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十四 朝のルティン

 おはよーございます。

 新しい朝、昼がやって来ましたね。

 今日も窓から見えるお空の天気は快調、銀色に光つて主張する月のようなものが複数あるように見えますが、気のせいでしょう。


 いやーよく眠れたね。

 熟睡だったわ。

 神島は未だに寝ているのでまぁ起きたとしてなんもやることないんですけども。


 てかおい、神島起きろ。太陽の上がり方的に11時くらいだぞ。

 そう言いながら俺は神島の額に尻尾をペチペチと軽く打ち付ける。


 「うぅん。」

 [さっさと起きろ。]


 神島は少しねんどくさそうに身体を起こしのびをした。

 「んぁ、おはぁようりえる。…って昼じゃん!」

 神島はそう言うと直ぐに立ち、急いで机に畳まれたいつもの私服に着替えた。


 ついでにこの私服は勇者一人一人が自由にオーダーして作られたものだ、なのでこの私服は神島の好きな白色で作られたものとなっている。ちなみに何故か現代風だ。きめ細かい服は異世界の技術じゃできないと思ってた。


 「昨日は散々だったけど、今日も頑張るかな〜。」

 [おう、頑張れ。]


 神島はそう言うと俺を連れて部屋を出た。

 部屋を出たらいつも通り同じような道を辿り広場…もう訓練場と言っておくか。訓練場へ着くと俺をそのままその辺に置いてすぐに訓練場を離れる。


 この一ヶ月間で思ったけど1日のルーティンというものは日本でも異世界でも変わんないんだな。朝起きてなんかしてなんかしてなんかして的な同じことを毎日繰り返す。

 毎日の朝がいつも違う朝だったらいいのに。あ、そういえば月は日によってなんか数が違うんだよな。一個もない時があったり、10個以上あったり。どうしてだろう。


 辺りを見渡すといつも通り他の霊獣達が全員、猪原も既にいるようだ。見張りの兵士さんはいつもどうり1人のみ。

 とりあえず俺はまだ気付いていない猪原へと近づく。


[おはよう。]

[猪原は俺が話すとようやく気付いたようだ。

[あ、リエルさん、おはようございます。]


 相変わらずの敬語、一ヶ月経った今でもずっと変わらない。今後も使い続けるだろう。


[今日もいつも通り見学しているようだが、どんな感じだ?]

[はい、最近はテリジノさんやアルゲンさんの成長が凄いですよ。]



 猪原が見ている方向を見ると、そこにはどう見ても恐竜のようにしか見えない奴らが俺が普通に反応出来ないくらいの速度で戦っていた。戦闘能力は90くらいだ。

 …元々種族値が高いのに、更に強くなってどうするんだか。名前はテリヤキとアルルという片方残念な名前だかな。

 しばらく二人とも無言で見ていた。


 [俺以外段々強くなってるのを見るとなんか悲しくなってくるんだが…]

 [リエルさんも十分強いですよ。]


 俺がそう言うと猪原も本音で言っているように話す。

 俺って強いのか?ついでに、ステータス値は全員に負けてるからな。

 ていうか、昨日敵を倒したんだからレベルが上がってるんじゃないか?

 忘れてたからちょっと見てみるか。


______________________

名前:リエル

種族:リトルマナドラゴン

レベル:3/5

状態:通常


体力:32/32

魔力:17/20

攻撃:20

防御:16

魔法:18

敏捷:18

総合戦闘能力:39


特殊技能

【魔力動作】【観察】


技能

【あばれる】【跳躍1】【回避1】【思考3】

【判断2】【体力1】【防護1】


称号

<召喚されし霊獣>

______________________


 2レベルも上がっている…だと…。

 俺が倒してはいないんだけど、倒さずに2レベル上がるならあそこで一人で倒すことが出来たら絶対5レベになってたじゃん。ダメージ量で経験値が増えるのかは知らんけど。


 しかし、レベルが上がったことによって俺のステータスが上昇したぞ!前のステータスは確か攻撃力が16ぐらいだったからえーっと、1.25倍か!魔力が少し減ってるのはレベルアップの影響かな?

そして1番は最弱を卒業してるな、これはちょっと嬉しいかも。


 …まぁ、後2レベルしか上げられないから結局最終的なステータスの伸びは微妙だろうけどね…。



 [そうかなぁ。]

 [そうですよ。だって、昨日もリエルさんが活躍したじゃないですか!]

 あれは正直運がよかっただけなんだよなぁ。


 [まぁ、まだ自信を持つことは出来ないと思うけど、頑張るよ。]


 俺がそう言うと、猪原は「はぁ…そうですか。」と軽くため息をついた。

 そんな残念がらなくても弱いものは弱いのだよ俺は。


 そんな話をしていると、朝食を終えた神島達がやってきた。

 「今日は朝から外で動くのかぁー、ねんどくせぇー。」

 「また見つからなかったら一体どうするつもりなんだ。神島達も戻るの遅かったし、マジで時間の無駄過ぎるよな。」

 生徒集団の中からそんな声が聞こえてきた。


 朝からまた森に行くのか。早いな。

 早くレベル上がれそうでありがたいけど、あいつにはもう会いたくないな。

 そう言って俺は足下を見る。


 昨日火の玉を掠っただけで痛いとか死にそうと言っていたけど、昨日当てられた所は何事もなかったかのような痛みも感じないし跡も一切ついてない。なんなら、ラーファウルにぶつかった時の痛みも消えている。骨が折れたと思うくらい痛かったのに。


 俺って、もう人間じゃないんだなぁってまた自覚した気がする。もう数十回ほど自覚してるけど。


 「それにしても、全員で行動するのはいいけど、経験値の取り合い起きるんじゃねぇの?」

 「それなー。」


 あ、今日は集団行動だったね。

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