第69話「道の先に」
大会最終日
全日本中学生ホッケー選手権大会 決勝戦
島根県・出雲帝陵中学校
vs
栃木県・加来偉中学校
決勝戦会場には割れんばかりの歓声が響いていた。
神門 颯真と河合 瞬、二人の天才による頂上決戦。
成磐中のメンバーは観客席から、この歴史的な一戦を見守っていた。
「すげぇなー...これが決勝の雰囲気か…!」
照が息を呑む。
試合は序盤から激しい攻防が続いた。
瞬の予測不能な動きが出雲帝陵中の守備を翻弄するが、神門 颯真は冷静に対応し続ける。
第2クォーター
土紋のディフェンスからのショートカウンターで颯真が鮮やかなドリブル。
加来偉中の守備陣を切り裂き、先制点を奪う。
「このレベルでも颯真は...すごい!」
緋色の拳が自然と握られる。
しかし瞬も黙っていない。
第3クォーター
いつもの飄々とした表情で、スピードに乗り動き出すと出雲帝陵中3人を一気に抜き去り豪快なリバースシュートで同点弾。
「ぬはははは~!やっぱり颯真との真剣勝負はおもろいですねぇ~!アイディアが止まらんんんん~~」
瞬の叫び声が会場に響く。
両者譲らぬ攻防。
百舌鳥からのセンタリングにきれいにタッチシュートを決め瞬が逆転の2点目。
すぐさまPCから颯真が強烈なヒットシュートで同点弾を決める。
2-2
そして…最終クォーター残り1分。
瞬がボールを受けた瞬間、時間を確認した颯真の空気が変わった。
「お前との打ち合いだとやはり埒が明かん...ここらで終わりにしようぜ。…瞬!」
颯真の静かな声。
瞬が仕掛けようとした瞬間、颯真が一瞬の隙を突いてボールを奪い返す。
そのままカウンター。
皐月、長門など加来偉中の守備陣を一瞬で切り裂き、GKも反応できないスーパーゴールを叩き込んだ。
3-2
「ぬはーーーーーーっ!またこのパターンかいーーー!ずるいぞ颯真ぁ~~!」
残り30秒、加来偉中の最後の攻撃。瞬が必死に仕掛けるが、颯真が冷静に対応し続ける。
ブーーーーーー!
出雲帝陵中学校 vs 加来偉中学校
3-2
試合終了
「神門 颯真選手のとどめの一撃炸裂ーーー!ここでタイムアップ、出雲帝陵中学校、全国大会優勝です!!」
実況の興奮した声が会場を包む。
颯真が静かに、しかし確かな満足感を込めて小さくガッツポーズ。
「やっぱり颯真との試合はおもろいですな~次は5点取ってぼこぼこにしてやるですーーー」
瞬も悔しそうにしながらも笑顔で颯真に近づいてきた。
「試合以外で近づくな、瞬!!」
颯真は瞬から逃げるように遠ざかっていった。
「ぬはーなぜぇぇ~」
瞬が追いかけていった。
観客席で見ていた緋色の心に、新たな炎が宿る。
(颯真...差を埋めるために、僕はもっともっと強くならないと!)
