33 悪魔の契約と織田姫子6
スポーツの秋。学園では毎年恒例のテニス大会が開催されるのでございます。そしてこのテニス大会。他のちょっと違うのは生徒であるお嬢様がたは観戦するだけ。テニスをするのはその執事たちなのでございます。
第一試合:百瀬(王道ぴしっと執事、主人:藤凰院理子)
V.S. 新畑心三郎(名推理刑事執事、主人:霊峰山明日葉)
「ふふふふふっ。
失礼、私の推測に間違いがなければ、私の勝ちです。」 新畑
しかし、百瀬の高速サーブが新畑を圧倒し、百瀬優勢のまま試合が進んでいきます。
「お嬢様への紅茶のサーブでは誰にも負けません。」 百瀬
「ふあぁ~~っ。ちょっとのどが…。」 観覧席の理子
「こちらに紅茶をお持ちしました。」 百瀬
紅茶と茶菓子を乗せたトレイを持って、しゅたっと理子の傍へ現れる百瀬。
ぴぴーっ、ポイント新畑。
「あはははははっ。
失礼、最初に私が言った通りになりましたね。」 新畑
勝者:新畑心三郎☆
第九試合:新畑心三郎
V.S.金壺信悟(異常能力名:”破壊不可”、主人:貧乏)
「ふふふふふっ。
失礼、私の推測に間違いがなければ、私の負けです。」 新畑
「では、これを持って………行って。」 明日葉
「な、なんだそりゃ~~~っス!?」 信悟
無数のあみぐるみを装着した新畑に驚愕する信悟!
ぴょん、ぴょん、ぴょ~~~ん。
「ぎゃぁあ~~~~~!?」 信悟
ちゃっく、ちゃっく、ちゃっく
試合開始と同時に信悟に襲いかかるあみぐるみ達!
ぴぴーっ。着衣が相手コートに落ちたので、ポイント金壺。
「あはははははっ。
失礼、最初に私が言った通りになりましたね。」 新畑
「残念………です。」 明日葉
勝者:金壺信悟☆
第10試合:ジョボビッチ(世界ランキング1位プロテニスプレイヤー風執事、主人:織田姫子)
V.S.古瀬(歴戦の傭兵執事、主人:北東寺榛名)
どご。
「おっと、わりぃ~な~~。」 古瀬
ジョボビッチ圧倒的有利の5-0で迎えた第6ゲーム、至近距離からのスマッシュがジョボビッチの顔にめり込むのでした。古瀬の殺気に怯んだジョボビッチ棄権。
勝者:古瀬☆
「きぃ~~~~っ!愛が足りないわ、あんたなんかポイよ!!
覚えてらっしゃい!!!」 織田
第11試合:片瀬(天才外科医執事、主人:天御堂咲久羅)
V.S.クックパッド(異常能力名:”無限体力”、主人?:南西寺八瑠佳)
全力で異常な動きの攻守を見せるクックパッドに対し、手堅く安定したテニスで少しずつポイントを稼ぐ片瀬。
「君の変態的な動きに100%対応することはできないが、
55%対応できれば私の勝ちだ。」 片瀬
「ぶわはははははは、ぶわは、ぶわは、
俺サマは世界一の大海賊キャプテン・クックパッドさまだ~、
俺サマは自由、風のように自由、何者も俺サマを縛ることはできないぜ~、
何をスカした事言ってやがるンだ、キモイぜ、この(ぴー)野郎、
お前の(ぴー)なんか(ぴー)で(ぴー)の(ぴーーーーーーーーーーーー
-----、自主規制)
よ~~~そ~~~ろ~~~。」 クックパッド
(ここまで息継ぎなしで1秒)
「否、君には自由なんてない、
何故なら君には金がない、仕事もない、財宝なんて縁がない、知識も知恵もない、
家柄も学歴もコネクションもない、果たしたい夢も希望も信念もない、
常識も礼節も誠意も人情も義理も忠義も責任も渇きも
(この後50個くらいないものが続きます)
異常能力を持とうが持つまいが、そんな君と私では人間の格が違うのだ。」 片瀬
(ここまで息継ぎなしで1秒)
「あららら、人格全否定ね。
でも本当のことを知るのはいいことよ☆」 咲久羅
勝者:片瀬☆
決勝戦:古瀬V.S.片瀬
勝者:片瀬☆
「やるじゃねぇか。医者の仕事ほっぽらかして、
テニスばっかりして遊んでたんじゃねぇか?」 古瀬
「手術に必要な体力と集中力を維持するため、外科医はテニスをするものさ。
確かに戦場を生き抜いた君には私の5倍の集中力と体力がある。
しかし兵士である君はテニスをしている最中も、
”どこかから火器で狙われいないか”と注意を 払い、
”もし急にここが戦場に変わった場合”に備えて体力を温存している。
そんな君に私がテニスで負けたりはしない。」 片瀬
今年も盛況だったテニス大会もこれで終わりでございます。
「では、咲久羅さま。勝者に賞品の授与を。」 理子
「はい。
…頑張りましたね、片瀬♪ (ちゅっ☆)」 咲久羅
(おしまい)
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