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特務自衛隊  作者: 惣流・キリコ
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プロローグ

新連載始めました。これで前作品が書けるかどうか()

週1投稿で出せれるように頑張りますのでよろしくお願いします。

第1話



2023年

世界情勢は均衡が厳しくなっていた。

石油資源が少なくなると。中国は中東にある石油大国から資源を得ようと中東向けて歩みを進めた。この流れに各国は避難。そして翌年。中国はイランの半分を占領。膨大な軍事力と軍人に次々と攻め続ける。世界の警察アメリカはこの動きを封じるため、ロシアと共同戦線を張る。イエメンからアゼルバイジャンの国境を最重要防衛線として。戦争が起きた。中連オイル戦争が起こる。


日本はこの事態に対し、中国は尖閣諸島沖に眠る海底油田を得るために日本に攻めるかもしれないと踏み、離島防衛に力を入れていた。


地方の多種の部隊が混じり防衛を全体の流れで通し実弾演習を行う離島防衛混成部隊。部隊には…。

主力戦車、装軌装甲車、装輪装甲車、自走りゅう弾砲、MLRS、自走高射機関砲、弾薬補給車、施設科、トラックや航空隊などが所属している。

離島防衛の迅速な要地の奪還から最前線配置の流れを一通り行う。


2024年 6月3日 9:41 富士演習場



「行動開始までの残り時間は。」

「あと1時間19分後、行進開始です。」

「部隊の隊列を一度整えさせ、不備がないかチェックしろ。」

大隊長が指揮車で無線を介して指揮をする。

それと同時に車両が進行訓練の為に車両が一寸の狂い無しに定位置に移動する。まるで芸術だ。

車両内では今後の訓練の動きをチェックしていた。


訓練開始まで1時間前


突如部隊車両の停車位置に濃霧が現れた。視界が奪われる。3m横にいる装甲車が見えないほど濃い。大隊長は再度確認を促す。

「濃霧が出てきた。気をつけて行動しろ。」

こんなにも濃い霧は初めてだと何故か不安な顔をする大隊長。訓練開始時刻まで待機し状況を見極める。


訓練開始まで10分前


「各車最終チェック。完了した車両は報告。」

「戦車隊完了。」

「機動車完了。」

多くの隊がチェックの完了を伝えるが、複数の隊から応答がなかった。

「りゅう弾砲部隊から応答ありません。」

「こちら87式2番機、1番機から応答がありません。」

「何してるんだ。全てのチャンネルオープン。再度確認。」

何度も繰り返し呼びかけるが反応がない。連絡があった隊からも応答が無くなっていく。

「クッ…何故反応が無くなってく…。」

「たいちょ…ザッー、せんg…ガガッ…ノイ…ガヅッ…。」

「無線までも逝かれたか…??何が起こっている!?応答しろ!!」

大隊長が指揮車から頭を出し外を確認する。だが濃霧のせいで視界が悪い。


「おいおい何が起こってるんだこりゃ。」

AH-1Sの操縦者が声をあげる。

「とにかく無線が通じない。おまけに視界もゼロだ。確認しようにも。」

ガンナーも後に続いて喋る。

「視界ゼロ??こんなもん吹き飛ばせば良いんだよ!!」

すると操縦者はエンジンを回し始める。

「まずいですよ!行動開始の命令がまだですよ!」

するとガンナーが忠告する。

「処分がなんだ。ただ視界が悪かったから風起こして晴らしましたって言えば良いんだよ!」

コブラのエンジンがどんどん上がっていく。それに伴い自機の周りの霧が晴れる。

「テイクオフ!」

「あぁ…やっちまった…。」

ガンナーが頭を抱えながらうずまる。コブラが高度を上げる。それと同時に周りの濃霧も風に押されて晴れていく。

「よし、これで確認できる。僚機、味方地上部隊を確認できるか?」

ガンナーに確認する。

「こ…これは…!?」

そこには地上部隊の姿は無かった。走行した後も無い。あれだけの部隊がいたのに。短い時間で消えてしまった。

そして地上部隊のいた地点には、この富士演習場の土ではい草原の草が生えていた。

次回:主人公登場

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