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18.枝分かれした本

二本に枝分かれした二本の角が生えた兜を被り、鱗の甲冑を身にまとう。

オーガはまるでトリケラトプスの鎧を装備したような姿になる。

「あ、俺が見た騎士。」一人のグレムリンが言う。

「潰してやる、全部。」オーガは大鉈を振る。

大鉈からは三日月状の斬撃を放つ。

グレムリン達は蜘蛛の子を散らしたように逃げる。

かろうじて誰も斬撃に当たらなかったが、斬撃を受けた部分が破壊される。それによって鉄骨や鉄棒などが逃げまどうグレムリンに降りそそる。

サイセは銃を数発撃つ。鉄骨などは空中で爆散して、グレムリンはほとんど逃げ切る。

「邪魔するなぁ!」オーガはサイセに言う。

サイセはオーガにも銃を撃つ。

だがオーガはいつの間にか盾を持ち、光弾を受けとめる。 トリケラトプスの頭みたいな盾だ。

サイセは出ようとするが、

「どけっこいつは俺がやる。」さっきゲートで見た

ガードロボに乗ったグレムリンが出る。

「やってやれ。我らグレムリンの偉大さをその

低脳種に教えてやるのだ。」工場長が応援する。

「……あそ。」サイセは銃を置き、あぐらをかいて座る。

ロボは盾を高速回転させながらオーガにアームを振り下ろす。オーガはかわす。叩きつけられた床がへこむ。すかさずロボは高速回転させた盾を飛ばす。回転した盾は円盤のように飛んでいく。

オーガは盾で盾を防ぎ受け流す。受け流されどこかへ飛んでいく盾は回転ノコギリのように触れた物体をスパスパと切断する。

オーガはロボの方を向くが、すでにアームが動いており、オーガは対応できずに吹っ飛ばされる。

オーガは吹っ飛ばされ、木箱の山にぶつかると爆発する。おそらく、木箱にオーガがぶつかったことで爆発性のある物に引火したんだろう。

ロボはブーメランのように戻ってきた盾をキャッチする。

「どうだ、参ったか。うちの訓練された兵が操るロボにお前ら低脳種が敵うはずがない。馬鹿め。」工場長が言う。

「果たして、これで終わりかね?」サイセが呟く。

突如、煙の中から出てきた二本の棒のようなものがロボを貫く。

「なに!?」警備員が驚く。

「誰が馬鹿だって?」煙の中から出てきたのはさっき戦った怪物。トリケラトプスのような獣の姿のオーガは伸ばした枝分かれした二本の角を縮めていく。ロボは壮大なダメージを受け、穴から血のように動力源のオイルを吹き出してる。


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