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転生勇者関係者たち、と同じく転生勇者一行の俺等

作者: 柘 榴

まず初めに

俺には前世があった。しかも中々にシビアな前世があった

歴代魔王の中で随一の魔力を持ち、特殊アビリティ「完全予知」を持ってして生まれた所謂、魔族の王子様だった俺は人類はすべからく消すべしという魔族の教えにうんざりしていた

というかアビリティで何気なくこのままだとどうなるかと確認したら、魔族は負けて奴隷になり下がるという怖い結果が出て、それがトラウマになり俺は極力アビリティを使わないようになった

まぁ、取り敢えずそんな結果が出てきたのだからどうにか回避すべきだと考えて考え抜いた俺は城を抜け出して見分を広げようと旅へ出た

そこで知った様々な事柄は、俺を残酷な運命へと導いた

その辺り色々と省略して結果を言えば。俺は勇者となり神の加護を受けて実の父親である魔王を討伐し、その座について上手いことやって人間と和睦しようとして動くも、まず魔王を討って尚且つ人間と和睦せよというやつの言うことを魔族は聞くことはなかった

というか勝手に人間サイドに攻撃吹っかけたりなんやかんやして全滅と言っても過言ではない状態となった

そしてそんな俺に追い打ちの如く、人間側からは俺を討たんとする人間どもがわんさか出て来て俺は逃げざる終えなくなった

そんな不毛な、ぶっちゃけて言えば自分の甘さ故に招いた最悪な状況にも付き合ってくれた最高の仲間が三人いた

一人は神官、麗しい金色の長髪を靡かせた女性と見間違う程のクール系美人。ただし中身は下ネタ大好き

一人は盗賊、俺とは別の特殊アビリティ持ちの茶髪の遊び人っぽい見た目のイケメン。ただし中身はオカン

一人は騎士、上記で俺を討たんとする連中を結成させたお国の騎士団長さんで爽やかイケメン。ただし中身はむっつり

見た目に反して個性的と言うよりも、同年代でちょっと馬鹿な話をしたりするような仲で、戦友と言うよりも大切な友人たちと言った感じの彼らは俺を逃がすために頑張ってくれた

けどまぁ、そんな努力も虚しくまず初めに盗賊の奴が追いつかれそうだと判断した故にワザと捕まり、それから数週間後に死んだと風の噂で聞いた

次に俺と神官、別々の場所にいたんだが俺が数時間遅れで捕まってそれから数週間後に民衆の前で処刑。因みにそん時神官がどうしてたのか転生した本人に聞いたら

「全くもって気持ちよくない性的拷問を受け続けて衰弱死しましたねぇ?あれですよ、あいつ等男として機能してませんよ、テク的な意味で」

という下ネタ満載で言われた、因みにオカン(盗賊)が

「うっかりお前に同情しようとした俺が馬鹿だった…」

と項垂れた。流石俺たちの下ネタ魔人だ

最後に騎士、こいつは俺の処刑を見ていたらしく非常につらそうな顔をした後に

「まぁ、その後すぐに民衆含めてその場にいた王族もろとも皆殺しにしたけどな」

って暗い笑顔をしていってきたこえーよ

それを聞いていた盗賊が

「けど、こうして集まってるってことはお前も早い段階で死んでんだろ?」

と聞けば、騎士は

「そうそう、その後胸が大き目な他国の勇者ちゃん一行に国を滅ぼした危険な存在として殺された!」

「うらやましい、私ってば汗臭いおっさん共に掘られらんですが?」

「お胸が最後に顔を覆ってくれて俺はある意味死あわせでした…」

「お前らな…」

「なんといううらやま」

と言った感じで暴露大会をしつつ、俺達はこうしてまた出会えたことを祝った(その後うるさすぎて隣に壁ドンされた)



さて、そんな俺達はある日あることに気付いてしまった

というのも、俺たち以外にも転生者が存在するということだ

しかも、俺等以外は別の世界の勇者やら魔王やららしいということだ

凄い偶然に見せかけた必然だ

と言うのも、この学園の校長は美しい、いや美しすぎる女性なのだ

一目でわかったね、あれは女神だわ


そのことを仲間たちに行ったら「知ってた」と簡単に言われた(´・ω・`)

因みに神官は淡々とつまらなそうに

「まぁ、あの方は私達を勇者一行と認めて最後までどうか幸せに生きてほしいと祈ってくれていた神より格は低いですよ。あと胸が大変残念」

「女性はその話には敏感だからやめろ」

「俺はあの尻と脚に目がいってて気づかなかったな…」

「俺、あのぐらいのお胸を育成したい派だから」

「下ネタを控えろあほ共っっ!!」

とコントをして相手方に不信感を抱かせないようにしてみたりした

そんあある日事件は起こった


先程の知らん世界の勇者一行と魔王一行がついに相手の招待に気付き対峙してしまったのだ

しかも、なんかわからんが見た目クール美女に見える神官を奪い取って

これにはさすがの俺も大爆笑

盗賊は頭を痛めたように片手で抑えた後にスキル発動の為の所謂、アクセスやそれを動かすためのスイッチ、またはクリックを行った

「はぁーーーー…ったくよ《それ、貰い受けるぜ》」

因みに俺たちの世界では魔法やスキル、特殊アビリティに自身で設定した言葉を発することでそれを発動させる

因みに今の盗賊が使ったスキルは盗賊職専用のスキルで言葉の数によって成功率が変わるスキルだ。因みにこの言葉の数は個人によって異なる

内容としては実に簡単、取り敢えず何を盗むのだ

んで、今回盗んだものは勿論のこと神官だ

瞬間移動したかのように見えるがそんなこたぁない、スキルはどんな形であれ世界の法則を意図的に自分で操作するものだからそう見えるのだ


\\飽きた//

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