-‐‐
閉会式
大会最終日の閉会式。会場全体が感動と興奮に包まれている。
「今大会、素晴らしい戦いを見せてくれた全ての選手に感謝申し上げます」
司会者の声が会場に響く。
「まず、今大会ベスト4のチームをご紹介します」
緋色の心臓が高鳴る。
「第3位、兵庫県・丹々HFC!」
「そして第3位、岡山県・成磐中学校!」
成磐中の名前が呼ばれると会場から割れんばかりの拍手に包まれる。
「岡山から全国ベスト4!よくやったーーー!!」
遠くから応援に駆けつけてくれた家族らの大きな声に
「よっしゃー!ようやったでー!みんな!」
照が感極まって叫ぶ。
「準優勝、栃木県・加来偉中学校!」
河合瞬がいつもの調子で軽く手を振っている。
「そして、優勝、島根県・出雲帝陵中学校!」
大きな拍手と歓声。颯真たちが挨拶をした。
司会が続ける。
「さらに、今大会で活躍された優秀選手の皆さんには、U15日本代表選考会への参加の機会が与えられます」
会場がざわめく。
緋色の心臓がさらに高鳴る。
「そして!」
司会の声が一段と高くなる。
「来年6月、日本で初開催となる国際大会『U15-JaPT』が開催されることになりました!!!」
「ジャプト...??」「ジャプトって何??」
会場中が新しい大会名に困惑が広がる。
「日本で新しく開催されるこの国際大会の正式名称は 『 U15 Japan Premium Tournament 』。
略して『U15-JaPT』!!!! これからの日本の未来を背負っていく少年たちのための大会で、15歳未満であれば高校1年生の一部選手も参加可能なプレミアムな大会!! まさに、これまでにないハイレベルな国際親善大会になる予定です!」
会場がどよめく。
「今回は特別に、普段のU15代表選考と同時に来年度の『U15-JaPT』に参加する1つ下の年代の選考会も開催いたします。
全国大会で活躍した選手の皆さん、そして各地区から推薦された将来有望な14歳以下の選手が一堂に会する大規模で歴史的な選考会を開催いたします!」
「優秀選手の皆さん、そして選考対象となった選手の皆さんには、後日詳細をお知らせいたします。改めて、全ての選手の皆さん、お疲れさまでした!」
大きな拍手が会場を包む中、緋色の胸に新しい挑戦が広がり熱いものが込み上げてきていた。
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閉会式後
表彰台から降りた瞬間、緋色の視線が颯真と交錯した。
颯真が静か笑い緋色も無言で頷き返す。
(次は...絶対に負けない)
言葉はない。でも、互いの決意は確かに伝わった。
「おぉ~いたいたー緋色く~ん!」
振り向くと、河合瞬が駆け寄ってきた。
「みましたみました~決勝戦?いやー、おもろかったですねー!次は緋色くんのパスもらってぇーしゅばばばば!っと決めてみたいものですな~!!」
「...すごかった!でも今度は負けないよ!」
緋色が真剣な表情で答える。
「おお!いいですねー!じゃあ次もお愉しみということで~!なんなら一緒のチームで戦いたいですねー。さっきの『ジャンポー』とか!緋色くんのパスで僕がバンバン決めたら最高じゃないですかー?」
瞬の屈託のない笑顔に、緋色も少し表情を緩める。
「『U15-JaPT』ね!...それもいいかも…!」
「やったー!じゃあ選考会で会いましょー!」
「え、待って…!僕、選考会に呼ばれるかもわかんないよーー…!」
瞬が手を振ってスキップしながら上機嫌で去っていく。
その様子を見ていた照が近づいてくる。
「緋色、お前...河合と仲良くなっとるがん…なつかれとる…か??」
「照先輩...あの人、不思…議と言うかかなり変わってますね…」
「敵としては超絶厄介じゃが、味方になったら心強そうじゃなー…多分」
二人が苦笑いで緋色の肩を叩いた。
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「緋色くん!」
閉会式を見ていたえみが美咲と一緒に駆け寄ってくる。
「お疲れさま!すっごくかっこよかった!」
「えみちゃん...応援ありがとう」
緋色が照れながら答える。
「ベスト4だよ?全国で4番目だよ?信じられない」
えみの目が輝いている。
