22 学園七王と白井嬢緒3
理事長室を目指しセントラルタワーを攻め上がる学園七王達。
「こちらフロアー216防衛線!もう持ちません、うわぁ~。プッ!ツー・ツー・ツー。」
無線機から耳を離し、静かに首を振る百瀬。最後の砦は、榛名、八瑠佳、咲久羅、クックパッド、信悟の5人のみ。そして217階理事長室前に姿を現す異様な姿の2人の男。
一人は赤い仮面を被り、赤いタキシードに赤いシルクハットに赤いスカーフ。まるでインチキマジシャンと言わんばかりの格好に、右手には導火線の生えたドクロ印の黒い丸い球。左手には3本のダイナマイトを束ねた上に時計。背中には小型ミサイルという風体。
もう一人は黄色い仮面を付け、ぷっくりしたお腹に奇抜なメイク。とんがり帽子を被った上で、短いナイフでジャグリングしながら大きな玉に乗っている、ピエロと言わんばかりの姿です。
「霊王さん、あの方達は?」 咲久羅
「・・・・・・赤い仮面は爆弾魔・・・爆王。
黄色い仮面は殺人鬼・・・笑王。」 霊王さま
「いくぜ、いくぜ、ドカンといくぜ、ドカ~ンだぜ、うひひひひ。」 爆王
「口が裂けるまで笑わせてやるぜ。ひゃひゃひゃひゃひゃ。」 笑王
八瑠佳の瞳がキラリと光ると、二人とも片膝を付き頭を垂れるのでした。
「「八瑠佳さま。なんなりとお申し付け下さい。」」 爆王 & 笑王
「・・・・・・二人揃って爆笑王、くす。」 霊王さま
「空気が・・・重い?」 榛名
「何だか息苦しいですわ。」 咲久羅
それはその場の全員が感じたことでした。ピリピリとした緊張感。胃を押しつぶされ、心臓を掴まれるような感覚。言い知れぬ恐怖感。
「何か来るッス!」 信悟
どさ。
片膝を付いた姿勢から、突然倒れる爆王と笑王。何が起きたか分からなくても、二人が背中に負ったヒドイ傷が瀕死の重傷であるのは誰の目にも明らかでした。そしてゆらりと現れる白いドレスの女性。腰まである長い金髪。青い瞳。手にはライトセーバー。
「・・・・・・降参した方がいいと思うよ。白い女王には・・・、
白井嬢緒には誰も勝てないから・・・。」 霊王さま
“破壊不可”、“無限生命体”、“精神制圧”、“近未来予知”、“絶対幸運圏”
それでも女王には勝てないのでしょうか!?
ご愁傷さま、爆笑王☆
つづく
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