『無霊界からの脱出』 第1話〜第3話&設定
無霊界シリーズ
プロローグ
草木が茂る森の中。少し整備された土地だが、妖精たちが通るにはまだ小さい。このようなところを自然が豊か、というのだろう。たまにそよ風が吹き、葉や草などが踊る。そんな草木を避けるかのような身のこなしで、一人の妖精が現れた。
いや、悪魔と呼ぶべきかもしれない。彼は落ち着いた口調でこう言った。
「ここなら”ヤツ”にばれることもない」豊かな自然が悲鳴を上げるかのように大きく揺れた。
「さあて、じきに始まる戦いのために、俺は他の奴らとは違う、作戦を考えたからな」彼は一つの小さな物体を持って、何かを埋めた。その物体は地面越しでも恐ろしさが伝わってくる。
「仕事は終わりだ。帰るか」彼はそう言って消えた。彼は誰だったのか、何をしたのか、それは、あなたが確かめてみると良いでしょう。妖精たちのいつもとは違う”非”日常を…
第1話
『悪に込められた思い』
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ここは、この世界全てのもの一つ一つに存在する精霊たちが住んでいる無霊界という場所だ
この場所では今、とある話でもちきりだ。
それは、『爆弾』。「最近この辺りに超巨大爆弾が仕掛けられている。」という話がどこもかしこも飛んでくる。
この無霊界という世界の主人公である、全刀 左々久(ちくわの精霊)と神刀 魅夜華(しいたけの精霊)たちにもその話は入ってきた。
ところで話は変わるが、『悪になにか凄く大きな思いが込められている。』と、言われてその悪を許すことはできるか。
なあに、答える必要はないさ。少し考えて欲しかったんだよ。君が少しでも悩んだのは『願い』や、『思い』が込められているから。そうだろう。
君にはまだ、『願い』や、『思い』を持つ力がある。だからその気持ちを大切にしてくれ。
え?僕はまだ、『願う』ことや、『思う』、ということはできるよ。僕はただ、君のその の『願い』や、『思い』が…
少し長くなってしまったようだね。それでは、無霊界の様子を見に行こうか。
「ふわぁぁぁ〜」
「なんか変な夢だったな…こっちは何も言ってないのに言った風になってたし…」
彼はさっきも言った、ちくわの精霊。全刀 左々久だ。どうやら変な夢を見たようだね。ずいぶんとはっきり覚えているようだが…
彼はドアを開け、朝食を食べにいった。
しかし、目の前にあったのは…
「あれ、ご飯がない?てことは魅夜華を起こしに行かないとな…」
そう、ご飯がなかったのだ。
「シェアハウスなのに妙に魅夜華の部屋遠いんだよなぁ…」
魅夜華は左々久の部屋から一番遠いから、という理由で一番遠くの部屋を選んだのだ。
彼はドアを開け、眠い目を擦りながら言った。
「おーい、魅夜華〜起き…」
だが、目の前にいたのは着替え途中の魅夜華だった。
その瞬間、左々久は誰よりも速い速度で感じた。『帰ろう』と。
「さようなら…」
「今日のご飯、ちくわのしいたけ漬けか、しいたけのちくわ漬け、どっちがいい?」
「どっちも同z…」
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一旦、見るのをやめよう。
非常に教育に悪い。
さて、このぐらいかな
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「やっぱ…食べなきゃだめ?」
「しいたけ肉々しくて美味しいじゃん」
「そんなら肉食えよ」
「しいたけでしか味わえない味があるじゃん」
「そんなことないでしょ!」
ワーワーギャーギャー!
彼らが遊んでいるとき、一つのニュースが飛び込んできた。
「えー、速報です。砂浜に超巨大爆弾が仕掛けられているとのことです。起爆したときの範囲は無霊界全体で、起爆までは24時間だそうです。」
彼らにとってこれは今、一番聞いてはいけないニュースなのだ。なぜなら…
「え!?やばいじゃん!無霊界から逃げようよ!」
「そんなことするより、爆弾を解除すればいいじゃん!」
これを遊びというのは無理がある。
ここで怒りが出てきた魅夜華は言った。
「そんなに自分だけ助かりたいなら、逃げとけばいいじゃん!」
その怒りには悲しみも混ざっているように感じられる。
「そんだけ言うならこっちだけ逃げさしてもらうからな!」
「無霊界を出ることなんてできないよ!」
「ド•ゴン•ラ•パールチャーならできるよ!」
「あの人は実在するかどうかわからないんだよ!」
「俺はその実在するに賭ける!」
ガチャン!