「でも、まだまだ上がいることもわかったんだ…。颯真だけじゃなく瞬なんか...僕より強くて上手な選手はたくさんいるってわかった。」
「ふふっ♪そうだね!でも絶対もっと上手になるよ。だって、そんなことじゃひいろくんは諦めないでしょ?」
えみの言葉に、緋色の頬が赤くなる。
「次も頑張ろうね!私も全国で勝てるように頑張るから」
「うん...一緒に頑張ろう」
二人の視線が交錯する。
美咲が隣で微笑んでいる。
(緋色くんとえみ、めっちゃいい感じじゃん!!…私のこと忘れてるけど。)
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岩手からの長旅終わり、そのまま駅での解散。各自が帰宅の路に着いた。
けいの車で帰宅、荷物を置いた緋色。
「あぁ~疲れたー」
するとリビングでは巧真、みっちゃんが待っていてくれた。
「緋色、お帰り!本当にお疲れさま」
巧真が穏やかに迎える。
「お父さん...ただいま!」
「ベスト4、よく頑張ったな。特に準決勝の戦い...あれは見応えがあったよ」
「うん、ほんと楽しかった!でも負けちゃった…。」
「…負けたからこそ、次があるんじゃないか。その経験も大事なお前の一部になる。お前はこれからまだまだ強くなれる」
巧真の目が輝いている。
「緋色~、よーく頑張ったさー!みっちゃんはものすごく感動したよー」
みっちゃんが涙ぐんでいる。
「みんなで”戦う”が最後までできてたわね。ほんと輝いてみえたわ。」
けいが微笑む。
「11人制、U15、そしてジャプト。挑戦はまだまだ続く。怪我無く楽しんでな!」
家族の温かい言葉に、緋色の心が満たされていく。
部屋に戻り、スマホを見ると、未読のメッセージがあった。
‐‐北村凜太郎より‐‐
『緋色、全国ベスト4おめでとう!準決勝を速報で見たよ。河合瞬との戦いすごかったみたいだね。俺も負けてられないなー!次は11人制か、そのまた上のステージで今度は会おう!!次は一緒に戦いたいね』
緋色が画面を見つめ、返信する。
『凜太郎、ありがとう!悔しかったけど、いい経験になったよ。僕ももっと強くならなきゃ!次は一緒に戦いたいね』
送信ボタンを押すと、緋色は目をつむりベッドに横になった。
(全国にはまだまだたくさんの強い選手、チームがいる...まだまだだな…。)
(でも、僕には…えみちゃん…家族が…仲間がいる…。)
(もっともっと強くなって、そして...いつか超えてやる…!)
緋色強い決意を胸に緋色は眠りについていった。
窓の外には、岡山の夜空にきれいな星たちが輝いていた。
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翌日、成磐中では特別な全校朝会が開かれた。
「全国大会ベスト4という歴史的快挙を成し遂げたホッケー部の皆さんを紹介します」
校長先生の声に、体育館全体が興奮に包まれる。
ホッケー部のメンバーが前に出ると、大きな拍手が響く。
「特に、キャプテンとして最後まで戦い抜いた朝比奈 照くん、精神的に支えた浦田 塁斗くん、2年生ながらチームを牽引した相原 緋色くん、1年生ながら大活躍した駿河 焔くん、そして鉄壁の守備を見せた福士 蒼くん…」
名前を呼ばれるたびに、体育館が沸く。
「全国という大舞台で、岡山の代表、成磐中の代表として堂々と戦い抜いた姿は、私たち全員の誇りです」
校長先生が一呼吸置く。
「そして...実はもう一つ、素晴らしいお知らせがあります」
会場がざわめく。
「先日の全国大会で、個人賞が発表されました」
静寂が体育館を支配する。
「全国で18名が優秀選手に選出されました。その中に...」
体育館全体が息を呑む。
「…キャプテンの朝比奈 照くん!2年生の相原 緋色くん!2名が選ばれました!」
体育館が爆発したかのような歓声に包まれる。
「うおおおおお!まじかーーー!俺が優秀選手じゃとーーーー!俺の時代か――――!!?」
照が大きくガッツポーズを取り、岡山弁で叫ぶ。
体育館が大爆笑と拍手に包まれる。
「えぇ...僕も!!?」
緋色が呆然としている。
「おめでとう、緋色!」「照ーー!!すごいぞーー!!!」
周りから祝福の声が飛ぶ。
拍手が鳴り止まない中、緋色はようやく実感が湧いてきた。
(僕が...まさか優秀選手だなんて...!)
