31 悪魔の契約と織田姫子4
その日、11兆7584億9931万4257体に分裂したクックパッドによって、世界は滅びようとしていました。
「…異次元の存在は、クックパッドの特性を利用しているです。
あのクックパッド達の中身は同じ異次元空間につながっていて、
異次元から飛来した霊が操作しているです。
一つを破壊しても霊は異次元空間を通って別のクックパッドに移動し、
細胞分裂するです。
約12兆体で安定しているのは、
異次元霊の数がそれだけだから……です。」 明日葉
「こんなこともあろうかと、藤凰院家の財力と科学技術を結集して建造しておいた、
宇宙要塞“終焉の騎士”
の主砲テラ・フレアで完全同時狙撃、撃破します。」 理子
(「本当のところは、何のために建造したんだろうな。」 小声で古瀬)
「しかし、お嬢様。
スペック上は可能ですが、コンピュータの誤差やタイムラグもあるので、
12兆の目標を完全に同時に狙撃するのは至難の業かと。
もし外せば再チャージに30年かかります。」 百瀬
「だから、私がいるのさ。
5秒後を予知できる私なら、…出来るにょろん!!」 榛名
そして宇宙に上がった榛名が、テラ・フレアの調整を行い狙撃するのでした。
「絶対、当たる!」 榛名
発射された無数のビームは地表のクックパッド目がけて降り注ぎます。ビームに狙撃され崩壊していくクックパッド達。しかし、9%のビームがクックパッドの横を通り過ぎるのでした。
「それでも、当たる!」 榛名
「お願い、当たって☆」 何故か教会で祈りを捧げている咲久羅
くぉおおおぉおおぉぉぉぉぉぉぉぉおおおぉぉぉぉおおん。叫び声をあげる大天使ガブリエル。
クックパッドの横を通過したビームは、ちょっと停まって左右を見渡した後、Uターンしてクックパッドを直撃するのでした。
「全弾命中です!」 百瀬
「……異次元霊が、地球上から完全に消滅したです。」 黒魔術の水晶玉で確認する明日葉
「そんなバカな!まだいた、にゅるん!?」 八瑠佳
学園内でモニターされる1体のクックパッド。
「おりょ?」 外の喧騒に気付かず押し入れで寝ていたオリジナルのクックパッド。
おしまい
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