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藤凰院理子と奇妙な学園  作者: 石表
13/39

13 大天使と天御堂咲久羅1

私は八瑠佳。


榛名さまの影武者として育てられたにも関わらず、


日の当たる世界を目指して、榛名さまに挑戦し、敗れた。


もはや私に居場所なんて無いんだわ。


もう、ここから飛び降りて・・・。(←学園セントラルタワー屋上)




「待つッス!」 信悟


「いやーっ、放してーっ。」 八瑠佳


こんなに強く男の人に腕をつかまれたのは初めてだわ。


私をすごく心配してくれるのね。いえ、これはもう愛だわ。




「そんなところから飛び降りられちゃ、警備員として迷惑ッス。


 とにかく、離れてくれッス。」 信悟


ああっ、これはもう結婚ね。どうしましょう!?(←聞こえてない)




数時間後。


「そうッスか、大変だったッスね。


 でも、苦労してるのは自分だけだと思わないことッス。


 自分も日本に来たばかりの頃は、魔法の力を取り上げられたり、


 日当3000円で土方の仕事をしたり、悪人に騙されて豪邸で逮捕されたり、


 世界を救うために特攻したり、地球外生命体に取り憑かれたりしたッス。


 でも今は、この学園の警備の仕事で月給50万円ッス。


 そのうち、いいこともあるッスよ。


 この牛丼でも食べて元気を出すッス。」 信悟


「ごめんなさい。


 私、初デートが松屋の人とは結婚できないわ!」 八瑠佳


「ちゅ、中学生が何の話ッスか!?」 信悟


この後、信悟くんが未成年者保護法違反の疑いにより、

警備員の仕事を首になったのは、言うまでもありません。(←ちょっぴり不幸体質)






そのころ、祝地球外生命体撃退慰安旅行御一行様の立ち寄ったのラスベガス。


「カードをもう1枚。」 榛名


「21。お嬢さん、ツイていますね。」 ディーラー


「榛名さま、おいくら万円勝ちました?」 理子


「7000万円くらいかな?」 榛名


「近未来予知でブラックジャックはズルだと思います。」 理子


「理子も、ポーカーでウソをついたら死ぬ紅茶とか飲ませてるじゃないか。


 いくら勝った?」 榛名


「たった4000万円ですわ。あら、咲久羅さま。いかがでした?」 理子


「ジャックポットで勝っちゃいました♡」 咲久羅


「おいくら万円?おいくら千円?」 榛名


「30億円くらい☆」 咲久羅(←超幸運体質)

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