えみを見つけた緋色は、笑顔で拍手を送ってくれている姿を見て胸が熱くなる。
「全校生徒の皆さん、改めて、ホッケー部の皆さんに大きな拍手を!」
体育館全体が再び大きな拍手に包まれた。
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放課後の部活動。
「改めて、照くん、緋色くん、優秀選手選出おめでとう」
みち先生が嬉しそうに話す。
「ありがとうございます!」
二人が声を揃える。
「まず、今回の全優秀選手19名を発表します」
みち先生が資料を読み上げる。
「最優秀選手:神門颯真くん(島根・出雲帝陵中)」
― 優秀選手18名 ―
‐‐‐ 最優秀選手 ‐‐‐
神門颯真 (島根・出雲帝陵中・2年MF)
--- 優秀選手 ---
宮儀迅牙 (出雲帝陵中・3年FW)
石峰土紋 (出雲帝陵中・1年DF)
原田勇樹 (出雲帝陵中・3年DF)
河合瞬 (加来偉中・2年FW)
皐月融吾 (加来偉中・3年MF)
百舌鳥楓 (加来偉中・2年DF)
朝比奈照 (成磐中・2年FW)
相原緋色 (成磐中・2年MF)
十河寿希 (丹々HFC・3年MF)
瑞樹於大 (丹々HFC・3年FW)
浦崎廉 (福井A・陽翔院中・3年GK)
篠原翔馬 (岐阜A・日夕館中・3年FW)
持田兼 (富山・富久武中・3年DF)
李吏師 (山形・川米中・3年FW)
湖泉寛太 (滋賀・威吹海中・3年MF)
先田則翔 (宮城・伊舌中・3年DF)
岩倉岳人 (岩手・IWATE HC・2年DF)
橋本亨 (香川・彩浪中・3年MF)
「以上19名です」
「そして、これらの優秀選手には特別な機会が与えられることになっています。」
「まず、U15日本代表選考会への参加権」
「代表選考...!」
緋色の目が輝く。
「さらに、来年春開催の『U15-JaPT』への選考会への参加資格です」
「ジャプトって何ですか?」
1年生が質問する。
「全中の閉会式でも触れてたけど『 U15 Japan Premium Tournament 』の略称ですね。15歳未満なら参加可能で、高校1年生も一部参加する日本初のハイレベルな新たな国際親善大会です」
「新たな国際大会...!!」
緋色の胸が高鳴る。
「そして...実は、もう一つサプライズがあります」
みち先生が一呼吸置く。
「…え?まだなんかあるの?」
部員たちが顔を見合わせる。
「毎年行われている今年度のU15代表選考とは別。今回は特別に来年度の主力となる『U15-JaPT』に参加するであろうU14選抜の選考を同時に行う大規模な選考会が開催されます」
「U14選抜?!」
焔が首を傾げる。
「14歳以下の次世代育成チームです。通常は選考会がないのですが、今回は全国大会で活躍した選手と、各地区から推薦された将来有望な選手が一堂に会する歴史的な選考会になります」
みち先生が資料を見る。
「そして...成磐中からは蒼くん、焔くんもその選考会に招待されました!」
「……えっ!?」「僕が?」「僕も?」
蒼と焔が同時に驚く。
「蒼くんはベスト4チームのGKとして複数の神セーブを見せました。焔くんは1年生ながら全国大会で圧倒的な成長を見せました。二人とも、十分に選考対象です」
「よっしゃーーー!成磐中から4人じゃーーー!」
照が拳を上げる。
「すごい...成磐中から4人も...」
部員たちが興奮する。
「ちなみに、岡山からは他にも...青刃中学校の桐島藍人くんと兵動天音くんも招待されています」
「藍人と天音も!」
緋色が嬉しそうに反応する。
「全国的に見ても、これだけ多くの選手が招待されるのは珍しいことです。岡山のホッケーレベルが確実に上がっている証拠ですね」
みち先生が微笑む。