すごく強い勢いでドアが閉まった。
ドアは、鍵が閉まらなかったので同じ場所をなんども周回している。
次第に遅くなっていき、最後には止まる。
それは、魅夜華の怒りも同じだった。
最初は の状態でも、次第に勢いが落ちていき、最後には止まる。怒りとはそんなものだ。
だが、この怒りは止まることはない。
「いいもん!左々久が無霊界を逃げ出しても、私には関係ないもん!」
魅夜華はそう言って、爆弾の場所へと向かった。
ドアはまだ動いている。
魅夜華が力を与えたからだろう。
第2話
『それぞれの行動』
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大きな街の電気が、一つ、また一つ消えていく。今、精霊たちのできる行動は、爆弾解除か、無霊界の脱出ぐらいしかない。なので、無霊界脱出チームと、爆弾解除チームに分かれた。
「とりあえず、起爆時間の延長はできた!」
その瞬間、歓喜の声が上がった。
「時間は?」誰かが言った。
「30日だ!」魅夜華は突然、何かを思い出した。
「30日…左々久の…ううん、今は爆弾。」
左々久は、この無霊界でゆういつの『天と地を繋ぐ者』である、ド•ゴン•ラ•パールチャーが出ると言われている場所へと、向かっていた。
「はぁ、はぁ、はぁ…」
彼は疲れ切った口調でこう言った
「今日はもう…どこかに泊まろう…」
しかし、爆弾解除に出ている人が9割近くいる中で止めてくれる家を探すのは無謀。彼は最終手段として用意していた寝袋を、できるだけ暖かい場所においた。
「はぁ、寒い…家に帰ろうにも、魅夜華がいるかもしれないしな…」帰り場を無くしていた彼はよろめきながらとあるものを見つけた。
「あれって…テント?」テントの中には微かに光がある。妖精が中にいる。
「あのーすみません。」彼は今にも倒れそうな口調で言った。そのことがわかったのか、中の妖精は元気な声で言った。
「おう!こっちにこい!」
「あ、分かりました!」彼は普通より少し弱めなテントのチャックを開けた。
ジーーー
「あなたは…」
彼は静かな声で言った。
「いいか、俺が何の精霊かお前にはわかるだろう。だがいうな。」そう、彼こそが無霊界と地上世界を繋ぐゆういつの存在。ド•ゴン•ラ•パールチャーなのだ。
「あなたに会いたかったんですよ!今すぐ地上に…」しかし彼が言葉を言い終わる前に言った。
「そうしたいのは山々なんだが、爆弾解除チームに俺の能力を取られちまった。」
「じゃあ、取り返すんですか?」
彼は再び元気な口調で言った。
「そうだ!だからまずはここで、腹ごしらえをするんだよ!」彼はそういい、なにかを食べる。
「それなんですか?」
「これか?これはバタースコッチシナモンパイだ。」
「食うか?」
「あ、できれば…」そんな彼の言葉を無視するかのように、パイを二つに割った。
「ほら。」
「あ、ありがとうございます…」
パイには白い毛がついている。
彼はこのときどんな気持ちだっただろうか、 の喜びか、それとも感謝か。そんな感情を出す暇もなく、遠い場所から足音がした。
ザッ…
その瞬間、彼はすぐに電気を消した。
「えっ⁉︎」
「静かに」
ここはとても静かだ。だが、あんな遠い場所の足音を聞くことは無理だ。しかし、彼は聞き取れた。それは、彼が今この無霊界で最も重要な人物であり、神の加護を授かっているようだった。
彼は小さな声で言った。
「やつらだ。」
「やつら?」
「爆弾解除チームだ。」
「さっきも言ってた…」
「ああ、やつらが俺の能力を持っているように、俺たちもあいつらの能力を持っている。」そのとき足音が大きくなった。
「まずい…」
そしてその足音はだんだんと近くなり、大声で言った。
「誰かいるのか!」
「ばれた!逃げるぞ!」
「あ、うん。」
その瞬間、とても大きな爆発が起きた。
ドカァァァン!
「ぐっ………うわぁぁぁ!」
「くそ…能力か…」
「能力⁉︎」
「今は逃げるぞ!」
「そうはさせるかよ!」
ドカァァァン!
