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山葵

作者: 白之 絲

山葵の鼻を抜ける香りが好きだ

少し涙が滲むような辛さが好きだ


魚でも

肉でも

野菜でも

米でも

何にでもよく合う山葵が好きだ


今日は久しぶりに山葵を食べた

醤油と一緒に溶け合って

広がる香りと味わいで


やみつきになる味だけれども

たまに飽きる時もある


食べたり 食べなかったり

でもふとした時に食べたくなる あの味

忘れられぬ あの味


山葵が好きになったのはいつだったか

子供の頃はからいと泣いた気がするが

わたしが変わったのだろうか


気づけばハンバーグよりも刺身が好きになって

ケチャップライスよりも白飯が好きになって


これからわたしはどう変わっていくのだろう

変わらない山葵の香りで

いつか今日を思い出すのだろうか

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