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5. ツギの日には毒されて

打ち合うたびに尾の動きが鈍くなる。痺れの効果が効いてるようだ。男は尾を切り落とす。

サソリはうめき、サソリで男を狙う。男はサソリの攻撃をかわし、サソリの脚を三本、切断する。

移動手段を失い、ハサミは届かない。反撃の手段を完全に失ったにもかかわらずサソリは抵抗を諦めない。

男は銃から結晶を抜き、サソリの背中に乗る。

サソリは男の思惑を悟り、暴れて振り落とそうとする。 無駄な抵抗だ。  

青白い光の剣を男はサソリの背中に突き刺す。

サソリは暴れる。それでも深く、深く刺す。

やがてサソリは力尽きてしまう。

奥から警備員達が出てくる。

「スマン。あちこち散らかってて、時間がかかった。」警備員の内一人のオークは言う。

「いや、問題ない。後は頼む。」

「「了解!!」」

男は走る。

「あの…何かお礼を…」

「まだいたのか、逃げろと言ったはずだぞ」

「でも…」

「どけっ アイツはもう一匹いるぞ。」

男は振り払って行く。

「…すいませんでした…」

振り返ると、警備員達が割かれたサソリの体内から何かを引きずり出していた。

「あの…それは…」

近くで見ると体液まみれのリザードマンが出てきた。

「ん?こいつはこのデカブツの正体だ。」

「どういうことですか?」

「おい、一般民はそれ以上首を突っ込むな。」

そう言われ、俺は外に追い出された。

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