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藤凰院理子と奇妙な学園  作者: 石表
37/39

37 決戦兵器と月鳶宇佐3

「寒いわ。南の海へ行きましょう!」 理子


 芸能人はハワイが好き、とばかりに冬の寒さに音を上げて、藤凰院家の超大型改造リゾート船エンタープライズで、南の海へと出航した学園の女子陣。エンタープライズの人造白浜で海水浴にマリンスポーツに木陰でお昼寝に遊び暮れる彼女らを尻目に太平洋の真ん中で恐ろしい事件が起ころうとしていたのです。



 地球上の7割を占める海洋。その海洋の支配者、アトランティスの神、大海王リヴァイアサンは、海洋にゴミを捨て、排水を垂れ流し、石油を撒いた上に、核廃棄物を投棄した人類に堪忍袋の緒が切れて、強大な津波で全ての大陸を海に沈めようとしていたのでした。この人知れず起こった人類の危機。



数分後、エンタープライズのメインブリッジでは。


「何ですって!?

 突然、太平洋上に現れた津波が学園直撃コースで、

 日本に迫っているですって!?」 理子


「心配するな理子。既に手は打ってある。」 榛名


数十分後、学園沖300km地点にて1列に海上に並ぶ12機のズォゴック。



ククク……、右手で波の形を作りながらポーズを取る榛名。


「津波といえども、波動の性質を持つ。

 つまり逆位相で同じ振幅の波をぶつければ…」


逆向きの波の形を左手で作り、両手を胸の前で合わせて打ち鳴らす榛名。


「……消滅する!!!」 榛名



 その場でタイミングを合わさせて屈伸を始めるズォゴック達。少しずつ波が起き始め、そして津波が到達したとき、

・・・・・・・揃って流されるのでした。


「バカな!? 私の計算が…。

 古瀬! 第2陣間に合うか!?」 無線機に問いかける榛名


「一応、13号、14号を送り出したけどよぉ。

 いくら無人機じゃズォゴックの動きが限られるっていっても、

 家の前にいたやつらを適当に乗せて、大丈夫なのか?」 日本にいる古瀬


「ふっふっふっ。

 ブンガッキーに破れたのは、頭が無いからではなく、オートだったからだ。

 パイロットのスキルを合わせれば、私のズォゴックは…。」 榛名


 その時、津波の前の海中から12機のズォゴックが飛び出し、3回転半捻りを見せて1列に並ぶのでした。その頭には全て13のマークが。



「13号が12機!?

 まさかあれはパイロットのスキル。12機で再び波を起こそうと言うのか。

 細胞分裂のスキルを持つアイツは、………クックパッド!!!」 榛名


「えっと……、金属のロボットって細胞分裂するのかな?」 宇佐


しかし、12機が1機に融合。13号の目前まで迫る津波。


「にょろん!?」 榛名


「ぶわはははははは、ぶわは、ぶわは、

 俺サマは自由、風のように自由、

 ((中略))

 海賊の掟662、津波白刃取り、

 よ~~~そ~~~ろ~~~。」 クックパッド


ばちん。白刃取りで津波を受け止める13号。動きを止める津波。そして徐々に崩壊。


「………津波に白刃はないです。」 明日葉


「奇跡!? いや、やはりパイロットのスキルを、

 ズォゴックが最大限に発揮させているのだ!!!」 榛名



そのころ、13号のやや後ろを進むピンクの船体の超豪華客船クイーン・チェリーブロッサム号。


「まあすごい。今のSFX?

 それにしてもみなさんとの合流に遅れてしまったわ。

 エンタープライズはまだ見えないのかしら?」 咲久羅



再びエンタープライズのメインブリッジ。


「そういえば、14号はどうした?」 榛名


「いや、それがよぉ。海中に入ったまま動かなくなってんだよな。」 古瀬


「まさか、パイロットのスキル!?」 榛名



そのころ海中の14号。


「ブクブクブクブク…。溺れるようぅ…。……ボク、泳げないんだ。」 カッパちゃん

お読み頂きありがとうございます。

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