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15.枝分かれした本

サイセは工場の倉庫を調べていた。

ここには、クレームが来て返品された商品などが集められてる。

(どれも外からは全く異常がないな。)

貸してもらった設計図と返品された商品を照らし合わせながら調べる。


キュウキは工場で働いてる人達から聞き込みをしてる。といってもここはグレムリンしか就くことができない工場なのだが。

「ご協力ありがとうございます。」

(人間関係的な問題は特にないみたい…。)

「あっお嬢ちゃんお嬢ちゃん。」あるグレムリンに手招きされる。

「あんたぁここで変なことおこってないか調べてんでけ?」

「ん…は、はい。」一瞬戸惑ったがすぐに愛想よく対応する。

「うちゃあ…ベテランでぇ7年以上はここで働ってる。だからこれまでにない妙な噂ごとならなんでも知ってるえ。」 独特な口調を気にしてはいけない。

「どんなことですか?」

「そうでんねぇ。たとうば、夜ぁ見回りが角ぉ生えた騎士を見たとかぁ。」

「角?騎士?」メモを取る

「ほかぁキャンディタイムにあ、同志がひとぅい消えてるとかぁ聞くど。」

グレムリンの好物は甘いもの。特に飴玉に目がない。だからここでは休憩がてらに飴を食べる

キャンディタイムという休憩がある。

「それは確かに不思議ですね。」

「きっとそいつぁ同志を襲ったぁや。」

「へぇー」人通りメモをする。

「ご協力ありがとうございます。」

「わかぁもんが頑張ってぇとこ見うとこちも元気が沸くんよぉ。ほな、がんばりい。」


(やっぱりどの商品も内部が荒らされてる。)

工場長から許可をとり、返品された商品を分解するが、どの商品も中の精密機器が荒らされているのだ。

(だが、もしこの犯人がグレムリンならば…)

ヴゥゥエェ… 考えかけた時、獣の鳴き声がする。

気配を感じて振り向くと…

奇妙な怪物が突進してき、すんでで避ける。

避けたことで調べてた機械や机がぐちゃぐちゃになった。

二本に枝分かれした鋭い角が二本。鼻に小さい

角が一本。全人は鱗で覆われ、四足歩行の足には蹄。ヤギサイズのトリケラトプスのような怪物がいた。もちろんサイセはトリケラトプスなど知らない。

怪物が吠える。


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