32 悪魔の契約と織田姫子5
かって笑王を名乗り、学園を混乱に陥れた根本錠九は、学園ジャングルに潜伏していました。彼は再び学園を混乱に陥れることを画策していましたが、計画にはどうしても理事長達がジャマでした。そんなとき、彼の元に1人の女性が現れたのです。
「私は織田姫子。今は彼のお仕事のお手伝いをしているの☆
それはそうと、この笹についた短冊にあなたの願いを書き込みなさい。
必ず叶うわ。 今回は特別に3本あげるわね♪」 姫子
根本は1つ目の短冊に、理子、榛名、咲久羅、八瑠佳が居なくなると書き込みました。
すると、遠く離れた理事長室で。
「あら、このところ忙しくてバカンスの予定を忘れていたわ。
そうだわ、このままプライベートジェットでモルジブまで行きませんこと?」 理子
「さんせ~い☆」 咲久羅
「そうだな。荷物持ちに八瑠佳も連れて行こう。」 榛名
また、根本は強力な武器が欲しいと2つ目の短冊に書き込みました。すると地中より巨大で醜いカバの様な生き物が出てきました。
「これは地獄の魔獣ベヒモスよ。
悪魔の魔法でどんな生き物にも傷を付けられない事になっているの。」 姫子
「なかなかイカすペットだな~おい。これで学園を地獄に引きずり落としてやるぜ。
イッツ・ショータ~イム。ひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃひゃ。」 根本
ベヒモスを連れ、ジャングルを飛び出した根本は、明日葉がいるのに気付きました。
「やい霊王、よくも裏切りやがったな!
ここで口が裂ける程、笑わせてやるぜ。ひゃひゃひゃ。」 根本
「う~ん、どうしようかな。
そうだ。この間パパの倉庫で見つけてきた、
このカードを使ってみましょう。」 明日葉
明日葉がカードを一枚めくると、可愛いグレーのネコちゃんの絵の札でした。
「リアライズ(おいでなさいませ)、トムキャット☆」 明日葉
すると、20m近い銀色の体、細長い首、大小6枚の翼をもち、ゴーゴーと唸る“それ”が現れました。
「ファイヤー♪」 明日葉
戦闘機トムキャットからミサイルが発射され、ベヒモスを直撃。ベヒモスは即死し、瀕死の根本は3つ目の短冊に、たすけてくれと書き込みました。
根本が気付くとそこは学園ジャングルの中でした。怪我もしていません。
「ダーリン♡ 契約完了よ。
これで人間の魂が一つ手に入ったわね。」
携帯に向かってそう話す姫子。
「じゃあ、ごきげんよう~☆」 姫子
姫子が立ち去り、しばらくして根本は一言つぶやくのでした。
「ひょっとして…地獄行き?」 根本
(おしまい)
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