させた。


 予めプログラミングされた定型的な動作。

 実体を持つ存在。

 精霊に物を言わせた永続性と量産性。

 そして外見に関する決定を省く為の既存品の利用。


 自律行動型永久駆動量産人形。

 ”分身!ヤマトー”の魔法が生まれた瞬間である。

17/8/19 投稿・文章の微修正

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