第百五話 サンの一日、はじまりはじまり
「さ〜て! 朝だ朝だー!!」
ヒカリ荘の屋根に立ち、両手を高く掲げて叫ぶのは、いつも元気なサン。
彼の一日は――そう、「朝日」とともに始まる。
◆ AM 4:30
「よっしゃー、まずは軽くストレッチ! 東の空チェックよし! 今日も元気に照らしてくぜ!」
空の様子を確認しつつ、朝焼けの色にテンションを合わせるサン。ちなみに天気が悪いとちょっとしょんぼりする。
◆ AM 5:00
「ヒカリ荘全体にモーニングビームいきまーす!」
ヒカルの部屋のカーテンに反射させて、絶妙な眩しさで目覚めをサポート。
◆ AM 6:30
「ルナ、起きてるー? ……あ、まだダメか。満月明けは寝かせとこ」
月の機嫌を見て、朝の挨拶タイミングを調整する気遣い派。
◆ AM 8:00
「ミラ、おはよう! えっ、詩? いやいや、まず朝ごはん食べよ?」
三兄弟との会話で気を抜くと、すぐ詩の世界に引き込まれる。
◆ PM 12:00
「昼だー! 照らしすぎ注意! あっつ!! 自分でも焦げるんだよこれ!」
テンションが昼の太陽並みに上がりすぎて、本人も困る時間帯。
◆ PM 3:00
「この時間帯、実はちょっとヒマなんだよね~。トキオ、なんか面白いことやって!」
午後はトキオとのダラダラ雑談タイム。
◆ PM 6:00
「そろそろオレの出番も終わりかな~。西の空もオレンジでキマってる!」
夕日を演出しながら、エモさ全開で一日を締めにかかる。
◆ PM 7:00
「はい、今日もおつかれっしたー!」
夜担当のルナとバトンタッチし、風呂と晩ごはん、そして就寝へ。
――そしてまた、夜が明けたら。
「よーし! 今日も世界を明るくするぜー!!」
サンのルーティンは、いつだってにぎやかで、まっすぐだった。