「選考会は12月です。そこで、U15代表候補と、U14選抜メンバーが選ばれます。そして、そこからさらにジャプトへの参加メンバーが選考されます」
「つまり...照先輩と緋色先輩は優秀選手として、僕と蒼先輩は14歳枠で挑戦できる?」
「その通りです。そして、全員がジャプトへの可能性を持っています」
「岡山トリオどころか、岡山カルテットじゃーーー!」
照が盛り上がり
「先輩たち、頑張ってください!」
山田や中村のなど部員全員が笑顔になる。
「でも、まずは11人制の大会もあります。一歩一歩、着実に成長していきましょう」
「はい!」
部員全員が声を揃える。
---
部活が終わり、夕暮れの帰り道。
緋色は一人で歩きながら、この怒涛の数日間を振り返っていた。
(全国ベスト4...優秀選手...U15選考会...ジャプト。……まるで夢みたいだ)
空を見上げる。
颯真の圧倒的な強さ、河合瞬の予測不能な動き。陽翔院中、西比良中...全国には強い選手がたくさんいる。
(僕は...まだまだいろんなことに頼ってばっかりだ…でも)
えみの笑顔が浮かぶ。
誠先輩 照先輩 塁斗先輩 蒼 焔 みんなの顔が浮かぶ
父 母 みっちゃん 家族の顔が浮かぶ。
凜太郎 藍人 天音 友達の顔が浮かぶ。
(僕には、たくさんの支えがあって一人じゃない。…だから、もっともっと強くなれる)
緋色が拳を握りしめる。
(颯真...瞬…次は必ず、追いつく!そして、いつか超えて見せる!!)
(U15選考会...ジャプト...僕も世界のレベルを見てみたい)
(颯真、瞬...次はもっと強くなって、必ず追いつく)
(そして、いつか超える!)
家路を急ぐ緋色の背中が、夕日に溶けていく。
また新たな物語が、静かに始まろうとしていた。
最後まで読んでくださって、本当にありがとうございます!
これにて、青春と成長に満ちた全国大会編──
一区切りとなりました。
岡山の弱小チームだった成磐中が、仲間と共に全国へ挑み、
数々の激戦を超えて、堂々と【全国ベスト4】へ。
彼らの“成長”がきちんと結果に繋がった経験になったこと、
そして読者としてそれを見守っていただけたこと、
心から感謝しています。
全国には颯真や瞬、まだまだ強すぎて次元が違う存在がいる。
けれど、緋色たちだって、少しずつ近づけている。
照の言葉、蒼や焔の飛躍、
えみ、美咲、家族、ライバルたちとの再会──
あの頃は名前さえ知られていなかった彼らが、
今は“次の代表候補“として名前を残している。
はい、まだまだ終わりません。
ここから始まるのは、選ばれし者だけが進む
「U15日本代表選考会」
そして新たな国際大会、**『U15-JaPT』**という舞台。
緋色たちが“全国のベスト4”から、“日本へ、そして世界へ”挑んでいく道です。
今後の物語は、またフェーズを一段ギアアップして展開していきます。
そして現在、『緋色のスティック』は書籍化を目指し、クラウドファンディングにも挑戦中です。
https://camp-fire.jp/projects/884214/view?utm_campaign=cp_po_share_c_msg_projects_show
「ただの部活じゃなかった」
「戦うことの意味を教えてくれた物語だった」
「こんな青春が、世界だって変えてくれるかもしれない」
そんなふうに感じてくださった方──
よければ一緒に、この物語の続きを“現実”へ連れてきてください。
応援コメント・支援・RT、1つ1つが次の一話を書くエネルギーになります
次は、選考会。
もう“挑戦者”じゃなく、“選ばれる側”の物語です。
緋色にも、君にもまだまだ未来がある。
そして……きっと次回また、会えますように。
本当にありがとうございました!
続きもどうぞよろしくお願いいたします!
――――ぱっち8