20.枝分かれした本
橙色の光の剣を地オーガに向かって地面に刺す。
すると、オーガの地面が隆起し始め、気付いた時には遅く、隆起した岩石がオーガの腹に当たる。
オーガは空中に放り出される。
空中でキュウキはつむじ風を纏って体当たりを繰り返す。
サイセは剣を銃にして先程手に入れた透明な結晶をセットする。銃を数発撃つと青い光弾が数発撃たれる。
だがその青い光弾はよく見るとミサイルの形になっていた。
無数の青い光のミサイルがオーガに攻撃する。
煙に包まれたオーガは落下するが、また体が浮く。
気付くと、キュウキが発生させた竜巻に包まれていた。
浮き沈みを繰り返し、自由に動けない。
サイセは銃を剣にし、引き金を引いてエネルギーをチャージする。
オーガはもがく。
溜まったところで剣を振る。剣から橙色の斬撃が放たれる。
オーガはよけようと抵抗するが、よけることは出来ず、斬撃は体をすり抜ける。
「グアアアアァァァア」
オーガは絶叫をあげながらな爆発した。
地面に落ちたオーガの体から靄のように揺らめく黒いゴーストのようなものが出て、外へ逃げようとする。
サイセはそれを撃ち抜く。黒い靄は消滅した。
「う…ぐ…なんでだ……なんでみんな俺の人生を狂わす?」
それを見たオーガは涙を流して問う。
「さあな。」
サイセは冷たくあしらう。
「俺は仕事としてお前を倒しただけだ。正義なんかのじゃないんだ…。
俺もこの世界がクソなのは同情する。だが、悪魔と契約した時点で俺はお前を敵として倒すまでだ。」
やがてオーガは連行されていった。
「あのサイセさんの目…。」
隼斗は世界について言ってたサイセの目が気になっていた。
世界そのものを憎むと同時になにかに怯えてるような目が…。