「ぐぁぁぁぁぁ!」
「ぐっ…」
「お前の持ってる能力、頂くぜ。」彼は余裕そうな口調で言った。そして、だんだんと近づいてくる。
「こうなったら…最終手段だ!」彼はそう言って一冊の本を投げた。そしてそれは瞬く間に左々久の体へと吸い込まれていった。
「さっきのは!?」
「ファイア•ブックだ。炎が出せる!」
「やってみます!」そのとき炎の球が爆発男の頭の上を通った。
「まさか、Spirit bookを一発で!」
「はあああああ!」そして、爆発男の足を次々と炎が囲んでゆく。
「はあああ、とりゃぁぁぁ!」
「ぐあああああ!」爆発男は跡形もなく消えた。
「行くぞ!」
「さっきの人はどうなったんですか!?」
「大丈夫だ。精霊が死ぬことはない。」まるで、何かを見てきたようだった。
「少し経てば回復する。」
「くっ、逃げろー!」
「ほんとだ!」
「俺が今までお前に嘘ついてきたか?」
「会ったのちょっと前ですけどね。」彼の顔が少し赤くなった。いつもふざけてばかりでツッコミが初めてだからだろう。
「お前も行くぞ!」彼はそういい、(元)爆発男が逃げた方向へと向かった。
「僕も…はい!」
ここから彼らの無霊界を脱出する旅は始まった。
「…………の羽はど………た」
空の上で誰かが話している。
「今のとこ……はまだだ」
「そ…か。あの………たちが倒してく…ないと、俺たちは の素材を…手できないからな…」
地下、地上、そして無霊界に存在する 。それを守りし者。彼が炎のSpirit bookを使うことができたのは偶然か。それとも…
第3話
『Spirit bookの争い』
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太陽がいつもより大きい。だから、この砂漠の空気は歪んでいるのだろうか。
「あのー暑いんですけど…」
「ああ、流石に暑すぎる。」
「水…水ぅ…」
「ほらよ」
「⁉︎ありが…」
そう途中まで言ったあとに彼は水を飲んだ。
「おっ!今照れたよな!」
「照れたよな!絶対そうだ!」
このようなやりとりが10日も続いている。彼らの仲はずいぶん良くなったと言えるだろう。
「おい!お前ら!」砂漠の奥の方で声が聞こえた。
「はい?」
「何モンだ!」
「ガキだ!」なかなかいないな。自分でガキという人。
「お前らのスプライト本を取りにきた!」
「…」
「言わないでおくか。」
「うん。」
「てことで頂くぜ!」彼はそう言って水を出してきた。
「え?」
「炎だ!」彼がそう言ったが一足遅かった。
「ぶはぁ!」
「お前泳げるんだな。」
「こんどこそ!」彼はそう言って水の塊を作り発射した。
「はあ!」しかし今度は炎が出た。
「う、うわあああー!まだ死にたくないよー!」
「てか、あの能力で爆弾潰せば良くね?」
「あ」
作者より
すみません。
新しい作品に今取り掛かっていて、急いで終わらせないといけませんでした。いちよう下にメモ的なの載せておきます。暇ならみてください。
無霊界シリーズ『無霊界からの脱出』
無霊界で超巨大爆弾が仕掛けられていることがわかった。左々久は無霊界からの脱出、魅夜華は爆弾解除で意見が割れてしまい、絶交してしまう。二人の友情を取り戻し、無霊界を守る短編
ナレーターは神視点
↓魅夜華も同じかんじ
起 1〜3話 Spirit bookを知る。
承 4〜10話 ド•ゴン•ラ•パールチャーの能力を探す。
転 11〜15 ド•ゴン•ラ•パールチャーと仲良くなるが、魅夜華のことが恋しくなる15話ド•ゴン•ラ•パールチャーの能力を入手する。
結 16話 昔に仕掛けられた爆弾が起爆し、超巨大爆弾も起爆する。だが、ド•ゴン•ラ•パールチャーの能力を取り戻し、爆弾だけ地上に移動させ、無霊界は無事に守られた。地上?知らんよ。
設定
山奥に爆弾があることをウィジード•テテランド(金属探知機の精霊)が知り、すぐに他の人に伝える。しかし爆弾が小さすぎて、こんなのが爆弾なわけないと馬鹿にされてしまい、怒りで放っておくことにした。そしてとある日、馬鹿にしていた友達がテレビに出て、「ここあたりに極小の爆弾が埋め込まれています!」という報道を見たウィジードは激怒。爆弾の精霊である、ボン•タタルンジャ•ピロッパーに超巨大爆弾を作ってほしいと頼み、その爆弾は無霊界全てを飲み込むように作られた。そのことを知った全住民は、いろいろな行動をとったが、全てダメだった。パニックになった左々久は、無霊界からの脱出を試みる。魅夜華は爆弾解除をしようとし、意見が割れて、二人は絶交。その後、超巨大爆弾に気を取られていた精霊たちは極小爆弾のことを忘れ、極小爆弾が起爆。その衝撃で、超巨大爆弾が起動する瞬間、魅夜華が爆弾解除に成功、しかし極小爆弾の被害は止められなかった。幸い、超巨大爆弾の影響で、全員シェルターへと移動し、死者は0人で済んだが、左々久がどこへ行ったのかは不明。2日後、行方不明者である全刀 左々久を見つけ出すことができたというニュースを見た魅夜華が喜んでいるところに左々久が家に帰ってきて、誕生日パーティをして、左々久が大切に思っていてくれたんだなと、思って終了。
追記
勝手に終わらせんな




