解説(0-5)
0→正確には、アルファベットの一種であるラテン文字の、基本字26字のうちL,Q,Xを除いた23字を、表1・表2で使用。
1→訓令式の第1表から、重複したものを省いた。
2→訓令式の第2表に、さらに日本式・ヘボン式、その他表せる限りの文字を記載した。もっとありそうではあるが……。
例えば、松戸という地名を、matudoとするより、matsudoあるいはMatsudoとすると、雰囲気が出る。雰囲気が出るということは、地名だと分かりやすくなるし、外国の方にも認識されやすいだろうし、読みやすさに直結する。それに表記揺れをある程度許容することで、表現に幅を持たせることができる。
この規則自体、言葉の正確性・統一性よりも、利便性・流動性に寄っているので。そのほうが言語として自然だし、日本語の良さが伝わると思う。あくまで日常使いができるように。
歴史的仮名遣いも、たとえば助詞「を」を、“o“でも“wo”でも使用可能とした。どちらも読みは「お」であり、必ずしも発音そのままを表していない。
3→Koalaと書いてもkoaraと書いてもよい。どちらの場合も読みはコアラ。文章自体が“ローマ字表記の文章”になっているので、日本語読みでOK。
たとえば「大チャンス」をローマ字表記する場合、daityansuやdaichanceでも問題はないが、daiChanceやdai'chanceのほうが分かりやすく読みやすい。逆にdai'Chanceとまでしてしまうと、くどくなってしまう。また、daityanceのように、結合ではなく混合になると、もはや日本語でも英語でもなくなるので、規則9のオリジナル言語に該当し、非公式扱いとなる。
4→全て小文字でOK、としてしまえば、大文字が出たときに「あ、外国語表記だな」と分かりやすくなるし、単にいちいち文の初めを大文字に変換するのは、スマホだと打つ手間が出てしまう。
5→長音を母音の連続で可としたのが、従来の方式との、いちばんの違いかもしれない。これも単に、ooやo-としたほうがスマホで打ちやすいし、促音と長音で法則に統一感を持たせたかった。ちなみに、エイやオウの表記はeeやooより、eiやouのほうが良いと思う。
日本語をグローバルに溶かす(?)が裏テーマです(?)




